禁忌の呪文part2
すみません、投稿が上手くできていませんでした。
私は城に強制的に帰国させられると、王座の前に連れていかれた。
王座の間に着くと私から見て左に王である御父様が、左側では王妃であるお母さまが座っていた。何故か二人の表情は固いように見えた。
「......お前も一応私の娘。カレンよ、何か弁解があるなら聞いてやろう。」
御父様はとても低い声でゆっくりと口を開くとそう言った。弁解? いったい何の事を言っているのか良くわからないわ? だって私はなにも悪いことはしていないもの。
「私は悪いことは何もしていないわ。だってレイミア様は私が扉を叩いたり、声を掛けても返事が返ってこなかったのよ? レイミア様が私の声に反応しないなんてあり得ないわ。だから私は倒れてたりしたら大変だと思って扉を 「もうよい!! 」 ......え?......」
「もうよい、もう喋るな......」
「ーー御父様?......」
御父様は疲れた顔をしながら私の声を遮ると、深い深い溜め息を吐いた。隣に座っているお母様も何故だか難しい顔をしている。何故かしら?
「カレン、先ほど竜族族長のルイ殿から手紙が届いた。そこに今回の事が事細かに書かれてあった。まさかとは思ったが、ゲインからの手紙も入ってあった。お前はこれがどういうことかわかるのか?」
「!!......」
「国際問題に発展するところだったのだぞ!? 国際問題に発展すればハース王国が大国としても竜族との戦争はまず負け戦だ!! 今回はレイミア様のご寛大な心遣いにより、然るべき対処とカレン、お前のレジェント地方への立ち入りを禁ずるというものですんだがな」
「!?なっ! っはぁ? 私がレジェント地方を立ち入りできない!? 御冗談はよしてください!! 何故私がそのようなことをされなくては成らないのですか!!」
「当たり前の処置だ!! お前はここまで言われて自分のしでかしたことがわからないバカ娘なのか!! いいか!? お前のしたことは一国の皇女に不敬を働くのと同じことだぞ!?」
「だから、私が何時不敬を働いたと......」
「まだわからんのか!? ~~っ!」もうよい!」
「......御父様?」
「お前には婚約話がある。お前が学業を終えたらある国の貴族に嫁いで貰う」
「ぇ......」
御父様が言ったことが頭で上手く処理されなかった。どうしても理解できなかった。だって......だって、その台詞を私は知っている。それは、レイミア様ルートのハッピーエンドとは別のグッドエンドでカレン・マルレーンが、実父てある王に言われる台詞だ。......ということは、コノ オハナシハ レイミアサマルートニ ススンデイル?......
「だからお前には 「いや!!」 ーーカレン?......」
無意識のうちに私は大声で叫んでいた。
「いやよ!? そんなの認めないわ!!」
「何をわからないことを言っている。これはお前への罰でも......」
「そんなことをどうでもいいわ!? あの偽善で塗り固められた女なんかに、レイミア様を渡してなるものですか!!」
「ーーっな、何を言って......」
「ふ、ふふふ、そう、そうよ! あの女なんかよりよっぽど私の方がよっぽどお似合いだわ! 私の方が、綺麗で、可愛くて、教養だってある立派なレディだわ」
「え、衛兵! カレンを今すぐ部屋へ連れていきなさい!!」
「はっ!」
「宰相、悪いが腕利きの精神外科を城に手配してくれ!......あれは、ちと心が病んでいるのやもしれない。」
「お任せください。」
*******************
私はあの後約9年間軟禁されていた。私に会いに来るのは御父様と、グレースというお医者様だけだった。グレースは、お爺さんというより、ダンディーなおじさまって感じの方だった。何を専門にして医者をやっているのか、聞いても毎回上手くはぐらかされて教えてくれない。でも、この人はよく私の体調等をよく聞くので、私の予想では内科のお医者様だと思うの。もしかしたら外科の方かもしれないけれどね。
でも、ちょっと不思議なの。グレースさんと話していると、知らない間に沢山の事を話してしまっているの。不思議ね? でも、グレースさんとお話ししていると、なんだか心が軽くなる気がするときがあるの。沢山話せてスッキリしたのかしら?
そんな生活が続居ていたけれど、軟禁生活9年目、その生活に、別れを告げた。それは、なにを思ったのか突然に訪れた御父様から発せられた一言だった。
「カレンよ、そろそろ外へ出てみるか?」
グレースさんは腕の良い精神外科。
お話はカウンセリングですね。




