第1章:演じることに疲れた
初めまして、あるいはこんにちは。作者です。
本作『僕の英雄症候群が終わる日』を開いていただき、本当にありがとうございます。
この物語は、単なる甘酸っぱい青春ラブコメディではありません。
「誰かを救う」という行為の残酷さと、自己犠牲という名の傲慢、そして『本当の愛とは何か』を問いかける、少し重く、そして切ない物語です。
本編(第1章)へ入る前に、少しだけ彼の独白にお付き合いください。
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【プロローグ:偽りのヒーローと、幻のヒロイン】
子供の頃、誰もが一度はヒーローに憧れる。
悪を倒し、弱きを助け、最後には笑顔で感謝される。そんな無敵の存在に。
僕もそうだった。いや、僕の場合は少しだけタチが悪かったのかもしれない。
『英雄症候群』。
それは、自分を犠牲にしてでも他人を救わなければならないという、歪んだ強迫観念。
あるいは、誰かを救うことでしか自分の存在価値を見出せない、ひどく滑稽で哀れな精神の病だ。
僕は、彼女を救いたかった。
家庭環境に絶望し、心に深い傷を負い、暗闇の中で今にも消えてしまいそうだったクラスメイトの少女を。
僕が手を伸ばせば、彼女を光の当たる場所へ引っ張り出せると思っていた。
僕が彼女の『ヒーロー』になれると、本気で信じていたのだ。
だが、現実は漫画やアニメのようにはいかない。
僕の独りよがりな善意は、やがて彼女にとって重荷となり、第三者の悪意ある囁きによって歪められ、最後には鋭い憎悪へと変わった。
僕は彼女を救えなかった。
それどころか、僕は自分自身の人生すらも破滅へと導いてしまった。
暴力、裏切り、血の味、そして意識の断絶。
暗い路地裏での争いの果てに、僕の意識は深い、深い闇へと沈んでいった。
……次に目を覚ましたとき、そこは『10年後』の世界だった。
失われた10年間の青春。すっかり変わってしまった世界。
しかし、そんな絶望の淵で目覚めた僕のそばで涙を流していたのは、僕が救おうとしたあの少女ではなかった。
学園の華と呼ばれ、誰からも愛されていた高嶺の花――。
僕が彼女を気にかけることなんて一度もなかったのに、彼女だけは、この空白の10年間、ずっと僕を待ち続けてくれていたのだ。
「おはよう、ずっと待ってたよ」
その温かい涙と笑顔に触れたとき、僕は初めて本当の愛を知った。
これからは彼女のために生きよう。彼女を幸せにするために、残りの人生を捧げよう。
そう誓ったはずだった。
……ああ、神様。
もしこの世界に神様がいるのなら、どうしてこれほどまでに残酷な結末を用意したのだろうか?
この温もりも、彼女と誓った永遠の愛も、ウェディングドレスに身を包んだ彼女の美しい姿も。
すべてが『別の世界線』の幻だっただなんて。
本当の世界の僕は、10年前にすでに死んでいた(あるいは二度と目覚めない)だなんて。
なぜ、僕の英雄症候群は、こんな結末を迎えなければならなかったのだろう。
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【本作をお読みになる前の注意点】
・本作には、家庭環境の崩壊、暴力描写、そして深いトラウマを伴う心理描写が含まれます。
・胸が締め付けられるような悲劇的展開や、時間軸・世界線が交差する展開が待ち受けています。
・ハッピーエンドかバッドエンドか、それは読者の皆様の解釈に委ねられる結末となる予定です。
これから数千文字から数万文字のペースで、彼らの痛ましいほどに純粋な感情の軌跡を紡いでいきたいと思っています。
涙なしには読めない感情のジェットコースターを皆様にお届けできれば幸いです。
もし少しでも興味を持っていただけましたら、ぜひ画面下の「ブックマーク」や「★評価」をお願いいたします。それが執筆の最大のモチベーションになります。
それでは、第1章『仮面を被ることに疲れた』から、彼の終わらない悲劇と奇跡の物語をお楽しみください。
2015年7月11日(土)
今日の午後の日差しは、肌を刺すように熱かった。第一高校(Dai-ichi Koukou)に入学したばかりの白とグレーの制服を着た新入生の人ごみの中で、僕はクラス発表の掲示を待ちながら端のほうに立っていた。
