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第26章

 【犬のほうがいい】


 公園で男の子が、二匹の犬を指さし、何をしているのかと父親にたずねた。


 「子犬を作っているのさ。」と、父親は答えた。


 その夜、男の子は、両親が『愛の儀式ぎしき』を行っている最中さいちゅうに、寝室に入ってきた。


 「何をしてるの・・・?」とかれて、父親は答えた。


 「お前のかわいい弟を作っているのさ。」


 「だったら、パパ・・・」と、男の子は言った。


 「ママを後ろ向きにしてよ。ぼく、子犬のほうがいいんだ。」


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 【おかしい】


 酔っ払いが、大きい通りで男を呼びとめていた。


 「すみません。この通りの反対側は、どこでしょうか?」


 「何だって!? もちろん、あっちさ。」と、男が指さした。


 「そりゃおかしいや!」


 酔っ払いが叫んだ。


 「さっきあっちでそういたら、こっちだって言われたんですぜ。」

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