表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
7/9

採卵

 採卵日が決まったのは、月経開始後2週間が経過した、4回目の受診の時だった。診察後、看護師から採卵の具体的な説明を受け、同意書を受け取った。

 私の通院している病院では、初回の採卵は5個以上卵子がとれれば、split法(ふりかけ+顕微授精)を行えるとのことだった。

 この際にSEET法という先進医療について説明を受け、夫と話し合い、行うことにした。


 採卵の前々日の23時にオビドレルの皮下注射をおこない、採卵前日は注射の指示はなかったので、久しぶりに注射のない日を過ごした。

 採卵前日から嘔気とお腹の圧迫感があり、動くとお腹が痛むようになった。


 当日は偶然夫が休みだったため、送迎と付き添いをしてくれた。

 指示通りすっぴん眼鏡で来院すると、同じように受診を待つ女性が数人おり、私は1番に診察室に呼ばれた。内診を終えると、処置室に移動し点滴ルートを留置された。

 受付で頭金を払うと、採卵室の近くの病室へ案内された。ショーツ以外の下着などは全て脱いで、ワンピースタイプのパジャマに着替え、呼ばれるのを待っていた。看護師から声をかけられ、トイレに行くよう言われ、トイレを済ませてから採卵室へ入室した。


 室内には看護師が3名ほど待機していた。ショーツを脱いで内診台と同じような椅子に座ると、徐々に頭が下がる方向に椅子が傾き、内診よりもさらに頭が下がり下半身を掲げるような姿勢になった。

 主治医が来る頃には、パジャマはお腹まで捲り上げられて下半身は明るい室内で丸見えになっていた。

 両足にカバーをかけられ、医師に温かい液体で洗浄、消毒されている間に、酸素マスクを装着された。おそらくクスコなのか、膣口を器具で広げられて洗浄されたのだが、肉を無理やり広げられている痛みが想像していたよりあった。

 ソセゴン投与直後に、頭がぼうっとして気持ち悪さがあがってきた。イソゾール投与後、気づいたら眠りに落ちていた。


 採卵直後、看護師に声をかけられ、腰をあげたり横に移動したりした気はするが、気づいたら夫の待つ病室に着いていた。

 到着直後から眠気は強いがなんとか意識はある、という状態だった。採卵自体は、移動も含め30分程度で終わったように思う。

 帰室後1時間ほどで培養士の訪室があり、12個の卵子がとれたこと、精子の初見はよかったことを説明され、今後の培養結果などはLINEで送られてくると言われた。


 採卵後から、生理痛みたいな重い痛みがあった。待たせている夫に気を遣い、眠くて足元がおぼつかない中病院を出たが、気持ち悪くて頭がふらふらしてしまい、カフェに入ったものの食べる気になれずプリンを一口食べただけだった。夫が急いでランチを食べているのを座って見ているのもしんどくて、カフェの店員さんにまで心配されてしまい、採卵後は直帰すべきだったと後悔した。


 カフェを出た後は家に帰って、すぐに眠りについた。15時ごろ起きて、ゼリーを食べた。

 トイレで確認すると、採卵後にあててもらっていた生理パッドに少量の出血があり、その日はじわじわとした少量の出血と、座った時に響くような下腹部の鈍痛が続いた。

 夜には嘔気はおさまり、夜ご飯は夫が準備してくれたものをしっかり食べるとこができた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