ああ、自己紹介がまだだったね。僕の名前はリク(Riku)。僕の中学時代を知っている人なら、僕のことを誰とでもすぐに仲良くなれる社交的な奴だと思うかもしれない。友達もけっこう多かったし(まあ、名前を知っている程度の関係だけど)、スポーツにも積極的に参加して、生徒会長まで務めたこともあったから。でも正直に言うと、それは全部ただの仮面だった。無理して周りに合わせて、違う自分を演じることは、僕の精神力をひどくすり減らしていた。
昔は、部活の会議や友達との集まりが終わるたびに、消耗した生命力を充電するためだけに、何時間も部屋に引きこもる必要があった。全然面白くない冗談に無理して笑ったり、どうでもいい世間話に熱心なフリをして相槌を打ったり……本当に、死ぬほど疲れるんだ。
僕の本当の性格を知っているのは、ナオト(Naoto)だけだ。彼は中学からの親友で、休み時間から放課後のチャイムが鳴るまで、いつも一緒にいた。残念なことに、今は違う学校に通っている。彼は第八高校に進学し、僕はここ、第一高校に取り残された。新しい環境で一人ぼっちになった今、僕は心に決めている。エネルギーの無駄遣いでしかないお世辞や行事への参加にはもうウンザリだ。この高校生活では、ただ自分らしくありたい。もう誰か別の人間になるための仮面は被りたくない。
掲示板の前の歓声で、僕は我に返った。紙が貼り出されたようだ。人ごみを押し退け、びっしりと並んだ文字の中から自分の名前を探し出し、ようやく見つけた。「1年理系1組」。僕は大きくため息をついた。このクラスに入ったことが、高校生活の後悔の始まりになるのか、それとも僕の望む通りの新しい物語の始まりになるのか、それは誰にもわからない。
2015年7月13日(月)
けたたましく鳴るアラームの音で、僕は目を大きく見開いて飛び起きた。
「今、何時だ!?」とパニックになりながら呟いた。
鳴りやまない音の出どころを慌てて探す。スマホはベッドの枕の山に埋もれていた。ロックを解除した瞬間、画面に表示された数字を見て心臓が止まりそうになった。
06:15。
「やばい、寝坊した!」
何も考えず、僕はベッドから飛び起きた。急いでバスルームに向かい、「カラスの行水」で済ませる。光の速さで準備を整え、制服を着込むと、母がダイニングテーブルに用意してくれていた弁当をひったくった。
6時15分起きなんて、大した寝坊じゃないと思う人もいるかもしれない。でも、学校から15キロも離れた場所に住んでいる僕にとって、その時間に起きるのは大惨事だ。忘れ物がないか確認した後、僕は兄のお下がりであるボロボロの原付の鍵を掴んだ。いつもお下がりばかり回ってくる末っ子の宿命だ。時間を無駄にすることなく、僕はバイクを走らせて学校へ向かった。
バイクのタイヤが第一高校の校門をくぐったとき、腕時計の針はすでに7時15分を指していた。学校までの道のりは、本当に『素晴らしくて滑らかな』道路状況のおかげで、信じられないほど長く感じられ、地獄のようだった。
すぐに学校の廊下へ走ったが、遅かった。内側の門はすでに固く閉ざされていた。そして、高校生活初日にして、僕は指導を受けるハメになった。遠藤警備員に、頬をマーカーで落書きされてしまったのだ。
「お前は新入生だろ、もっと早く来なさい!さっき制服の備品配布があったんだぞ」と遠藤さんは小言を言った。
僕は何度も頷き、うつむきながら遠藤さんの長い説教を聞いていたが、ふと横に目をやった。なんと、僕だけじゃなかった。同じように寝坊した女子生徒が一人いたのだ。彼女は紫色のボーダー柄の大きめのパーカーを着ていた。少し青白い顔色からして、具合が悪そうだった。
突然、彼女はよろめき、廊下で気を失って倒れてしまった。その瞬間、辺りはパニックに包まれた。僕と、たまたま通りかかった何人かの先生が急いで彼女を抱え上げ、保健室へと運んだ。
「はぁ……なんてこった。僕の高校生活初日は、どうやら幸先が悪いみたいだ」と、僕は心の中でため息をついた。
彼女が保健室で無事なのを確認した後、僕は急いで教室に入り、空いている席を探した。中に入ると、見知らぬ顔ばかりが並んでいた。まあ、いいか。どうせ僕は、この高校生活をなるべく目立たずに過ごすつもりなのだから。
予想外なことに、見知った顔が一つあった。中学時代の同級生、ケンタ(Kenta)だ。同じクラスだったことはあるが、そこまで親しくはない。彼は真ん中の列の席に一人で座っていた。僕は彼に近づいた。
「あれ、ケンタ?俺たち同じクラスだったんだな」と声をかけた。
ケンタは驚いた表情で振り返った。「えっ?なんでお前がここにいるんだ、リク?お前もこのクラスなのか?」
