第50話 『桜と閻魔』
どうも、神夜晶です
初めての50話ですw
先程、アクセス数とお気に入りを見ましたら・・・
PV10万を突破してました
しかも、お気に入りが80件m9(^Д^)
本当に有り難うございます!!
これからも頑張ります!
今回は映姫です
少しキャラ崩壊・・・?
なるかは分かりませんけど;;
でわ、どうぞ~
小町が来てから数日が経った
桜は何時も通りの日々を送っていた
料理の本を読んだり小説を読んだりと過ごしていた
そして、現在昼前で11時になったばかりだった
桜は何を作ろうかと考えているようだ
「今日は御飯を豪華にしないといけない気がします……
色々と作ってみましょう!」
そう言って桜は色々と作り始めた
先ずは茶碗蒸し
その次に黒豆、なると、豚の角煮、海老、卵焼き
それから、1時間を掛けて桜は作った
しかも、二人分だった
「少し張り切り過ぎてしまいましたね……
何故、私は二人分を作ったのでしょうか?
何方か来そうな予感がするのですけど
誰が来るのでしょうか……?」
桜は誰か来る予感がしてならなかった
それに応えるかのように玄関が叩かれた
コン!コン!
「御免下さい」
「は~い
この声は確か……
ふふ、この食事を作った理由が分かりました♪」
桜は声の主に覚えがあるのか
作った料理を見て納得していた
桜は歩いて玄関まで行き扉を開けた
ガチャ!
「こんにちは、神呪桜」
「こんにちは、閻魔様!」
「お元気そうで何よりです」
「閻魔様も、お元気そうで良かったです!」
「私は言っても閻魔ですから
病気にはなりませんよ
上がっても良いでしょうか?」
「はい、お待ちしてましたので♪」
「来るとは言ってませんが?」
来たのは閻魔である映姫だった
今日は非番なのか、桜の家に来たようだ
桜は映姫を待っていたと答えて
映姫は「来るとは伝えてない」と言ったが
桜は微笑みながら答えたをした
「閻魔様が来る予感がしたんです!」
「成程……それは凄い予感ですね」
「ふふ、有り難うございます」
二人は話しながら台所へと向かった
そして、台所へと着いて映姫は首を傾げて桜に声を掛けた
「これは……料理を作って待っていたのですか?」
「待っていたのではなく
先程、作り終えたばかりですよ!
閻魔様が来る予感がしたので
今日は少しだけ頑張りました♪」
「そうですか……分かりました
少し立ち寄って様子を見るだけの予定でしたが
貴方の御好意は無駄にはしません
頂くとしましょう」
「はい、食べて下さいね♪」
「えぇ」
映姫は少し微笑みながら桜を褒めていた
しかも、普段はしない頭を撫でるという方法でだ
これを見たら小町や霊夢などが目が点になるだろう
それ程までに映姫の行動は珍しかった
頭を撫でられた桜は、霊夢達にされたように
とても喜んでいるようだ
それから、二人は椅子に座り「いただきます」をした
「沢山、食べて下さいね」
「えぇ、頂かせてもらいます」
「はい!」
映姫から先に食べ始めた
箸を取り近くにあった黒豆を口にした
映姫は数秒間、もぐもぐと食べて口を開いた
「文句なしですね
味も沁み込んでいて申し分ないです」
「閻魔様から、お褒めの言葉を……嬉しいです」
「む……私も思った事は素直に口にします
なので、不味いようでしたら
不味いとハッキリ言います
ですが、貴方の料理は見事です
幼くも実力は其処ら辺の料理人にも負けないでしょう」
「そんなに褒めても
私は普通ですよ?
