なぜかまた学校へ行くの巻
「ではまたな。とは言っても私は学校の臨時教員をしているから毎日会う事になるがな。あと偽装認識魔法は明日にも切れるだろうか気を付けるのだぞ。」
「お疲れさまでした!」
あっさりと攻略できたし、宿でも探すかな。
それにしても、lvが100までのせいで、ボスを除けば全ダンジョン簡単に攻略できるんじゃないか…。9階のドラゴンも前のダンジョンにいたし。
折角のダンジョンというシステムがいい加減な神様のせいで……まあいいや。とりあえず宿を探すか。
「おう!宿屋ならあっちにあるぜ!」
「あれ? アレックスさんじゃないですか。ミズーリにいたんじゃないんですか?」
「おう…ちょっと昔の知り合いが殺されてな…。犯人を捜してるんだ。この町にそいつの家があるから戻ってくるのを待ってるんだよ。」
「なんですかその物騒な話は…。相手はどんな奴なんですか?」
「元勇者ソウゴだ…おそらくな。」
「え? 誰が殺されたんですか」
「おう……詳しくは言えないんだ。すまんな。念の為にステータスカード見せて貰ってもいいか?」
「そ、そうですか。はいどうぞ。」
カスンズ・マコト
属性:無属性 闇属性
所持金 金貨130枚 銀貨7枚 銅貨52枚
『ミズーリダンジョン』 最下層攻略99階
「ん? お前カスンズって名前が……それに戦闘力じゃなくてレベル表記になってるじゃないか。それに属性が増えてる……。」
「あ~実は僕、異世界から来たんですよ。世界の異変の余波で最近ステータスカード変わってしまったんです。それより、宿屋何処にあるか知りませんか?」
教授にそう答えるように言われていたのでスラスラと答える。
「おう! あっちにあるぜ。宿屋で町の地図買うといいぜ。じゃあな!」と言うアレックスと別れた。
――アレックスが筋肉馬鹿で良かった。他の人にはステータスカード見せてないからこれで安心かな。
<翌日>
さて、と。朝食を食べたら学校へ急ぐか。
「おばちゃん!街の地図と新聞頂戴!」
「マイド!!銅貨30枚ダヨ!」
~新聞内容~
――元勇者ソウゴ、依然として行方不明。討伐隊を結成へ――
元勇者ソウゴが中々見つからないため、討伐隊が編成されるみたいだ。
その中には元勇者ハジメも含まれるという内容だった。
朝食を食べて宿からでる。地図を片手に学校まで行く途中、数多くの飲食店が嫌でも目に付く。
…いい匂いがする店があるな。朝食食べたばかりだけど、まだ少しだけ食べれるな。『焼き鳥屋卍』か。寄っていこう。
「いらっしゃい!バジリスクの焼き鳥だよ~。アズキ(脾臓)カン(ハツ元)ペタ(お尻と背中をつないでる皮)と希少な部位も取り揃えてるよ~」
――さすが食料ドロップダンジョンだな。品ぞろえが豊富だ。
「とりあえず1本ずつください。」
「マイド!銅貨15枚ダヨ!」
ペタから食べてみるか…うまっ!
まるで鳥の皮に脂がのってフワフワしてた食感……。アズキもコリコリして臭みのないレバーみたいで……
「おっちゃん!酒くれ!」
「マイド!銅貨3枚ダヨ!」
酒が……酒が止まらないよ!!!
<翌日>
昨日の記憶が曖昧だ。食べた後に酒を飲んで……ポケットにレシートがある。お金を使いすぎてしまったようだ。
よ、よし。学校行くか。
~ワズール学校~
「おう! 入学するなら入学金と初月の授業料で30銀貨だぜ!」
「あれ? アレックスさん敵討ちはいいんですか」
「おう…代わりに部下に見張らせてる。何かあれば連絡がくるようにしてるぜ!」
「そうなんですか。30銀貨です。これでいいですか?」
「おう! 一番上のクラスに編入させてやるぜ!今日からでいいか?」
「はい。今日からよろしくお願いします。」
アレックスに案内されGⅠと書かれたクラスの前に立つ。アレックスが扉を開けると中には30人程の生徒がいた。
「おう! 今日から新しく入学するマコトだ。仲良くしてやってくれよな。自己紹介宜しく!」
「マコトです。Lv100です。よろしくお願いします。」
「おう! 一同拍手!! マコトの席は一番左後ろな!」
パラパラと拍手が聞こえる。そしてアレックスは去っていった。
隣の女性は155cm程のスラっとした体形、青髪のロングヘアーをポニーテールで纏めている。切れ長の二重に整った顔、美人である。胸は絶壁だが。
―――学校来てよかった。
「あの、マコトって言います。今日から宜しくお願いします」
「あ…私はクレア……。宜しく。」
「もしよかったら、午後のダンジョン実習で同じパーティーを組んでもらえませんか?」
「え…一緒に組んでる子に……聞いてみます………」
ちょっと無口な子なのかな? それにしても一緒に組んでる子か……子→女の子。
はい、ハーレムパーティー頂きました! もし断られたらアレックスと教授に頼み込んででも同じパーティーになってるぜ!!
