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竜族族長の娘  作者: 五月雨 アルト
34/114

非現実

 間違えて同じ章を投稿してしまっていた様です。


 実に申し訳ございませんでした。報告してくださり、ありがとうございました。





 1週間という短いはずの時間がこんなに長く感じたのは生まれて初めてかもしれません。レイミアと居るときは、永遠にも近いと言われる竜族の寿命が早々に尽きてしまうのではと思うくらい、二人っきりの時間があっという間に過ぎて行くのに......どうせ速まるなら、今こそ早まって欲しいものです。




 というのも、この3日間、全くというほど悩みの種が尽きないせいです。悩みの種とは現在竜族に滞在中のゲイン皇子とカレン皇女なのですが、今現在我が家で問題視されているのは専らカレン様の方ですね。最初は男であるゲイン様の方を警戒していたのですが、レイミアと会ってカレン様の方が問題だと即座に判断し直しました。ーーこう言うのも何ですが。カレン様のレイミアを見る目は以上です。同性愛者ですら、あのような泥々と濁り、絡み付く様な異様な瞳はしないはずです。(断言はできませんが......)それにあの瞳には何か執着めいた物を感じます。




 ーーあれは、危険だ。あの瞳は私からレイミアを奪おうとする者と同じ色だ。レイミアは竜族で女児。彼女はこれだけの理由で必然的に誘拐などにあってしまう。竜族の子供というだけでその確率は他の種族より圧倒的に高いのに、レイミアはそれを凌駕する危険度の高さだ。里から出たらまず真っ先に狙われるでしょう。......いや、正直里ないでも危ない。





 レイミアは気がついていないけれど、周りの目は常にレイミアに向いている。その美しさに、賢さに、力に、皆惹き付けられるかのように彼女に近付こうとしている。何時血迷うものが出てくるかと常に警戒している状態です。まだ里内では実行したものは降りませんでしたが計画を立てているものを捕まえた事はあります。その者と今のカレン様は同じ目をしています。常に見張らなくては........





 .........勿論、ゲイン皇子の方も警戒はしていますよ? ですが、彼の瞳は愛欲よりも崇拝のそれです。カレン様程の危機感はそれほど覚えていません。実際彼はカレン様の態度に強い嫌悪を感じているようです。彼がカレン様を潰しにかかるにはそう時間は掛からないでしょうね。





 食事の後、アシュリー兄様と父上、そしてゲイン皇子が、カレン様に気付かれない様にレイミアを部屋から出すために話し合いと言うなの言葉の応戦をしています。前回は扉が閉まりっぱなしになっていたせいで出れなったようですが、今回は開いたままなので一人でこっそりと出ていくことができたようです。その後を私もこっそりと付けて無事部屋まで帰れるか見守ります。






 無事に部屋まで着くと行ったところで唐突にハプニングが発生しました。歩く災害、カレン様が何故かレイミアの部屋の方向から出現したのです! 何時もならスナイパーが居るので人を避けるのは簡単なのですが、今日に限ってはスナイパーを連れていなかったのでわかり得ませんでした。不覚です......






 ーーしかし、何故彼女が家の間取に詳しいのでしょうか......? カレン様が通ったことのある道は今現在通っている道には繋がっておりません。通ったことの無いのに、なぜ、彼女は知っている? なぜ、彼女は父達に止められて居たのに、レイミアよりも早く部屋の方から来ている?










 ーーいや、今考えてわかることではない。後で彼女を見掛けたか、使用人達に聞くことにしましょう。取り敢えず今はレイミアをあの性悪女から助けなければ.........




















 私は知らない。




    彼女が生まれる前の記憶を持っていて。




 尚且つ、竜族の秘密を知っていて




        レイミアを男と思っているなんて。











 そんな情報を今の私に知る術はなかった............



 レオン様......それってストーカー......


 え、護衛?......あ...はい......

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