表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

第一章2話 『謎の男』

うさぎ「」




両親(死体)




うさぎ「」




 うさぎは目の前で起きてる状況に呆然と立ち尽くしていた。月日の明かりで見えた知らない男、血まみれの両親、これらのことを何一切考えられないほど頭の中が真っ白になり全ての思考が停止し只々呆然と立ち尽くしていた。

 そして次の瞬間――




?「おい」




うさぎ「!!」




 まるで電流が流れたような衝撃が体中に巡りうさぎは正気を取り戻した。

 うさぎは恐れながらもゆっくりと男の方を見た。




?「野村うさぎだな」




うさぎ「!え・・あいや・・あの・・」




 男からの質問にうさぎはあからさまに動揺したようにあたふたとした、ただ本人なのかという簡単な質問にも答えられないほど頭が混乱し動揺を隠せなかった。




?「いや、やっぱり答えなくていい」




うさぎ「!!」




?「喋らず大人しくしていろ」




 男はゆっくりとうさぎのもとへ歩き出したーーーーー次の瞬間





 うさぎは走った。




?「!」




 うさぎは逃げた、全力で走った。




 うさぎ「はぁはぁはぁ!」タタタ




 家を飛び出し全力で走り続けた。




うさぎ「(なにあの人!誰!?お父さんとお母さん血まみれだったけど殺されたの!?あの人に!?なんで!?どうして!?私も殺されるの!?嫌だ!!!!嫌だ嫌だイヤだ嫌だいやだいやだ嫌だイヤだいやだいやだ!!)」タタタ




 逃げないと!




うさぎ「(警察に!早く警察にーーー



 

 突然あの男が現れた、音もなく突然うさぎの目の前へと現れた。

 うさぎは全力疾走していた足を止め急ブレーキをかけた。




?「逃げるな」




うさぎ「こ、来ないで!」




 うさぎは震える声で叫んだ。




うさぎ「来ないで・・・ください」




男「・・・落ち着け、別に危害を加える気はない」




うさぎ「!・・・じゃ、じゃあなんで・・・お父さんとお母さんを殺したの!?」




男「」




うさぎ「貴方が殺したんですか?それとも・・・わ、私の見間違いだったの?お父さんとお母さんは死んでないの?」




男「」




うさぎ「どうしてなにも答えてくれないんですか・・・?」




男「」




 男は沈黙したままでうさぎの質問に答えなかった。

 



うさぎ「(い、今のうちに警察に・・・)」




 うさぎはゆっくりと後ろに歩き男から距離を取ろうとした。

 だが次の瞬間ーー




男「おい」

うさぎ「!!」




 ーーーえ?なんでこんなに近いの?



 ーーーあんなに離れてたのになんで私の目の前にいるの?




 うさぎが質問している時は十数メートルも距離があったが、気付けばうさぎと男との距離は数センチしかなかった。




うさぎ「ああぁ・・・」




 恐怖がうさぎの感情を支配した、目の前に立っている男に殺されるのではないかと頭の中がいっぱいになっていた。逃げるのが不可能と思ったうさぎは助けを呼ぼうと口を開いたーーー次の瞬間




うさぎ「もごっ!!」




男「喋るな」




 男によってうさぎの口は塞がれた。男は目にもとまらぬ速さでうさぎの首を打ち、うさぎは気を失った。気を失い倒れそうになったうさぎを男は地面に落ちる前に受け止めた。




男「・・・ごめんな」




 男は小さき呟き、うさぎを連れその場を後にした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