館長1
オゼット(研究所の館長)さん視線です
今日は待ちに待った特別な日だ。
なんと、あの電話の生みの親であらせるレイミア様が我が研究所へお越しになるのだ。これは張り切らねばなるまい。
それに、今回は国からのレイミア様のためのある道具を作るように以来も来ておったため、レイミア様がお越しになるまでに最終段階へ持っていき、魔化学具の作成段階を全て終わらせておかなければ...........でないと、この"道具"は話にならないのだから。
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私が朝食所か昨夜からの睡眠を抜かしてまで作業に明け暮れ、やっとのこと最終微調整まで漕ぎ着けた。本当の意味で最後の微調整段階まで来たのだ。
私が張り切って取り組んでいると、研究所の更に奥にある館長室に此処の"副官"であり、今回の魔化学具作成時での私の補佐役であるシラサギが入ってきた。昨夜ぶりに見た彼女は相変わらず無表情で、にこりともしなかった。ここに来てから彼女だって長いのに、此処の古株一同は未だに彼女の笑った顔を見たことはなかった。
「館長」
「何だね? シラサギくん」
「レイミア様がもうすぐ此方に御到着なさるそうです」
「何だって!? まだ最終微調整を終えていないぞ!」
「そうですか。それではわたくしめがレイミア様をお出迎えに参りますので、館長は引き続き微調整をお願い致します」
「くっ......仕方ない......くれぐれも、くれぐれも! レイミア様の御前で粗相の無いようにな!!」
「承知いたしました」
彼女はそういうと、にこりともせずに部屋を出ていってしまった。彼女は笑うと言うことを知っているのだろうか? 相変わらずの無表情な彼女の出ていった扉をぼんやりと見詰めて、レイミア様の前でそんな仏頂面をして不快な思いをさせないか不安になったが、視界に入った掛け時計の針の位置をみると、私はそんな思考を巡らせている暇が無いことに気がつくと、急いで作業に戻っていった。
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それから暫く作業に没頭して、ようやく完成したと満足げに私が頷いていると、部屋をノックする音が聞こえた。その音の正体は、レイミア様の到着を知らせに来たシラサギだった。
「館長。レイミア様御一行が御到着なされました」
「なに!? 本当か! 此方も調度作業が終わったところだったのだ」
「そうですか......レイミア様を何時まで待たせる気なのですか。作業が終わったのならば早く参りましょう」
「んむ。わかっておる」
私とシラサギは館長室を出て、急いでレイミア様が現在時間繋ぎのために見学していると言う研究室へ向かった。しかし、研究室に入ると、とても驚くべき光景が広がって居たのだ。
なんと、小さな少女と言うにはまだ幼き女児であるこの度の御客。レイミア様が、此処の研究者以外に極秘物を見えなくするために作られた机の上に置かれた書類を読み、近くにある白紙にすらすらと改善点を書いておるではないか!!
私はその光景を見て、様々な意味で起こった感激に震える身を押さえ込んだ。しかし、意図せず口からはその言葉は感激と言う感情に流され吐き出された。
「す、素晴らしい! 素晴らしいですぞレイミア様!! 我々にはこのような素晴らしい案は思い浮かびませんですぞ!」
レイミア様は私の声を聴く前に、私が近くまで来ていたことに気が付いていたのか、動揺することなく私の目を見つめ返してきた。
館長よ、レイミアは放心しているだけで物凄く動揺しているよ......
それから申し訳ありませんが、8日と十日はお休みします。ゲームのシナリオを書くことになりましたので、2日だけお休みを取らせていただきますを、申し訳ございません