僕は頷いた。「ああ、俺もこのクラスだよ。ところで、隣に座ってもいいか?」
ケンタは隣の席に置いていたカバンをすぐにどかしてくれた。「ここ、いいぞ。俺、ここに友達いないからさ、ハハハ」と気さくに答えた。
僕はケンタの隣に座ることにした。僕たちは中学時代の懐かしい話で盛り上がったが、正直なところ僕の記憶はかなり曖昧だった。やがて、1時間目の授業が始まった。
キーンコーンカーンコーン……!!待ちに待った休み時間のチャイムが鳴った。
僕は視線を巡らせ、周りの人たちを観察し、分析し始めた。正直言って、このクラスの新しい連中と知り合うのはすごく面倒くさかった。だから、僕は席に座ったまま、母が作ってくれた弁当を開け、一人で食べ始めた。
食事中、今朝倒れたあの女子生徒が目に入った。なんと、彼女も同じクラスだったのだ。観察してみると、彼女はとても物静かで、かなり冷たい印象を受ける人だった。少しうつろな目をしていて、カラーコンタクトを入れているように見える丸い目をしていた。身長は150センチくらいだろうか、と心の中でつぶやいた。小柄な体に、あの大きな紫色のパーカーがダボダボに見えるのがなんだか少し滑稽だった。
休み時間が終わり、午後15時頃まで授業が続いた。放課後のチャイムが鳴ったとき、僕はすぐには帰らないことにした。一人で歩き回り、学校の環境を見学することにしたのだ。第一高校は想像以上に広く、設備も整っていて、隅々には美しい中庭があった。
正直に言うと、ここでの活動は参加してみるのも面白そうに見えた。しかし、僕はすぐにその考えを振り払い、自分の決意を思い出した。
「この高校では、自分らしく生きるんだ」
僕は学校の掲示板の前で立ち止まった。そこには、数え切れないほどの部活動の勧誘ポスターが貼られていた。
「部活、めっちゃ多いな。うーん……暇つぶしに一つくらい入ってみるか?」と考えた。
僕の目は、音楽部のポスターに釘付けになった。
「これにしようかな」
実は、僕は音楽の分野に強い興味と熱意を持っていた。両親がかつてミュージシャンだった血筋のせいかもしれない。掲示板の前でしばらく考えた後、僕はこの部活に入部届を出してみることにした。
部活のポスターを見終わった後、僕はそのまま家に帰ることにした。駐輪場へ向かう途中、ふと、今朝倒れたあの女子生徒の姿が目に入った。彼女はバスケットコート近くの中庭で、一人の男子生徒と話しているようだった。
その男子の顔には見覚えがあった。そうだ、同じクラスの奴だ。少しガッチリとした体格で、身長は僕より少し低い、175センチくらいだろう。動きからして、サッカー部の部員らしかった。僕は彼らをちらっと見ただけで、歩き続けた。
「まあいいや、俺には関係ないことだ」と心の中でつぶやいた。
しかし、なぜか僕の目は時折彼らの方を盗み見してしまった。頭と足は駐輪場に向かって歩き続けようとしているのに、この忌々しい好奇心が僕を引き止めるのだ。
翌日……。
昨日と同じルーティンで目を覚ました。違いは、今日は寝坊しなかったことだ。僕はもっとリラックスして学校に向かった。しかし、廊下に着いたとき、少し驚いた。昨日倒れたあの女子が、あのガッチリした男子と一緒に教室へ歩いていたのだ。
「おいおい、なんであいつらもうあんなに仲良くなってるんだ?まだ入学して二日目だぞ」と、僕は不思議に思って呟いた。
教室に着くと、カバンを席に置き、ケンタに挨拶した。
「お前も早く来たんだな、ケンタ?」
「ああ、俺はいつも家を出るの早いからな」とケンタは答えた。
僕は席に座り、カバンを開けて教科書と筆記用具を準備した。後ろを振り向くと、真後ろに座っている男子が声をかけてきた。彼の名前はジュン(Jun)。彼はなれなれしく、僕の出身中学やニックネーム、趣味まで聞いてきた。
「お前、写真とか興味ある?」とジュンが突然聞いてきた。
「うーん、分かんないけど。でも面白そうだな」と、僕は少し興味を持った表情で答えた。
ジュンはカバンを探り、ミラーレスカメラを取り出した。
「俺、写真撮るのがめっちゃ好きでさ、リク。このカメラ、いつも持ち歩いてるんだ」
ジュンは自分が撮った写真をいくつか見せてくれた。正直、僕は感心してしまった。高校生にしては本当に素晴らしい写真だった。
「うわ、すげえ、めっちゃ上手いじゃん。俺も写真勉強してみたくなったわ」と、ジュンから差し出されたカメラを受け取り、面白半分で構えてみた。
