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東方全愛記  作者: 神夜 晶
呪い編
61/181

第53話 『守矢神社での日常と桜』

どうも、神夜晶です


今回は早苗が霊夢に宣戦布告に行くだけの話・・・かな?


短いかもしれませんが、どうぞ!

あれから桜は目を覚まし

二人と一緒に話したりしていた

そんな時だった



「桜」



「どうしました?」



「お前に言っておく事がある」



「私にですか?」



「うん、そうだよ

とっても大事な事をね」



「大事な事ですか……

それは一体……」



話している途中で突然に真面目な表情をして話し掛けて来た二人だった

その雰囲気を察して桜も笑う事を止めた

二人は互いに顔を見合いコクッと頷き神奈子が話し始めた



「お前は聞かなかったかもしれないが

私達は……お前の探している呪いを掛けた神じゃない」



「言うのが遅くなって、ごめんね」



突然の事で目をパチクリさせる桜だったが……

数秒後に突然、微笑んで話し出した



「ふふ……分かってましたよ」



「「……は?」」



「神奈子様と諏訪子様が呪いを掛けた神様ではない事を

会った時から分かってましたよ(ドヤァ)!」



桜は二柱に最初から違うのが分かってたと告げた

その言葉に二人は唖然としていた



「……それは本当かい?」



「ちょっと嘘くさいな~」



「そうですね……

証拠は無いですけど

神奈子様と諏訪子様の雰囲気と目でしょうか?」



「雰囲気と……」



「目……?」



桜の言う事が余り分からない二柱だった

二柱を見て桜は、またしても薄く微笑んだ



「はい、神奈子様と諏訪子様の優しい雰囲気と目が物語っていましたね

この方達は呪いをするような方ではないと会った瞬間に思いました」



「ふ~ん……」



「成程ね」



「ですので、そんな深刻な表情をされなくても良いですよ」



「何か真剣な雰囲気になったのがバカバカしいな」



「そうだね~

まぁ、取り敢えずはさ

私達も神探しに協力するよ」



「ふふ、有り難うございます」



「良いって事さ

私達はアンタを利用してるからね」



「神奈子!」



「あっ!?」



「利用……?」



「バカだね~……」



神奈子は口が滑って「利用」と言ってしまった

それを聞いて諏訪子は神奈子の名前を叫んだ

咄嗟に口を閉じて「しまった」と思い桜を見た

桜は首を傾げて何が何だか分からない表情だった

神奈子は「やっちゃった……」とorzみたいな格好になっていた

それを見た諏訪子が溜め息を吐きながら桜に説明をした

説明をしてもらった桜は……



「そういう事でしたか……

良いと思いますよ?」



「え?」



「私達は桜を利用しようとしてるんだよ?」



「はい、ですが……

それは、生きる為なのですよね?

信仰が無くなれば存在してられない

でしたら、信仰が欲しいのは当然の事じゃないですか?

生きる為に行動するって素晴らしい事だと思いますよ(ドヤァ)!」



桜は生きる為なら自分を利用しても良いと遠回しに言った

それを聞いた二柱は肩を震わせて笑い出した



「ふ……あっはっはっは!」



「ぷっ……ふふふふふ

可笑しいったらないよ」



「え? え?

何か可笑しな事を言いました……?」



「いや、アンタみたいな人間は初めてだからね

ついつい、笑ってしまったよ」



「うんうん、面白いね~

結構、好きだね」



「す、好き……(カァァァ)」



二人は桜の反応に笑ったようだ

諏訪子が人間的に好きと言うと

桜は自分自身が好きと勘違いして赤面し出した

それを見て二柱は悪戯を思い付いたような表情をした



「あらら、真っ赤にしちゃって」



「やっぱり、桜は可愛いね~」



「か、可愛くないですよ」



「まぁ、そういう事にしておいてあげるよ」



「だね~」



「全く、もう……あ……」



「どうしたんだい?」



「そろそろ、お昼の時間ですけど……

お二人は料理を……?」



「あ~

もう、そんな時間か」



「私達は料理が出来ないんだよね~」



「そうでしたか……

早苗さんも、まだ帰って来られないのですか?」



「そうだね、後30分は掛かるか?」



「まぁ、そんな感じじゃない?」



「そうですか……

宜しければ、私が作りましょうか?」



桜は早苗が料理をしてると聞くと

「作りましょうか?」と言った

二人は料理が出来る事に関心したのか桜の申し出に答えた



「作れるのかい?」



「へぇ~……

食材はある物を使っていいから

作ってみてよ!」



「分かりました

皆さんの為に腕によりを掛けて作りますね!」



「あぁ、期待してるよ」



「頑張れ~!」



「はい♪」



桜は二柱の応援に応える為に、やる気が出て来ていた

腕を捲り上げて台所へと向かった

桜は台所の具材を見て何にしようか直ぐに決めたようだ



「これなら炊き込み御飯が出来ますね♪

それと活きの良い秋刀魚も……

ふふ、少しだけ贅沢ですね

さぁ、速めに作って早苗さんを喜ばせてあげましょう!