「他の子って教室にいるんですか? どの子なんでしょうか?」
「あそこにいる……ハワードさんとグリコさんって人……。」
ハワード? はて…。何処かで聞いたような…。
クレアが指した方をみると、『何処かでみたような180cmくらいのソフトマッチョな金髪イケメン』と『何処かでみたようなサラサラしたピンク色のロングヘア―、ちょっとぽっちゃりした体形だが綺麗な肌をしており、手のネイルも鮮やかな女の子(?)』がいた。ゴリッゴリの汚いおかまのグリコさんじゃないですか。
――フゥ~、どうやらここの作者は死にたいらしいな。
~~しかしあいつらはデキてる。実質クレアという子と2人っきりではないか~~
おや? いま何か聞こえたような…。まあいいか、実質2人きりのようなもんだし!
よし、青春の始まりだぜ。
お昼の授業は元勇者ソウゴの特徴についてだった。――どうでもいい内容だ。
そして待ちに待った午後。デートだ。いや、ダンジョン実習の時間がやってきた。
ハワードはオシャレなローブを着ただけの素手。グリコ(♂)は銀色の鎧に大きな斧を担いでいる。クレアさんは真っ赤な鎧にロングソード――女騎士のような装備だ。萌える。
爽やかに皆に挨拶をするか。
「久しぶりだねハワード君。今日から宜しくね!」
「ひっ。」
「あら~久しぶりじゃないマコト君。相変わらず可愛い顔してるじゃな~い。」
「3人は…知り合いなの……?」
「そうですね。2人の仲を取り持ったのが、何を隠そうこの僕なんですよ」
「それだけは感謝してますよ。」
「そうなの~。マコト君は恋のキューピットなのよ~」
「ダンジョン…9階でいい……?」
9階はボス部屋以外はワイバーンしかいない。ワズールダンジョンは、出てくる敵の数が少なく、『まるで人間を鍛えるために作られたダンジョン』と呼ばれているらしい。
5分程探索するとようやく1匹と出会える程らしい。
「勿論ですよ。さっそく9階まで行きましょう。そういえば皆さんレベル100なんですか?」
「勿論よ~。ここのダンジョンは鍛えるのが丁度良いって人気なのよ~。」
9階へと直行すると運が良いのか悪いのか、すぐにワイバーン1匹と遭遇した。オーラを纏い戦闘準備に入る。グリコが先行してワイバーンへ突進する。
「いくわよ~」
ドコッ!!!
ワイバーンのクビを一撃で切り落とす。――嘘だろ? レベル90相当が一撃?
「すごっ……なんで一撃で倒せんの??」
「グリコさんすごいだろ。この世界でも10本指に入る実力者なんだぜ。ユニークスキルの『急所付き』で相手の敏感な所を狙ってつけるんだぜ!」
ヘヘッと鼻の下を指でなぞるハワード。――なんだよ敏感な所って。弱点じゃないのかよ……ハワードがホモになったのもそのスキルのせいだな。うん。間違いない。
「グリコ…強すぎ……」
「そういえば皆は忍者メダル持ってるの? 『聖女の試練』に必要なやつ」
「私は10回挑戦してEXスキル獲得済みよ~。あの忍者ただものじゃないわね~。」
「無理だな。あれは規格外だ。だが残り9回挑戦するつもりだ。」
「絶対勝てない……痛いの無理…………。」
「ふ~ん。貰いにいく約束してるから一緒に行こうよ。」
「「「え?昨日きたばかりじゃ……」」」
「きっと2人の分もくれると思うから言ってみようよ」
ボス部屋のドラゴンをオーラを飛ばして一撃で仕留めると再び10階へ
「これはこれはマコトさんじゃないですか! 忍者メダルどうぞ!!」
「あと2枚くれないかな?」
「ダメですよ。規則なんで。『だるまさんが転んだ』クリアしてもらわないと……」
「お願いしますよ。この映像あげるからさ……」
『『ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッ!!!!!! )』』
「特別ですよ……」
無事に忍者メダルを3枚ゲット―――NEW!!
4人PTだと誰が喋ってるのかわかるように書くのは無理だなと思ってしまいました。