「いいぜ、リク!そのうち教えてやるよ。ちょうど家に使ってないカメラがもう一台あるし」とジュンは興奮気味に答えた。
僕はカメラをいじり始めた。ファインダーに目を当てて、適当に焦点を合わせた。しかし、なぜか……僕の手、いや潜在意識が、無意識のうちに昨日のあの紫色の服を着た女子の姿を探していたのだ。カシャッ。僕は遠くから彼女の写真を撮ってしまった。
「お前、誰撮ってんだ?」とジュンが疑わしそうに聞いた。
カメラを下ろし、画面で写真を確認したとき、僕は初めて気づいた。しまった、なんで俺は彼女を撮ってしまったんだ!?と心の中でパニックになった。
「え?ううん……いや、誰のことも撮ってないよ」と慌てて誤魔化した。
ジュンは身を乗り出し、僕が必死に隠そうとしているカメラの画面を覗き込んだ。
「ヒューヒュー……お前、アリサ(Arisa)のこと撮ってたんだろ?」とジュンは悪戯っぽい笑みを浮かべてからかった。
「えっ、何言ってんだよ?違うよ、ただランダムに人を撮ってただけだって」と僕は言い返した。
今の僕の顔は、間違いなくパニックになっているだろう。
「ふーん……はいはい、そういうことにしておいてやるよ」とジュンはニヤニヤしながら言った。明らかに僕の言い訳を信じていない。
僕は慌てて話題を変えた。「あ、あいつの名前、アリサっていうのか?なんでお前、名前知ってんの?」と少し不思議に思って聞いた。
「おいおい、お前どこにいたんだよ?昨日出欠取った時に呼ばれてただろ。お前、全然聞いてなかったのか?」とジュンは呆れたように首を振った。
まもなく、1時間目のチャイムが鳴った。
先生の説明を聞いている最中も、僕の思考は宙を舞っていた。そっか、彼女の名前はアリサか。アリサね……。落ち着いた顔立ちに合ってるな、と心の中で思った。僕はこっそりとアリサの席に目をやった。なんと、彼女は腕を枕にして寝ていたのだ。僕は思わず薄く微笑んでしまった。あんなに真面目そうな見た目なのに、授業中に居眠りするなんて。
手短に言うと、ついに放課後のチャイムが鳴った。僕はすぐに筆記用具をカバンにしまい、ケンタとジュンに別れを告げた。今日は、僕が入ったばかりの音楽部の初回の活動日なのだ。
教室を出るとき、僕の足取りは少し遅くなった。ドアのところで、アリサがまた昨日のガッチリした男子と話しているのが見えた。アリサは微笑み、時折小さな笑い声を上げながら彼の話に相槌を打っていた。
「なんだかんだで、あの二人はお似合いだな」と心の中でつぶやいたが、なぜか少し奇妙な感情が忍び込んできた。僕はそれを無視して、音楽室へと足を進めた。
音楽室のドアの前に着くと、ノブを回す前に一瞬ためらった。ドアを開けると、木と薄い埃の匂いが漂ってきた。中の雰囲気は、気まずさとは無縁だった。僕はすぐに音楽部のメンバーたちから温かく迎えられた。
僕はここですぐに受け入れられた。みんなフレンドリーで、多くの先輩方が新入部員に楽器の基礎を丁寧に教えてくれた。偶然にも、僕はすでにピアノ、ドラム、ギターなどの楽器をある程度弾きこなすことができた。
部屋の隅で、僕の目は少し埃をかぶった古いピアノを捉えた。先輩に弾いていいか許可をもらうと、彼らは快く承諾してくれた。鍵盤を押すと、出てきた音はかなり狂っていて、チューニングし直す必要があった。それでも、僕は少しの間それを弾き続けた。予想外なことに、先輩や他の新入部員たちが拍手をして、僕の演奏を称賛してくれたのだ。突然注目の的になり、僕はすっかり照れて恥ずかしくなってしまった。
気がつくと、時計は午後5時を指していた。今日の部活動はこれで終了だ。
僕は校門に向かって歩いた。校門のすぐ近くで、僕は足を止めた。アリサが一人でそこに立っていたのだ。
彼女はイヤホンで音楽を聴きながら、スマホをいじるのに夢中になっているようだった。前触れもなく、彼女は僕の方に振り向いた。僕たちの視線が偶然ぶつかった。突然のアイコンタクトに僕はパニックに陥った。慌てて別の方向に顔を背け、足早に駐輪場へと向かった。
ボロボロの原付のエンジンをかけ、校門へと向かった。周りを見渡したが、アリサの姿はもうなかった。もう帰ったのかな、と思った。僕はまっすぐ家に帰る代わりに、少し外の空気を吸うことにした。学校周辺の住宅街をバイクで走り回るのは、息抜きにちょうどよかった。
バイクに乗りながら夕方の風を楽しんでいると、遠くから一台の輪タク(三輪自転車)が近づいてくるのが見えた。近づくにつれ、乗客のシルエットに見覚えがあることに気づいた。その乗客は……アリサだった。