勿論、お二人も忘れずに♪」



桜は料理に取り掛かった

しかし、肝心の事を忘れていたようだ



「あ、エプロンを付けてませんね

何時も付けてるのですが……」



桜が顎に手を当てて考えていると

辺りを見渡すと一つのエプロンが置いてあった

それは毎日料理をする早苗のだった



「これは早苗さんのですね……

少し、お借りしても良いですよね?

で、では……早速作っていきましょう!」



桜は恥ずかしながらもエプロンを付けて料理を開始した

そんな桜を後ろから見ている者達が居た



「エプロン姿も可愛いな」



「そうだね~

恥ずかしがってる姿も良いね

炊き込みか~……

どんな味付けになるのか楽しみだね」



「そうだね」



神奈子と諏訪子だった

後ろのドアの隙間から見ていた

そんな事を知らずに桜は料理を作っていた



「30分ですからね……

急いで作りますよ!」



桜は包丁をギュッ!と握り素早く作る事にした

まな板の上に具材を乗っけてたら

既に半分切られている等の不思議な現象が起こっていた

桜はボウルを用意して左手で具材をボウルの上に投げて

右手で一瞬切りの連続使用をしていた

その様子を見た二柱は……



「これって……料理だったよな?」



「うん、その筈なんだけど……

何で一瞬の内に具材が切れるのさ

有り得ないんだけど……

早苗でも出来ないよ」



「やっぱり、あの子には何か特別なものがあるんだな」



「そうかもしれないね」



桜を見てブツブツと呟いていた

そんな話をしている間にも作業は進んでいき

あっという間に後は炊くだけとなっていた

桜は火を付けて御飯を炊き始めた

その間に他の料理を作る事にした



「次は秋刀魚を焼きましょうか」



桜は秋刀魚をコンロの中に入れて焼き始めた

因みにだが、何故ガスが使えるのか?

言わなくても分かると思うが、紫の仕業だ

幻想郷はガスの時代になったのだ

桜は秋刀魚を焼いている間にも次の料理に掛かった



「お味噌汁が欲しいですね……

早速作りましょう♪」



桜は手際良く作っていき

あっという間に味噌汁が出来た



「これで、お味噌汁は完成ですね

あ、そろそろ秋刀魚も焼けて来ましたね

ふふ、良い感じに出来ました!

後は炊き込み御飯と早苗さんを待つばかりです♪」



それから、数十分後に早苗は帰って来て

炊き込み御飯も出来上がった

桜に昼食を作ってもらい

作る手間が省けたのか

それとも、桜の手料理が食べたいからなのか

どちらにせよ、早苗は桜に礼を言った

全員が揃ったので四人は食べる事にした



「「「「いただきます!」」」」



全員が同時に「いただきます」と言った

桜以外の三柱がメインの炊き込みを口にした



「「「お、美味しい……」」」



「ふふ、それは良かったです」



「今まで早苗の炊き込みも食べて来たけど

これは……早苗のより美味しいね」



「そんな事ないですよ

早苗さんの方が、お上手ですよ!」



「いいえ、桜ちゃんの方が美味しいです!

負けました……」



「確かに桜の方が美味しいな」



早苗が嘘泣きで「よよよ」と言っていると

其処へ追い討ちを掛けるように神奈子が「桜の方が上」と言った

早苗は精神的大ダメージを受けた



「ぐは!」



「だ、大丈夫ですか!?」



「あぁ、平気平気

遊んでるだけだから」



「そうそう、放っておけば立ち直るし」



「そ、そうなんですか……」



早苗に冷たい態度を取る二人だった

しかし、それは二柱なりの愛情でもあった

それを見て桜は苦笑いしていた



「扱いが酷いです……」



「大丈夫です、早苗さんの料理は美味しい筈です!

(食べた事ありませんけど……)」



「慰めてくれるのは桜ちゃんだけです!

(ハァハァ……桜ちゃんの匂い

物凄い良い匂いがします!)」



「さ、早苗さん!?」



桜の優しさに早苗は抱き着いたのだった

抱き着かれた桜は赤面していた

早苗がドサクサに紛れて匂いを嗅いでいたのは誰も知らない

そんな早苗を見て二柱が無理矢理に剥がして拳骨を喰らわしたらしい

そして、数日が経ち異変が始まろうとしていた……

どうでしたか・・・?


早苗さんの暴走ですw


次回は・・・霊夢さんが御立腹です


でわ、また次回に><

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