格下相手に油断してはいけない
ニヤリ(いきなり増えたブクマと評価ににやける蚊取り閃光の図)
よくよく考えると気持ち悪いな…
あっ評価とかブクマしてくれた人ありがとうがございます!モチベにします。
「というわけでレインの刑を執行したいと思いまーす。」
理不尽に有罪と決められた俺に対してルークが楽しそうに言う。でも刑って何をするんだ?
「刑といっても何をするんですか?」
同じことを思ったらしい神音が尋ねる。
「特にこれといってできるわけでもないからね、旅団の誰かと戦って切り刻まれてもらおうかなーと。ついでにレインの戦闘力も見られるし一石二鳥だよね。」
「怖っ!?」
ルークの言い方に思わず反応する。
「レインが勝ったら許してあげるよ。」
「マジか。」
「そこまで怒ってるわけじゃないからね。ただただ楽しそうだと思ってやっただけだよ。」
ルークから語られる有罪になった理由。なるほどこうやって冤罪が生まれるのか…。とはいえ勝ったら許してくれるようだ、やる気が出てきたぞ。
「というわけでだれか戦いたい人ー?」
ルークが黄金平原のみんなへと問いかける。とりあえず魔法職の人だけはやめてほしいところだ。
「拙者が!拙者がやるでござるよ!」
手を上げたのはござさんだ。
「それじゃあさっそくPVPするために外に出ようか。」
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黄金平原のメンバー全員が外に出て俺とござさんは向かい合って立つ。ござさんが何かを操作するように手を動かし、俺の前にメッセージが現れる。
『プレイヤーござるからPVP申請が届きました。受諾しますか?』
もちろん『はい』を押す。
「ルールは『一撃決着』でいいでござるか?」
「問題なーし。」
PVPにはルールが三つ用意されている。一つ目はさっき言った『一撃決着』、これは先にまともに一撃を当てたほうが勝ちというルールだ。二つ目は『急所決着』、これは一撃決着の判定が急所だけとなるものだ。要するに先に急所を攻撃した方の勝ちだ。そして三つ目は『完全決着』、これは先に相手の体力を削りきった方の勝ちというルールだ。
『完全決着』ならレベルを上げている分向こうのほうが有利になる、あえて『一撃決着』を選んでくれるあたりござさんは優しいな。
「ふっふっふ、レイン殿の回避ビルドは拙者の攻撃し続けられるスタミナビルドとは相性が悪いでござるからな。容赦なく倒させてもらうでござるよ。」
ござさんの言葉を聞いて観戦しているメンバーが反応する。
「始めたばかりの奴にマウント取ろうとするのか…」
「汚いな、さすが忍者きたない。」
「失望しました。フレンドやめます。」
「お主らはどっちの味方でござるか!?」
そんなことをしている間にカウントダウンが始まる。残り3秒…
「ござさん、ござさん。」
俺はござさんへと呼びかける。残り2秒…
「何でござるか?手加減ならしないでござるよ。」
残り1秒…
「いやいやそんなこと頼まないよ。」
カウントが0になった瞬間、ござさんが動き出し距離を詰めてくる。そこに向けて俺は声を放つ。
「一体いつから俺が回避盾ビルドだと錯覚していた?」
そう言いながらござさんが放ってきた一撃目を攻撃しパリイを成功させる。
「ファッ!?」
そのままござさんの逆手に持った双短刀による連撃を弾き続ける。
「なんかすごい勢いでスタミナが減っていくのでござるが!?」
ゴブリンナイトと戦っていた時は連撃が課題だったが、今は久しぶりに仲間と会ったことでテンションが上がってるのかすべて弾けている。
「このままではまずいでござる…!」
余裕で勝てると思っていいたのであろうござさんが焦り始める。そしてスタミナを回復させるためか後ろに飛び退き、追撃させないために手裏剣を投げてくる。
後ろに飛び退くことを予想していた俺は前へと、ござさんと同じタイミングで飛び込み、飛んでくる手裏剣は身のこなしで躱すか短刀でガードする。パリイは全て成功していたので手裏剣を多少ガードするぐらいならスタミナに問題はない。
「ちょ、待っ…!」
ござさんが何か言おうとしてるが無視してスキル『致命の一撃』を発動させる。先に一撃入れればいいのでわざわざスキルを使う意味はないのだが、どうせ勝つなら急所に攻撃スキルを決めて完全勝利しようと思う。
「俺の勝ちだぜ、ござさん。」
スキルを発動したことで短刀は青く光り、体が何かに操られるように動き出す。俺の突きはプレイヤー共通の急所である心臓の部分へ向かって近づいていく。ござさんが苦し紛れに攻撃してくるが、その攻撃よりも俺の突きのほうが速い。
俺の突きがござさんの急所を貫きPVPが終了する。そして俺の前に現れる『YOU WIN』の文字。完全勝利だ。
「マウント取ろうとしてた相手に惨敗するとかwww」
「今どんな気持ち?ねぇ、どんな気持ち?」
「これがかませ犬ですか…」
「いっそ殺せでござるー!」
ござさんが力 is パワー、ミラ、ホムラの三人に囲まれて煽られてる。哀れなり。
「さすがなのじゃ。」
「これまたとんでもないものをやらかすな、お前さんは。」
「まあ、レイン君ですから」
無事勝利した俺にのじゃさん、ガル爺、神音が話しかけてくる。あとその納得のされ方は何か釈然としない。
「さすがの僕でもパリイビルドは予想外だったよ。」
ルークが少し遅れて話しかけてくる。
「もともと回避盾は火力不足が問題だったしな。VRになるついでに変えてみたんだよ。」
「あえて難しいことをする辺り、やっぱりレインは難易度ジャンキーだにゃ。」
「なんか面白いゲームないかなーって適当に選んだゲームが死にゲーだったときは末期だと思ったね。」
「えぇ…」
事実を話しただけなのにやばいやつを見るような目で見られる。俺が何をしたっていうんだ。
「何はともあれ、お帰りレイン。」
「ただいま。っていうか誰のせいだよ…」
「それはほら、あれだよ。気にしたら負けさ。」
俺の苦情が適当に流される。懐かしい感じだ。ああそうか、俺は帰ってきたんだな…
そんなことを考えながらも視界の端に映る忍者とそれをあおる3人。うーん、えげつない。
この後も黄金平原のみんなと盛り上がり、あっという間に夜は更けていった。
あらすじもうちょっと変えたほうがいいかな?ほかの方の作品とか見てると結構書いてるし…
うーんでもなぁ、これ以上書くこともないような…?
あっ、少しでも面白いと思っていただけたら感想とかもらえると蚊取り閃光が五体投地しながら感謝します。




