面接官、あれ???
え?皇太子様?面接官のおっちゃんじゃない??
びっくりした顔をみて、クスっと笑った皇太子様は
「座って、そこ」とソファを勧めてきた。
「失礼いたし、ます・・」と恐る恐る座る私。
流石の私もこれは緊張するな。
「君さ、ずっともやもやした表情していたよね?」
ドキッ。
「そ、そんなことは・・・!」冷や汗どころか脇汗まで出てきた気がする。
「何か言いたいことないの?ここだけの話にしてあげるから」
「そ、それはどういう・・・」
「何を言っても不敬罪に問わないってこと。今だって、俺と君しかいないでしょ、この部屋」
いつの間にか人払いされていたようだ。
確かに二人っきりだった。えええええー。どうなんそれ。
「ふ、二人っきりはまずいのではないでしょうか・・・」
「貴族同士とかだとまずいかもね。でも俺、ほら、皇太子だし?」
確かに・・。
「で、何が言いたいのさ?」
ぐ、ぐいぐいくるな、皇太子め・・・。
「本当に不敬罪に問いませんか?」
「問わない、この国の最高神に誓おう」
「・・・でしたら。」
・・・
・・・・
「あの、あなたは何者なのですか?」
・・・・
「は?!」
「その・・・、お目にかかる度に印象が違ったのです。私の眼には別人くらい違ってみえてしまって・・、今までそんな人に出会ったこともありませんし、それで、その・・」
・・・
・・・・
「なるほど・・・」
・・・沈黙が怖い。やっぱり前言撤回、不敬罪とする!なんてことないよね?ないよね?
もしそうだったら末代まで呪ってやるからな!あと、家族には手を出さないでーーーー!
「印象が違って気持ち悪いとか思ったわけ?」
え、なにこの、間違えたら即アウトみたいなカイジみたいな展開は!
「いえ、そうではなく、ただただ、不思議だったのでございます」
伸るか反るかー!
「なるほど・・・」
また沈黙。もう勘弁してほしい。
「うん、君ならいいんじゃないかな。 おおおーい!聞こえただろ、ばれたよ」
え?は?何が?
ぽかんとしていると、壁だったはずの場所がすっと開いて、
同じ顔があと4人出てきたのだった。
気絶しなかった私を誉めてあげたい。
お読みくださりありがとうございます!
明日の7時からまた投稿いたします。




