↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最期に伝えたいこと  作者: うい


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
23/23

23話

「んー!」


大きく伸びをする。いつもよりもずっと早い時間に起きたから、やっぱり眠たいや。


時は流れ、今日は待ちに待った(?)修学旅行!


隆樹の謝罪のあとからはなんとなく、リーダーがいなくなったからかいじめっ子たちにこれまでのような勢いは、ない。私も全く相手にしなくなったから、関わることも少なくなっていた。


その分、大川と関わる機会は増す一方で。今日も、なんとなく楽しみだ。


朝早いから?いつもと荷物が違うから?きっと違う。


修学旅行も行かないつもりだったのに、こんなことになるなんて。きっと少し前までの私にとっては、想像もつかにような状況になっている。


「夕菜!おはよう!!」


「あ、大川。おはよう。テンション高いね」


ドキリ、とした。何だこれ。なんか胸の奥がムズムズする?というか……変な感じ。体調悪いわけじゃないんだけどな。


少し前から、大川と居るとこんな感じになることがある。なんで?


「そりゃそうじゃない!?小学校の修学旅行は人生に一度きりだよ?楽しまなきゃ損でしょ!」


その修学旅行をサボろうとしてた私としては何も言えないが、まあ……思い出として、楽しむのも悪くない。


「大川はさ、好きな人いないの?」


「……え?」


「修学旅行って、告白とか……するんじゃないの?」


「なんか常識が若干ずれてる気がしなくもないけど、まあそうだね。結構告白する人もいるっぽいよ」


「ほへぇ」


「で、なんで俺に好きな人が居るのかっていう話になんの!?」


「なんとなく?」


「あぁ……」


大川にも好きな人いたら、告白とかするのかな。……なんか、いやだなぁ。


「夕菜?」


「っえ!?はい!なに、どうしたの?」


「居るよ。好きな人」


「そう、なんだ……」


もやもやする。そっか……そうだよね!


「そうなんだ!じゃあ、いつまでも私と居るわけにはいかないね……!」


「え、夕菜?」


「大川の好きな人に誤解されたら困るもんね!応援してるから!」


「違っ……!夕菜!俺の好きな人は」


聞きたくない


「あ、ほら!先生呼んでるよ!早く行こ!」


「っ、あ、うん……」


聞きたくなかった。大川が離れていっちゃう?他の人のところに……私、また一人になるの?


私、すごく自己中だ。大川の恋、応援したいのに……渡したくない。


私、最低だ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。