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ボチボチ進んでいきます(*´∇`*)
目が覚めると下半身が重かった
辺りを見渡すと右には愁さんが腕枕をしながら寝ていて
左には要さんが私に軽く手をまわしながら寝ていて
陸さんは足らへんに触れながら寝ていて
淳さんと律さんはもう1つのベッドに寝ていた
何この夢みたいな光景
そっか私彼らに抱かれたんだ
「うん起きたの?」
腕が軽くなった愁さんが目を覚ました
少し低血圧な感じがまたドキッとした
「はい…」
「昨夜は可愛かったよ。」
そう言って愁さんは私の頬に軽くキスをした
誰もが喜びそうな言葉
でも何だか嬉しくはない
「あの…
そういう言葉止めてもらえますか?
期待しちゃうんで。」
あくまで一夜の関係
そう思えるように優しくするのは避けてほしい
奇跡は1度だから奇跡と呼ばれる
「何言ってんの?
俺たちは今日だけで終わらすつもりはないよ
君は永遠に僕のものだ。」
愁さんの優しい言葉
でも絶対そんなの嘘だ
愁さんもみんなもただヴァージンの私が珍しかっただけ
私を愛しているわけではない
急に心と共鳴したように下半身からの痛みがます
いきなり零れた涙
「ごめんなさい…。
みないでください」
わかってたハズなのに泣く自分が情けない
目元を手で覆いベッドに顔をうずめる
すると急に身体が暖かくなる
「嘘なんかじゃない
君は俺たちの彼女になるんだ
拒否なんてさせないよ。」
いつの間に起きていたのか
みんなが私の側にいてくれていた
「初めは何でこんな女って思った。
でも触れてるうちに
もっと心に触れたいって思った
だから俺らの女になれよ。」
淳さんの強引な言い方
でも今はみんなが愁さんと同じくらい大好きだ
ずっと側にいたい
「私なんかで良いんですか?
そんな美人でもないし
子供だし
つりあわないし…。」
すると今まで何も話さなかった律が急に押し倒してくる
上から私を鋭い視線でみつめてくる
「君は意外に身体に教え込まれる方が好きなのか?」
えっ?
律さんってこんなキャラなんですか?
驚いていると陸さんが止めに入ってくる
「ねぇ名前何て言うの?
彼女になるんだし君はないよね」
「瑠璃です」
すると陸さんは携帯に打ち込んでいた
横からは要さんにカバンを渡され携帯で番号を交換する
全員分のアドレスと番号が携帯に入る
「最高の誕生日プレゼントです。」
日付が変わったから今日は瑠璃の誕生日
きっと生きてきた中で1番幸せな誕生日になる
「えっそれって
せい…。」
何かを言おうとした陸さんの口を愁さんが手で押さえてる
瑠璃には全く予想がつかなかったが
みんなはわかってるみたい
首をかしげて愁さんをみるとニコッと微笑まれた
「俺らが彼氏になったってことだよね?」
「あ、はい…。」
結局愁さんは続きを教えてくれなかった
「誕生日ならまた別に贈り物送らなきゃね
君を縛っていられるものを」
そう言って要さんが妖しい笑みをうかべた
瑠璃はひきつった笑いしか返せなかった
この後メンバーは全員東京に帰って行った
そう私たちはかなりの遠距離恋愛
日によっては彼らが忙しくほとんど連絡出来ないこともある
でも彼らは必ず毎日写真付のメールを送ってくれる
私の不安を消し去るように
そして私の元に1枚のチケットが届いた
小さめのホールでの彼らのライブ
やっと会えるんだ
会えない時間はとてつもなく長いと思ってた
でもよく考えると1ヶ月なんて短い間の我慢で済むだけマシだよね
あと少しで会える
そう思うと凄く胸が高鳴った
翌日からはもちろん当日の服選び
みんなはどんな服がす好きかな??
でもライブだから軽装のほうが良いよね
うーん・・・
チケットを出して通されたのは一列目の真ん中
目もあうしタッチもできる場所は1人のファンとして凄く嬉しかった
披露された新曲は淡く切ない年下の女のコへの恋心を歌っていた
また彼らの曲が私を魅惑の世界にひきずりこむ
ライブが終わったときには興奮状態が止まらなかった
名前を言って楽屋に入ることに成功した
愁さんが私に言ってたとおり
でも案内された楽屋にまだメンバーの姿はなく
1人の女性がいた
「あら、あなた真ん中の席にいた
愁たちとどういう関係なの?」
たしか私の隣にいた人
私よりもだいぶ大人で
ここに入れるのは彼らの知り合い
そしてチケットを用意したのは彼ら
そう思うと悲しくて悲しくて仕方なかった
「あなたは??」
「まぁ特別な関係ってとこかしら…。」
目の前が真っ暗になった
やっぱり彼女なんて嘘だ
私はきっとからかわれていて、何人もいる女のコの1人
せいぜいその程度
瑠璃はその女性の前でその場に座り込み涙を流し始めたのだった
ストーリー展開が未だに定まりません(笑)
うーん…
どういう順番にするかなぁ(´・ω・`)
ここまで読んでくださってありがとうございます☆
つたない文ですが
次話も読んでもらえたら嬉しいです(*^^*)