ですけど、閻魔様に褒められますと
普段より嬉しい気がします♪」
「そうですか……
まぁ、私は余り褒めないので
その所為もあるかもしれません」
「そうなんですか……
ふふ、これは皆さんに自慢出来ますね
閻魔様に褒められました(ドヤァ)!って」
「えぇ、誇って良いですよ」
「ふふ」
映姫と桜は楽しそうに食事をしていた
余り他人を褒めない映姫でも桜を褒めていた
食事に関してもそうなのだ
映姫はかなりの食通で、しかもハッキリ感想を言うので
人里で精神的にボコボコにされた料理人が多い
しかし、桜は褒められた
それは、かなり凄い事だった
「この豚の角煮も美味しいです
脂身が全く油っぽくなく
何個でも食べれますね」
「ふふ、有り難うございます
それには一番、苦労しました……
どうやって油っぽさを無くそうかと……」
「どうやったのですか?」
「ひ・み・つ♪です」
「……」
「……(カァァァァ)」
桜は豚の角煮の油っぽさの取り方を聞かれたのだが
秘密と言った、しかも恥ずかしいポーズ付きで
「ひ・み・つ」の「つ」の部分で一指し指を口に当てて微笑んだのだ
これには自分でやっていて恥ずかしかったらしい
それを見た映姫は目をパチクリさせていた
しかし、数秒後に……
「(くっ……鼻血が出そうです
何という破壊力……
他の者達が、この子に夢中なのが分かります
今のポーズを鴉天狗の彼女に撮っておいてもらうべきでしたね……
まぁ、今は……この子との食事と会話を楽しみましょう
この子の終わりは……近いのですから)」
映姫は鼻血が出るのを必死に我慢していた
その反面で桜の事を心配していた
そして、爆弾発現とも言える単語を思っていた
「終わりは近い」と……
当の本人である桜は
そんな事を知る由もなく映姫に楽しそうに話し掛けていた
それから、二人は食事を終えて再び話していた
桜は前から思っていた事を口にした
「あの、閻魔様」
「なんですか?」
「えっとですね……」
「? ハッキリ言いなさい
もしや、私に言えない疚しい事でも?」
「い、いえ……そうではなくて
閻魔様って言うと他の方も呼んでしまうので
映姫様って……呼んでも良いでしょうか?」
「っ……!?
(なんという破壊力……後少しで鼻血が出そうです
涙目の上目遣いで見るのは反則ですよ……)
い、良いでしょう
貴方だけ特別に許可します」
桜は閻魔ではなく映姫と名前で呼びたかったらしい
それを話したのだが、涙目の上目遣いで頼まれ
映姫は鼻血が出そうだった
けれども、なんとか耐えていた
しかし、桜は追い討ちを掛けたのだった……
「本当ですか(パァァァ)!?」
「……
(あ、もう駄目……)」
桜のパァァァという効果音付きの笑顔で映姫はKOされてしまった
映姫の鼻からツーという音がしそうに少しだけ鼻血が出た
それを見た桜は吃驚していたが
直ぐにティッシュを持って来て映姫に渡した
「え、映姫様!?
直ぐにティッシュを持って来ます!」
「お、お願いします……
(神呪桜……恐ろしい子です……
む、よくよく考えたら私はフルネームで呼んでいますね
ふむ……私も名前で呼んでも良いか
この子に聞いてみましょう)」
映姫は桜からティッシュを貰い鼻に詰めた
それから、鼻血が止まりティッシュをゴミ箱に捨てて
映姫は桜に考えた事を話した
「大丈夫ですか?」
「えぇ、大丈夫です
心配を掛けました
それで、提案なのですが」
「どうかしました?」
「はい、貴方も私を名前で呼ぶのでしたら
私も貴方を名前で呼ぶのはどうでしょうか?」
「あ、その事でしたか
はい、どうぞ♪
というよりも、名前で呼んでくれないと嫌ですよ……?」
桜は首を傾げて「名前で呼んで?」と言った
それに対して映姫は……
「……(ツー)」
「映姫様!?」
またしても鼻血を出したのだった
桜は一瞬だけ混乱したが、ティッシュを渡した
映姫は再びティッシュを鼻に詰めた
それから二人は夜まで話し合いをして
映姫は夜食も食べて帰っていった
桜は映姫が帰る時に「また来て下さいね♪」と言った
それが原因で映姫は帰り際に鼻血を出したらしい
幸いにも鼻血を出した所を見た者は居なかったようだ
如何でしたか。。。?
やってしまったw
映姫は変態度が、かなりUPした!
桜は映姫にフラグを少しだけ立てた!
次回は・・・番外編でも書きましょうかね?
丁度、明日は休み!
でわ、また明日!




