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メモリア<神隠しの世界を航る僕と呪われた小説>  作者: zER0
第1章 黒き塔のロストパラレル
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L. P. 1 冒険家 時村航琉

ある秋の朝、郵便受けには1つの封筒が入っていた。

「これが今回の舞台への鍵か!」

僕は時村航琉(ときむらわたる)、僕は警察からちょっぴり特殊な仕事を引き受けているゲーマーだ。

「今回の神隠しの根源世界は…小説の世界か!しかも魔法が普及した世界が題材かー今回は楽しい冒険になりそうだ。」

僕が引き受けている仕事は、最近になって発生数が急激に増加した謎の失踪事件「神隠し」の世界を調査する事だ。僕は、なぜか神隠しの元となった根源世界と名付けられた空間に行くことが出来る力を持っている。僕はそれを「メモリア」と呼んでいる。その根源世界を調べ、まとめ、まだまだ詳しく分かっていない「神隠し」の謎を紐解くための情報を提供してその分お金をもらう事を国と契約しているんだ。

「それじゃ早速根源世界に入るかー 記憶の星々よその輝き紡いで記憶の果てへの道を照らし出せ!発動せよ、メモリア!!」

大層凄い術のような口上を言ったがあれはただの雰囲気作りだ。

そんな事はさておき、事前に聞いた情報によると、舞台となった小説の主人公の職場は探偵で、丁度街中で事務所の従業員募集の張り紙が有ったので、弟子入りという形で潜入してこの世界の情報を集める事にしよう。

ピンポーン 

「すみませーん、街に有った張り紙を見たんですけどー」

「はーい、今開けまーす」

ドアが開くと銀髪で可愛い翠の目をした女性が出迎えてくれた。その奥で茶髪でトレンチコートを羽織った男が金髪の青年とコーヒーを飲みながらチェスを指していた。

何処か暖かく、実家のような平和な空間だった。

「では、今から面接を初めてさせて頂くエア•クローバーです!そして、こちらの茶髪の方がここ、探偵事務所オブシディアン所長のジャックさんです。」

「エアが紹介してくれたが一応名乗っておくぜ、ここの所長のジャック•ホーソンだ、よろしくな!」

「それでは貴女のお名前を聞かせてくれますか?」

「ちょっとー?エアちゃん、僕の紹介は?ちょっとー無視はよくないよー?」

「一応アーサーさんの所属はここじゃないので、私が紹介する必要は無いかと…」

「ちょっとジャックくん?エアちゃんってあんなに冷たい子だっけ?」

「エアは昔の記憶が無いから、ちょっと遅めの思春期じゃないのか?」

2人が奥でヒソヒソと話している姿を見てちょっと緊張が解れた気がした。

「えーっと、僕の名前は時村航琉って言います。」

ジャックさんが驚いた顔をしてこちらを見て来た。

「穣ちゃん日本人か?実な俺の師匠で前所長の人も日本人なんだよ」

「そうだったんですか!」

「これは楽しくなりそうだ!よし、採用」

「嘘でしょ?!ジャックくん、いくらなんでも早すぎじゃない?エアちゃんもそう思うよね?」

「ジャックさんが採用するって言うのでしたら私も問題ありません!」

「あ、ダメだこれ」

金髪の男が呆れた顔でチェックメイトを宣言した。

「僕はアーサー、アーサー•グレイ。アーサーお兄ちゃんって読んでくれても良いんだよ?」

「気にしなくて良いですからねー」

今まではどの根元世界に入っても意志疎通の出来ない人達で、大変だったけど、今回は楽しくなりそうな予感がする。

でも、鏡に写った僕はちょっといつもより楽しそうに見えた。

どうも作者です。

今回は過去の作品を知らなくても楽しめるをコンセプトに作る予定です。

航琉はいったいこの世界で何を見るのでしょうか。


コラム「ジャック•ホーソン編」

職業:探偵

年齢:23歳

能力〔魔力崩壊の雨〕

   読み(スペル•オブ•ディストラクション)

   魔力で弓と矢を生成する能力、この矢には対象

   にかけられた魔法の効果を強制的に解除させる

   事が出来る。また、弓で発射せずに、矢を付き

   刺す事でも効果を発動出来る。

   〔レッドエンジンⅩⅱ〕

   読み(レッドエンジントュエルブ)

   自身の速度を12段階まで上げることが出来る身

   体強化型の魔法。ただし段階が上がるごとに体

   にかかる負荷が重くなる。

   アーサーの〔盤面の支配者〕の恩恵下だと12段

   階の制限を外す事が可能である。

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