スリハモ22 平和の巫女(ミコ・オブ・ハーモニー)
【ReLoop】
構想:戦争の代わりに“信用”で回す新世界秩序
概要
「ReLoop」とは、資源(特に食糧や水)を信用スコア制で貸し出す循環システム。国家や共同体が不足した際、武力で奪う代わりに、相互信用のもと資源を一時的に「借用」できる仕組み。
仕組み
「共有庫」設立
ピースプリズムを中心に、宇宙連合・中立星・豊かな星々が共同出資して「資源共有庫」を設置。
作物・水・エネルギーなど基礎資源が備蓄され、必要な国に貸し出す。
「信用スコア(Trust Loop)」の導入
各国は、過去の協力・返済実績・環境貢献などから「信用スコア」を持つ。
スコアが高い国は緊急時により多く・迅速に支援を受けられる。
他国への援助・災害対応などでもスコアが上がる。
「循環協定」
協定国は、貸与された資源を返済計画に基づき段階的に返還。
返済が困難な場合は技術協力・人的支援・環境再生プロジェクトへの参加で代替可能。
メリット
武力行使の抑制:奪うより借りた方が得。
安心感の創出:飢えたときに助けがあるという“信頼”が抑止力になる。
共存意識の醸成:奪い合いから「与え合い」へ。
ピースプリズムの役割:平和と共助の象徴として、文化的影響力を行使。
【ツムギの一言が火種になる「女の子政権論」展開】
ツムギの発言(首脳会議の中で)
ツムギ「しゅのうさんたちがみんな女の子だったら、もっとちゃんと話し合ってくれる気がするのに……男の人ってすぐ怒るし、すぐ戦おうとするでしょ?」
会場に一瞬静寂が走り、一部の首脳が笑い飛ばそうとするが、別の女性首脳が真顔で頷く。
女性首脳「実際、軍事より教育や医療に力を入れてきた国の多くは、女性指導者が率いていたわ」
この発言が提案に発展:
おじさん&ピースプリズム提案:
「性別で一括りにするつもりはないけれど、ツムギの言うように、“力で支配する”リーダーシップではなく、“支え合う”リーダーシップが世界に必要なんじゃないか?」
各国の次期代表や会議代表に、一定数の女性または“平和志向の人物”を必ず含む「バランスリーダー条項」みたいなものが議題に。
「ピースプリズムやトリニティハーモニーがいない間も、各国の“平和の象徴”として歌と調和をつなぐ存在が必要だ。」
この一言をきっかけに新制度の案が取り上げられる
新制度案:
《平和の巫女》制度
内容要旨
各国・各星から1名、歌や舞、表現に秀でた少女を「巫女」として任命
任期制(例:1年~2年)で、ローテーション・交替あり
巫女たちは歌を通じて、各地の文化・生活・価値観を伝え合い、共感を育てる
ピースプリズムや各ユニットの楽曲も公式にライセンス使用可能(教育・公演目的)
ツムギたちの反応
ツムギ「つまりツムギたちの歌が、遠くの国でもずっと届くんだねー!やったーっ!」
カイリ「任命された子たちが、戦うことじゃなく伝えることを選べるよう、私たちがその背中を見せていく必要があるね」
ハルネ(微笑しながら)「絵を描くのも、歌うのも、全部“誰かと繋がる”ってことだもんね」
制度創設を記念して書かれた曲「ヒカリのうた」
この手が届かない日でも この声は風になる
国も星も越えてゆけ 争いを照らす灯
泣いた君にそっと伝えて 笑える朝が来るって
そうだよ 遠くても 一緒に未来を歌ってる
【休戦協定は「停戦協定」へと──】
かつて争っていた国家間で、正式に「停戦協定」が締結された。
そのきっかけとなったのは、平和の巫女たちによる活動と、ピースプリズムをはじめとするユニットたちの歌だった。
各国の巫女たちは、それぞれの文化、言葉、旋律を織り交ぜて、祝賀会で平和の訪れを祝った。
その様子は宇宙全体へと中継され、多くの人々の胸を打った。
ピースプリズムのバックアップ
即席で準備された祝賀会ではあったが、ピースプリズムのメンバーたちは、巫女たち一人ひとりに寄り添い、衣装のコーディネート、ステージ演出、歌唱・振り付けのアドバイスまで全力でサポート。