僕のバイクと彼女の乗る輪タクがすれ違った瞬間、彼女は僕を見つめた。そして突然、甘い微笑みが彼女の唇に浮かび、それは明らかに僕に向けられたものだった。
僕はハッとした。ぎこちなく、硬く頷きながら彼女の微笑みに応えた。誓って言うが、雰囲気はめちゃくちゃ気まずかった。家に向かってバイクを走らせながら、僕の頭の中は疑問符でいっぱいだった。
「なんであいつ、俺に向かって笑ったんだ?俺たち、知り合いでもないのに?ああ、多分彼女は誰に対しても親切なだけなんだ。明日になれば、ただ名前を知っているだけの他人に戻るさ」と心の中で結論づけた。
僕は自意識過剰にならないように自分に言い聞かせた。そして再び道路に集中し、家路を急いだ。
しかし、どうやら僕は結論を急ぎすぎたようだ。あの夕暮れの気まずい微笑みが、これから起こる一連の偶然の『プロローグ』に過ぎなかったなんて、知る由もなかった。なぜなら、その出来事からちょうど一週間後……僕が死に物狂いで守り抜こうとしていた快適なゾーンと穏やかな日常が、ついに根底から揺らぎ始めたからだ。
2015年7月20日(月)
あの疲れる高校生活の始まりから一週間が経った。僕の決意通り、高校生活は計画した通りに進み始めていた。つまり、単調で、平坦で、不必要な喧騒から安全な日々だ。
毎朝、遠藤さんのマーカーの悲劇を避けるために時間通りに登校し、授業中は自分の席で静かに座っている。しかし、一つだけ変わったルーティンがあった。僕はもう、息苦しくて騒がしい教室で休み時間を過ごさなくなった。正式に音楽部に入部し、そこへの出入りが自由になったため、木と薄い埃の匂いがする音楽室が、僕の秘密基地でありお気に入りの隠れ家になったのだ。
休み時間のチャイムが鳴るたびに、僕はその部屋に避難する。そこで一人で母の弁当を食べ、部屋の隅にあるピアノの鍵盤を弾いて過ごす。静かな部屋に響き渡る音色は、多くの人と関わった後にいつも激減する僕の「ソーシャルバッテリー」を充電するための最高の方法だった。
休み時間以外にも、新しい日課ができた。約束通り、ジュンは本当に使っていないミラーレスカメラを貸してくれたのだ。空き時間や放課後になると、僕の後ろの席に座るおしゃべりな男は、露出の調整から完璧なアングルの探し方まで、写真の基礎を熱心に教えてくれた。
すべてが穏やかで、僕の快適なゾーンは完全に守られていた。しかし、認めざるを得ない。この一週間、かなり目障りなことが一つあった。
アリサだ。
あの紫のパーカーの女子は、サッカー部の男子とますます親密になっているようだった。最近になって、クラスの連中の会話から、あの男子の名前がダイキ(Daiki)だと知った。
ほぼ毎日、同じ光景を目にした。朝の廊下を並んで歩いている姿や、バスケットコート近くの中庭で楽しそうに話している姿、あるいは授業の合間にダイキがアリサの机にやって来る姿。
彼らが話しているのを偶然見かけるたびに、僕は急いで顔を背け、ジュンのカメラをいじったり、本を読んだりして忙しいフリをした。
「ほら、やっぱり俺の予想通りだ。あの夕方の輪タクからの微笑みは、ただの礼儀正しい愛想笑いだったんだ」と、僕は自分を納得させようとした。唾を飲み込み、胸の奥にある、名前をつけたくない微かな不快感を必死に振り払った。
僕の快適なゾーンでの平穏は、長くは続かなかった。すべてが崩れ始めたのは、水曜日の午後、まさに音楽部の活動中のことだった。
その時、僕は部屋の隅に座り、お気に入りの古いピアノの鍵盤に夢中になっていた。突然、二人の先輩が近づいてきた。めぐみ(Megumi)先輩と、ララ(Rara)先輩だ。音楽部でかなり尊敬されている先輩であると同時に、彼女たちはこの学校の生徒会のトップでもあった。めぐみ先輩が第一高校の生徒会長、ララ先輩が書記だ。二人とも2年生で、学校中でおそらく最も忙しいコンビとして有名だった。
「気持ちよさそうに弾くね、リク」とララ先輩が気さくに声をかけ、突然、僕の目の前のピアノの鍵盤の上に一枚の申込用紙を置いた。
僕は演奏を止め、困惑してその紙を見つめた。
「これ、何ですか、先輩?」
「生徒会役員の入会届よ」と、めぐみ先輩が腕を組みながらリラックスした様子で答えた。
「あんたの組織をまとめる才能を、この古いピアノの陰に隠しておくのはもったいないわ、リク。特に、中学時代のあの実績を考えればね」
