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泣いて泣いて泣いて。泣いたふりすらして。自分はこんなにも不幸なのだと思わせるかのように涙を流す。

本当は不幸な時間など今まで一度もなくて、ただ不幸のふりをして哀しむ自分に愉悦を感じていただけなのかもしれないと、時間が十二分に流れた今、過去を振替えって考える。

去って行ったのは貴方の方なら、去らせてしまった私は泣くしかないと、弱者で被害者のような顔をして、貴方のことを考えなかった。


やっと気付けた。

だからね、今は不幸そうな顔が嫌なの。俯きがちな顔を上げて。


「あ、虹」


幸福なんて案外簡単に見つかるものだね。

2014/02/14


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