表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

20/78

デート②

お前それで黙って引き下がったのか?このヘタレめ!」


「これでも頑張ったんだよ…」


たけしが頭を下に下げて、目に涙を潤ませる。

偉そうなことを言ってるが、俺も女子にそんなに男らしくはできない。ましてデートに誘うなど不可能に近い。そういった意味でたけしは俺の数段上をいってるのだ。ここは協力をしてやろう。


「わかった協力する。一つ貸しだからな!」


「ありがとう涼介!心の友よ!」


たけしが泣きながら抱きついてくる。ただ俺もデートなんて初めてだ。きちんとサポート出来るかどうか


デート当日の朝、俺は出来るだけおしゃれな服を選んでいた。ただ全く服が決まらない。やはり腕に鎖をじゃらじゃらつけておいたほうがいのか、前世の俺はパンツですら母親に買ってもらっていた。こういうところのスキルも磨いていかないと…。


「それ最高にださいよ」

突然後ろから声がして、俺は驚いて思わず飛び上がった。


「天使、急に出てくるな。驚いたろ!」


「驚かせたのはごめんだけど、腕に鎖巻いて、変なペンダントつけて、黒ずくめって中2病全開で吐きそうなぐらいださすぎ。思わず忠告したくなったの」


「やっぱりださいのか…ラノベの主人公を参考にしたんだが…」


「とりあえず小学生の男子の服なんてあんまりめかしこんでも身長も低いし似合わないんだがら普通が一番良いのよ。とりあえず鎖とペンダントは外しなさい!」


天使のアドバイスをもとに普通のTシャツとズボンというシンプルな格好になった。今度ファッション雑誌でも買ってみようかなと思う。

「いけない忘れてた。大事なことを忠告しにきたんだった。」


天使は深刻そうな顔をして、少し声のトーンを落としていった。


「今から出かけるみたいだけど、君にとって最も会いたくもあって、最も会いたくないやつと会うことになるから覚悟しといたほうがいいよ」


「どういうことだよ。もうちょっと具体的にだなぁ」


「君をいじめてた相手。栗原くんだっけ?会うことになるよ」


【作者からのお願い】




「面白かった!」「続きが気になる!」といった方は、


広告の下にある☆☆☆☆☆からの評価や、ブクマへの登録をお願いいたします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