僕の手は急に冷たくなった。実績?ララ先輩は意味深な笑みを浮かべ、まるで大事件を解決したばかりの探偵のような目で僕を見た。
「元生徒会長にして、県レベルの中学生徒会フォーラムの代表……。高校に入ってから、なんでそんなにサイレントモードなの?」
チェックメイト。心臓が胃袋まで落ちたような気がした。僕は驚いて二人の顔を交互に見つめた。
「えっ!?なんで……なんで先輩が知ってるんですか?!」僕は隠しきれないパニックの声で尋ねた。
僕の記憶が正しければ、この学校の誰にも過去のことを話したことはない。ジュンやケンタにさえも!めぐみ先輩は、僕の青ざめた顔を見て軽く笑った。
「学校の役員ネットワークは狭いのよ、リク。私たちは色んなところに情報網を持ってるの。それに、あんたの元の中学の生徒会顧問は、うちの顧問と親友なのよ。優秀な生徒のデータなんて、私たちの机にすぐに届くわ」
くそっ、と僕は心の中で呪った。目立たない普通の生徒を装う僕の変装計画は、なんと本部から漏れていたのだ。
「あ、いや……それは過去の話です、先輩。僕はもう引退しました。今は勉強と音楽に集中したいんです」僕は慌てて言い訳をし、用紙をララ先輩の方へ押し返そうとした。
「あーら、聞き飽きたセリフね」とララ先輩は素早く遮り、紙を受け取るのを拒否した。
「今年の生徒会には、あんたみたいに経験のある人間が必要なの。明日の昼には応募箱が締め切られるから、それまでにあんたの用紙がそこに入っていること。いい?拒否は認めないわよ。わかった、リク?」
僕が再び言い訳の言葉を並べる前に、生徒会の二人のトップは他の部員の様子を見るために立ち去ってしまった。後には、その忌々しい紙を見つめながら言葉を失う僕だけが残された。
その夜、僕は部屋の勉強机で考え込んでいた。生徒会の応募用紙が、僕をあざ笑うかのように見つめている。脳はそれをゴミ箱に捨てろと命じていた。喧騒を避け、「仮面」を被るのをやめると決めたじゃないか?しかし奇妙なことに……手は勝手にペンを取り、無意識のうちにその用紙のすべての項目をびっしりと埋めてしまっていた。昔の癖はそう簡単には抜けない、と自分の髪をくしゃくしゃにかきむしりながら、僕は心の中で毒づいた。
2015年7月21日(火)
翌日、僕のルーティンはいつも通りに進んだ。休み時間のチャイムが鳴ると、音楽室へ行き、弁当を急いで平らげ、生徒会室の前の廊下へと向かった。昨夜記入した用紙を手にしっかりと握りしめていた。誰もいない生徒会室の前には、「役員候補者応募用紙 提出箱」と書かれた透明なアクリルボックスが置かれていた。
僕の足は、その箱のちょうど前で止まった。立ち尽くす。自分自身との戦いが始まった。
「入れるべきか、やめるべきか?もし生徒会に入ったら、また忙しくなる。またたくさんの人と関わることになる。僕のソーシャルバッテリーはすぐに切れてしまうだろう」
僕は用紙を持った手をゆっくりと上げ、その紙を丸めて廊下の端のゴミ箱に捨てようと身構えた。ダメだ。僕は参加したくない。
「あの、すみません……」
背後から突然聞こえた柔らかい声に、僕は飛び上がりそうになった。心臓が飛び出そうだった。僕はカクカクと振り返った。そして、そこに彼女が立っていた。アリサだ。
彼女はまだ、あの大きめの紫色のパーカーを着ていた。彼女の鋭い目は、少し困惑したように僕を見つめていた。その右手には、僕が持っているのと全く同じ紙が握られていた。生徒会役員の応募用紙だ。
「えっ……あ、はい?」僕はどもりながら答えた。
誓って言うが、死ぬほど気まずかった。この学校にいる大勢の人間の中で、アクリルボックスの前で馬鹿みたいに立ち尽くしているところを、よりによってなぜ彼女に見られなければならないんだ!?
アリサは、空中で固まったままの僕の手――もともとは用紙を丸めようとしていた手――をちらっと見た。
「ごめんなさい」とアリサは小さな声で言った。その声は少し躊躇しているように聞こえた。
「あなたも……用紙を入れるために並んでたの?もしそうなら、お先にどうぞ」
終わった。僕の脳は完全にショートした。もしここで「いや」と言って彼女の目の前でこの紙を丸めたら、絶対に変な奴だと思われる。「入れる気がないのに、なんでこの男は箱の前で5分も突っ立ってたの?」と彼女は思うだろう。男としてのプライドが突然反抗し始めた。一晩中考えさせられる原因を作った彼女の笑顔の前で、無様な姿を見せたくなかった!
