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第八話「もう一つの記憶」


「なあ、姫」

「イブでいいです。何でしょう?」

「何か俺さ。もう一つの記憶というか別の記憶というか薄らとそういう記憶があるんだが」「ええ」「で、その記憶というのが見たくないものでさ」「分かりますよ」「え?」

 

 イブの分かりますよという発言に俺は衝撃を受けた。


「まずこちらの私達けんたの話を向こうの私達ようこうが書いていて」「うん」「そのアダムの言うもう一つの記憶の話は、向こうのアダムが間違って書いてしまったものなんですね」「間違って書いた?」「はい」


 それはつまり……。

「ただ、誤解しないで下さいね。向こうのアダムは悪気があって貴方のもう一つの記憶を書いていたわけではないのです。その時は向こうのアダムも何も知らなかったわけですから」「ふむ」


 向こうの俺達の事情は正直言って分からんが、悪気がないなら特に気にすることもないし許せるかな。とりあえず俺の中のもう一つの記憶についての真相は分かったところで、

「イブ、今日もよろしくな!」「ええ、こちらこそ!」

 今日も一日頑張るぞ!!

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