第57話 勇者神帝のほこらを目指す
オオミヤ城で預言者ミツフタと出会った、俺とユミコ。
ミツフタから、騎神のいななきと言うアイテムをもらった。
これは、神帝のほこらに入るのに、必要なアイテムらしい。
だがミツフタは、神帝のほこらには行くなと言う。
うーん、どうすればいーんだ?
ムサシの街と城塞都市チチブに行くか、神帝のほこらに行くか。
俺はふたつの選択肢に悩む。
ムサシとチチブは、ここから西周り。
カワゴエの村から南の橋を越えた、さらに向こう。
以前俺が、がいこつの魔物と戦った、さらにその先だ。
神帝のほこらは、ここから東周り。
サカドの街の南にありらしい。
つまり、逆方向。
どっちに行くべきか、決めなければならない。
「とりあえず、神帝のほこらに行ってみますか。」
「そうね、私も気になってたのよ。
もし手遅れになってたら、魔王の島には渡れなくなるから。」
俺とユミコの意見は一致した。
預言者ミツフタは、行くなと警告してた。
危険だけど、どんな様子なのかは、確認したい。
ミツフタも、現状どうなのか、言ってくれればいいのに。
「トラベル!」
早速ユミコの転移呪文で、サカドの街に転移する。
ちなみに、俺が使えるのは、帰還呪文。
オオミヤ城に戻る事しか出来ないが、ユミコの転移呪文は行った事のある場所に行ける。
と言っても、俺と一緒に行った所しか行けない。
オオミヤ城、イワツキ、サカドだけで、カワゴエには行けない。
ユミコが過去に旅したであろう場所にも、行く事は出来ない。
「あ、ちょっと待って。魔法の鍵を補充してくる。」
俺はサカドの街の、魔法の鍵屋に寄ってくる。
オオミヤ城で魔法の鍵を使ったため、その補充をしておきたい。
補充をとっとと済ませ、俺とユミコは南を目指す。
途中、オオカミの魔物やがいこつの魔物と遭遇する。
そして、新種の魔物にも遭遇してしまう。
なんか、ツチノコに翼をくっつけて、宙に浮かべた感じの魔物だ。
こいつはなんと、火を吹いた。
強さ的に言えば、がいこつの魔物より、若干強かった。
だけど、今の俺に倒せない敵ではなかった。
一撃では倒せないので、ダメージは受けるが。
そして俺とユミコは、神帝のほこらがあると言う、島へと続く橋の前まで来る。
この先に、神帝のほこらがある。
そして橋を渡ると言う事は、この先の魔物は強い事を意味している。
俺は意を決して橋を渡るが、新種の魔物に出会ってしまった。
がいこつの魔物が、剣を持った魔物だ。
剣装備してる分、素手のがいこつの魔物より、数段強かった。
一応、二撃で倒せたが、受けるダメージはツチノコの魔物のソレよりも、はるかに高い。
「なるほど、確かに今のレベルでは、お勧め出来ないわね。」
ユミコは、預言者ミツフタの言った言葉の意味を、理解する。
まあ、この解釈は間違ってたのだが、今の俺たちには分からなかった。