「あ、ああっ!違うよ、これ……これ、今ちょうど入れようとしてたところ!」と僕はパニックになりながら叫んだ。
そして、何も考えず、ロボットのようなぎこちない動きで、僕の手は自動的にその用紙をアクリルボックスの隙間に押し込んだ。スッ。トン。紙はスムーズに箱の底へと滑り落ちた。
アリサは小さく頷き、一歩前に出て箱に近づいた。
「ありがとう」と彼女は小さく呟いた。
僕が応募用紙をアクリルボックスに入れた後、アリサも僕の用紙のすぐ上に自分の用紙を入れた。僕たち二人はしばらく沈黙し、生徒会の箱の前に並んで立っていた。僕は唾を飲み込み、自分の愚かさを嘆いた。見栄と、女子の前の変な緊張のせいで、僕の穏やかな高校生活の計画は数秒で粉々に砕け散ってしまった。
「おめでとう、リク。騒がしい世界へおかえりなさい」と僕は心の中で悲観しながら、クルッと向きを変えて教室へ歩き出すアリサを横目で見た。
アクリルボックスの前の事件の後、僕は残り1パーセントのHPで教室に戻った。体は骨抜きになったようで、まるで冷蔵庫に入れ忘れたゼリーみたいだった。残りの授業中、僕は机に突っ伏したまま、生きる気力を完全に失っていた。
隣に座っているケンタが不思議そうに僕の肩を叩いた。
「どうしたんだ、リク?音楽室の幽霊にでも取り憑かれたか?」
僕はただ、「うーん」とよくわからない唸り声で答えた。
後ろのジュンも口を挟んできた。
「お前、具合悪いのか?顔真っ青だぞ、マジで。三日間何も食べてないみたいだ」
「いや。ただ息をするのに疲れただけだ」と、僕は超脱力した声で適当に答えた。
僕は気づいていなかったが、反対側の席から、一対の鋭い目が僕をじっと観察していた。アリサが少し眉をひそめて僕を見つめていたのだ。彼女の表情は、驚きと……心配?が入り混じっていた。よくわからないが、今の僕の脳は彼女の視線を分析するには疲れすぎていた。
いつの間にか、学校が終わるチャイムが鳴っていた。
他の生徒たちが元気よく飛び出していく中、僕は廊下を引きずるように歩いた。足取りはおぼつかず、視線は虚ろだった。もしこの学校で『ウォーキング・デッド』のオーディションがあったら、間違いなくオーディションなしで即合格する自信があった。
駐輪場へ直行する代わりに、僕は学校の中庭のベンチに一人で座り込んでしまった。木の背もたれに頭を預け、黄色く染まり始めた夕空を見上げた。口は無意識に、自分の愚かさを嘆く言葉をブツブツとこぼしていた。
「なんであんな紙入れたんだ……なんで俺の手はあんなに反射的だったんだよ。ただ女子に見られてカッコつけたせいで、俺の穏やかな未来が台無しだ……さようなら、昼寝の時間……さようなら、平和な休み時間……」僕は、財産の半分を失った人のように哀れな声で呟いた。
「あの……すみません?」
柔らかい声が僕の独り言を遮った。僕はハッとし、座っていたベンチから飛び跳ねそうになった。1メートルほど離れたところに立っている人物を見て、目を丸くした。
アリサだった。彼女は緊張した様子で、紫のパーカーの裾を握りしめていた。恥ずかしそうで、気まずそうで、まるで自分から声をかけるために無理して安全圏から抜け出してきた人のようだった。
「えっ……あ、はい?ど、どうしたの?」ゾンビモードから完全に覚醒し、僕は答えた。姿勢は一瞬で直立不動になった。
「あなた……具合悪いの?」彼女は小さな声で尋ねた。
彼女の目はためらいがちに僕の方を向いていた。
「だって、さっき教室に戻ってきた時から、なんだか……その……すごくダルそうだったから」
「あ、ああ!いや!全然具合悪くないよ。健康そのもの!ただ……ちょっと水分補給が足りてなかっただけ!」僕はいつもよりずっと大きな声で誤魔化した。くそっ、なんで俺はこんなにどもってるんだ?
アリサは小さく頷いたが、その顔からはまだ気になっていることがはっきりと見て取れた。彼女は自分の靴の先を見下ろし、それから再び僕を見上げた。
「あの……一つ聞きたいんだけど。あなた……本当に生徒会に入る気あるの?」
心臓が激しく脈打った。もしかして、僕が用紙を捨てようとしていたことに気づいていたのか!?
