確信=決定
アシュリー視点です
城を出てアリスが言っていた”城門より500メートル東よりに行った路地”に向かうとき、グラーシアは車を使おうといっていたが、そんなものより竜族である己の足のほうが速いため、その申し出を断り、ノアと賑わう街中を全力で駆けていた。目的地は、目測では分りづらいと判断したのか、アリスが妖精魔法”ナビゲーター”を使い導いてくれる。アリスが今使っている魔法は、妖精の種族だけが使える魔法の中で最も初期のものだ。だが、レイミアと共に居たお陰で感化されたのか、他の妖精が使うものと一味違う。他の妖精の魔法は頭の中に指示が出るだけの簡単なものだが、アリスのは魔法がかけられたものには行くべき場所に光の道が見えるのだ。だからこそ、今僕たちは”幻覚魔法で道が隠されていようと”迷うことなく進むことができていた。
僕たちが段々と人が少なくなっていく道をただひたすらと脇目も振らずに走っていると後ろから「ブーーー‼」という激しい音が鳴り響いた。僕とノアはその音すら無視していると後ろからさらに喧しい音が鳴りつ続け、徐々にだが近づいて来た。
「ちょと! 少しは振り向くとかしなさいよ!」
「「時間の無駄」」
「あなた方この国の立地に詳しくないでしょ!? 我武者羅に走ってどうするのよ‼」
どうやら、後ろから響いた音の元凶はグラーシアであったようだ。見たところグラーシアにはアリスの魔法はかかっていないようなので、僕たちが確実にレイミアの下へ近づいていることにも気が付いていない。そんなグラーシアは、魔化学自動車の一種であろうものに跨り僕たちの少し後ろを走っている。見た目は四輪の車とは違い、前と後ろに車輪がついた馬のようにも見えなくもないものに乗っている。車の亜種だろうか? その後ろに部下であろう男二人も同じように機械に跨り付いてきているようだ。
「~~‼ っち! やっぱり竜族はいろいろ身体構造がぶっ飛んでるわね。最新モデルの魔導二輪車でもも追いつくのがやっとなんですもの」
「......君さっきから口調変わってない?」
「レイミア様がいないのにかわい子ぶってどうすんのよ」
「......レイミアにそんな付け焼刃みたいな愛想が通用するとでも?」
「ーー思ってるわけないじゃない」
「......」
「ただ......少しでも、きれいな私を見てほしい......それだけよ」
あぁ、本当にこいつは気に食わない。だってこいつの考えなんてレイミアにはとっくにばれているのに、レイミアはその努力や意志の強さに好感を抱き、好きなようにさせているのだ。本来なら、国外のお偉いさんに女装なんてして接したら反感を食らうだろう。それなのに今回なんのお咎めがなく国の案内係としていられたのはレイミアが態とグラーシアを女性として、丁寧に扱っていたからだ。こんな女装壁男がレイミアの優しさに触れているなんて............
やっぱり、レイミアは里の......いや、部屋の中で大切に愛でるのが一番良い。
視界の先に映る薄汚い男がレイミアの細くて可愛らしい手首をつかんでいるのを見て確信する。
--ハヤクレイミアヲツレモドサナケレバ..........
ふあーーーーー!!!
やっと連日のバイトが終わりましたーーー!!
ここ最近連続で働いてたのであんまり書けていませんでしたが、これからしばらくバイトがないので書き放題ですね! ムフフフフ




