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第8章

 【死因(しいん)】


 非常に正直な医者がいた。


 あるとき、患者の死亡証明書を書く段になって、彼は死因の欄(らん)に、自分の名前を書き込んだのである。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 【五人分(ごにんぶん)】


 ある日、警官がシカゴのギャングのボスを訪(たず)ねた。


 そして、ある警官が死んだので、埋葬費(まいそうひ)として5ドルを寄付してもらいたいと言った。


 「おお、いいよ。」


 ボスが言った。


 「ここに25ドルある。おまわりを五人、埋(う)めちまいな。」


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 【災厄(さいやく)の町】


 よそ者のドライバーが、小さな町で交通事故を起こした。


 彼は逮捕され、拘留(こうりゅう)された。


 「しかし、おまわりさん。」


 彼は抗議した。


 「私は、ちゃんと法規(ほうき)どおりに走っていたんだ。スピードも出していなかった。そこへ若いのが暴走してきて、ぶつかったんだぜ。それでも、私に責任があるっていうのかね? どうして、私が悪いってことになるんだ??」


 「どうしてだというのかね・・・?」


 警官が答えた。


 「それはだな、この若いのの親父(おやじ)は町長なんだ。兄貴(あにき)は警察の署長で俺のボスだし、それに、こやつの姉と俺とは、もうすぐ結婚することになってる、というわけだ。」

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