「さっき……用紙を入れる時、あなたの顔、すごくプレッシャーを感じてるみたいだったから。まるで……泣きそうな顔だった」と、アリサは無邪気に続けた。
無邪気だが、その言葉は僕のプライドを容赦なくえぐった。チェックメイトだ。僕は完全にフリーズした。誓って言うが、今の雰囲気は異常なほど気まずい。いっそのこと塵になって、夕暮れの風に吹き飛ばされたい気分だった。
「え?い、いやいや!誰がプレッシャーだって?」
僕は愛想笑いを浮かべた。とても哀れに響く、作り笑いだ。
「俺はもともと生徒会に入るつもりだったんだよ!うん、マジで!さっきのはただ……目にゴミが入っただけ。そう、箱のアクリルから出たホコリが目に入っちゃって。だから少し涙目だったんだ」
なんて言い訳だ、リク!?アクリルのホコリが目に入った!?僕の脳は完全にショートしていた。
しかし奇跡的に、アリサは薄く微笑んだのだ。ごくわずかな微笑みだったが、僕の脳を完全に停止させるには十分だった。
「そっか……無理してるんじゃなくてよかった。面接、頑張ってね」
「う、うん。ありがとう」僕は硬い声で返した。
気まずさと、頭のてっぺんまで達した恥ずかしさに耐えきれなくなり、僕はすぐに立ち上がり、慌ててカバンを掴んだ。
「お、俺、先帰るね!用事……用事があるんだ!家で……猫が待ってるから。じゃあ!」
彼女の返事を待たず、僕はくるりと向きを変え、駐輪場に向かって歩き出した――いや、正確には半ば走り出した。少し後ろを振り返ると、アリサが僕に向かって小さな手を振っているのが見えた。僕も負けず劣らずぎこちない動きで手を振り返し、ついに彼女の前から完全に逃げ出した。
荒い息を吐きながら、ボロボロの原付のエンジンをかけた。夕暮れの道を駆け抜ける間、熱を持った僕の顔に風が吹きつけていた。
突然、あることに気づき、僕はバイクのハンドルを強く握りしめた。
「ちょっと待てよ……さっき……俺、アリサと話したのか?」
ヘルメットのバイザーの奥で、僕は少し目を丸くした。今日、あの静かな学校の中庭で、初めて彼女と直接関わったのだ。教室での盗み見でもなく、輪タクの上からのぎこちない笑顔でもない。本物の会話だ。
しかし、その小さな高揚感は、バイクのタイヤが自宅の庭に入った瞬間に消え失せ、厳しい現実が再び僕を強く打ち据えた。さっきのアリサの笑顔は、どうやらとてつもなく高い代償を払わなければならないようだ。
ベッドに倒れ込み、少し目を閉じた瞬間、ズボンのポケットの中でスマホが突然震えた。WhatsAppの通知が来ていた。
画面が明るくなり、僕の残りの生きる気力を再びゼロに引き戻すシステムメッセージが表示された。
『あなたは「第一高校 生徒会面接選考」グループに追加されました』
僕は苦労して唾を飲み込み、そのグループでめぐみ先輩から送られた長文のメッセージを読んだ。その情報によると、来週の月曜日に生徒会役員の選考が行われるとのことだった。
僕はうつろな目で部屋の天井を見つめた。生徒会選考。それはつまり、メンタル面接、チームワークテスト、煩わしい新しい顔ぶれとの出会い、そして……間違いなくたくさん話すことを要求されるということだ。僕がこの高校生活で死ぬほど避けたかったことだ。あの用紙のせいで、僕の穏やかな学校生活のルーティンは正式に終わったらしい。僕は荒く息を吐き、スマホを適当な方向に投げ捨てようとした。
しかし、画面が暗くなる前に、僕はふと新しく作られたグループのメンバーリストをスクロールしてみた。僕の指は、夕焼けの風景をアイコンにしたある連絡先で自動的に止まった。そこには、きれいにこう書かれていた。
『アリサ』
その瞬間、僕の口角は無意識のうちに少し上がっていた。くそっ、と心の中で悪態をつき、枕で顔を覆った。これからの日々は、はるかに疲れ果て、騒がしく、馬鹿げた任務に満ち、そして間違いなく……あの紫のパーカーの女子との気まずい会話でいっぱいになるだろう。そして、このすべての最も狂っている部分は……どうやら僕は、明日が来るのが待ちきれなくなっているみたいだということだ。
最後までお読みいただき、本当にありがとうございます!
第1章、いかがだったでしょうか。
主人公のリクが抱える「周囲に合わせるための仮面」の息苦しさ、そして彼が不本意ながらも巻き込まれていく新しい日常(騒がしい日々)の始まりを描きました。
彼が必死に守ろうとした平穏な日常が、ここからヒロインたちとの関わりによってどう変化し、そしてあのプロローグで語られた『悲劇』へと繋がっていくのか……。
少しずつ狂っていく運命の歯車を、これからじっくりと書き進めていきたいと思っています。
次回、第2章は「生徒会の面接選考編」へと突入します。
「静かに過ごしたい」というリクの切実な願いは、果たしてどうなってしまうのか?(笑)
ぜひ、次回の更新も楽しみにお待ちください!
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