いい人も悪い人も厄介物を持ち込んでくる
レイミア視点に戻ります。
ここら辺は視点が不安定ですみません。
あと、今回は(笑)などの文字が使われています。苦手な方は回避をお願いします。
「......なぁ嬢ちゃん」
「何ですか?」
「この発明はどうすればより良い発明になると思う?」
さっきまでの騒がしい雰囲気を消して男の人が何やら神妙に聞いてきます。もしかして以外と真面目に悩んでいるのでしょうか? 話し方のせいで大分半減してたので冗談半分かと......
「そうですねぇ......」
私は前世の知識をフル活用しようと口を開こうとしたとき、あるものが私の視界に入ります。それは、角の壁から覗く見たことのある金髪に妖精の羽。そう蒼い瞳のショタ妖精こと、竜族の里に居るであろうアリスくんです。彼は私と目を合わせると深く頷き道を戻って行きました。きっと私が話している事に気を使い引き返してくれたのですね。なんて空気の読める妖精さん何でしょう。ですがこんなところで何をしていたのですかね? 謎です。
「嬢ちゃん?」
「あ、いえ、すみません。解決策を考えていました」
「そ、そうか!! そんなに真剣に考えてくれているなら今から俺達の研究室に来てくれや!」
「おお!! そいつぁいい! 嬢ちゃん今すぐ来るといい!! なぁに遠慮は要らねぇ!」
「そうだそうだ! ほれ! 今すぐ行こう!」
「ーーえ」
男の研究者さんたちはいきなり意気投合し始め、私の手をぐっと掴むと研究室とやらに連れていこうとしてくださいますが、ちょっと待ってください。
私 貴 殿 方 と 初 対 面 ! !
名前も知らないひとについていくのは流石に元社会人として不味いと思うのですが。そもそもこの人たちに話しかけたのも喧嘩をし始めたのと、邪魔で通れなかったからで、ここまで話しておいて何ですが、この人たちがいい人であれ悪い人であれ、どちらにせよ確実に面倒事に巻き込まれますよね? 正直城の兄達に置き手紙はしたものの直接的には出掛けることを行ってないので、私はそろそろ帰りたいのですが。さて、困った。
「あの、私はそろそろ帰らなくては行けないのですが」
「なぁに、ちょいとお話しするだけだ。何も怪しいところに行くわけでもねぇ」
「話をしたら直ぐにけぇすよ! ちょっと話して帰るだけだ! 何なら俺らがお家まで送っててやらぁ」
え、そんなことしたらこの人たち私の過保護な兄達にぶっ殺(笑)されちゃいますよね? え、流石に何もしていない人が兄の尋問の餌食に遭うのは可哀想なのですが......
私がそんなことを考えている間にも男の研究者さんたちは、私を研究室に連れていこうとします。何でも、ここの本屋の裏通りにあるとか。
一応ここの本屋も裏路地の隠し本屋的な感じだったのか希少種らしき本がいくつもあったので、もしかしたらこの街の裏はそういったもので溢れているのやもしれませんね。少々気になりはしますが、これ以上帰りが遅くなると、心配しすぎた兄達が発狂(笑)し始めるかも知れませんし、ここはやはり断るのが得策でしょうね。
私が今一度考えを強固な物にして、口を開き断ろうとしたとき。そこに何故か兄とお城の護衛を連れたグラーシアさんと一緒にアリスくんが乱入してきました。
ーーえ......