その中でもひときわ輝きを放っていた3人の巫女がいた。
選ばれし3人の少女たち
① レイナ(Reina)
所属星:アストリア共和国
穏やかで包容力ある歌声。聴いた者の心を癒すヒーリング系ボーカル。
ピアノの演奏も得意で、作曲の素質も見出されている。
ユリ「彼女の声は“痛み”を受け止めて、癒してくれるわ……ピースプリズムに必要な存在よ」
② コルナ(Corna)
所属星:ザヴァラ連邦
伝統舞踊と戦場の伝令を担っていた巫女。
その表現力の高さと情熱的なステージングは観客を圧倒する。
ミカ「ダンスの中に歴史が宿ってる……まるで命が燃えてるみたい」
③ リッカ(Rikka)
所属星:エンノア自治星団
声が出ないという障害を持ちながらも、独自の手話と表情・身体の動きで観客と心を通わせるパフォーマンスを披露。
周囲の少女たちと連携して“歌わない歌”を表現した。
ツムギ「歌ってなくても伝わったよ、ツムギ、リッカちゃんの気持ち、全部伝わったよー!」
ピースプリズム拡大案、提出される
祝賀会終了後、宇宙連合と各国代表、およびピースプリズムマネジメントにより、次の案が提出された。
「この3名を正式にピースプリズムの第2章を担う新世代メンバーとして迎え入れてはどうだろうか?」
メンバーたちも賛成し、3人はピースプリズムの“姉妹分”として、しばらくの研修期間を経た後、正式加入が決まる。
【宇宙ステーション・サヴァリウムでゆるっとお出かけ回】
戦争も祝賀会も一区切り。
トリニティハーモニーの3人は、新たにピースプリズムに加わる予定の3人と親睦を深めるため、
宇宙最大の中継都市・サヴァリウムで“ゆるっと観光”をすることに。
待ち合わせ場所:高層展望デッキ
サヤカ(しっかり者・ツッコミ担当)
「ミナ、レイナはまだ?」
ミナ(ふわふわマイペース)
「さっき階段で猫を見つけたって……あっ、あっちから来た~」
レイナは展望デッキのガラス越しに、空を舞うスカイフラワー(浮遊植物)を眺めていた。
レイナ(穏やか癒し系)
「……この景色、歌にしたいなぁ」
ショッピングストリート:個性発揮の場!
6人で街に繰り出す。
コルナの爆買いモード!
コルナ(情熱系・ファッション命)
「うわっ見てリコ先輩!この銀糸の戦舞装束、踊りやすそう~!」
リコ(クール系・冷静判断)
「いや、それほぼ下着だぞ。戦場に出る前提やめなさい」
リッカとミナの静かな交流
話さないリッカに対し、言葉少ななミナが手話を真似して会話を試みる。
ミナ「(手話)……好き、リッカちゃんのダンス」
リッカ(瞳をうるませて笑顔でうなずく)
サヤカがその光景を見てほっこりしてると――
コルナ「サヤカ先輩これどう!?一緒に双子コーデしよ!」
サヤカ「何でレオタードでおそろい前提なんだよ!!」
おやつタイム:性格見えてくる
宇宙茶屋でひと休み。名物“カラフルわたあめ”をシェア。
リコ:端でぼーっとしてるが、実はみんなが写る写真をこっそり撮って保存している
サヤカ:気づいて「盗撮か!?」とツッコむ
ミナ:全味ミックスの超巨大わたあめを一人でモクモク
レイナ:紙ナプキンに歌詞を書いている
コルナ:勝手に即席ファッションショーを開始
リッカ:あまり甘い物は得意じゃなく、こっそりサヤカにパス(その後、サヤカがリコに押しつける)
帰り道:ちょっとだけホンネ
夜。ライトアップされた歩道を歩きながら――
レイナ「…私、うまくやっていけるかな」
コルナ「大丈夫!あたしたち、あたしたちで“らしく”なろう!」
リッカ(皆の手を取って、そっと握る)
リコ「ピースプリズムってのはな、そういう“らしさ”の集まりだからな」
サヤカ「……らしさが強すぎるとこうなるけどな」(→ミナを見る)
ミナ「わたあめおかわり……」
6人の笑い声が、夜のステーションに響いた。
続く




