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それからというもの沢山の繋がりが薄くなった
もちろんみんなに連絡はとってないし
昴とはなんだか気まずくて
由利亜にはたぶん避けられてる
当たり前か…
何も頭に入らない
私はみんなから離れても
将来なんてみえてこない
ただただぼーっとした毎日だった
授業を受ける気をなくした瑠璃は
初めて1時間屋上でさぼった
無心で風にあたる
秋の少し冷たい風が肌をなぞる
その感触がなぜか心地よい
「こんなとこにいたんだ
先生が探してたよ
早く謝った方がいいよ
じゃあ」
先生におそらく頼まれたのであろう
由利亜は呼びにきてすぐに教室に戻ろうとする
「あっそうだ…
瑠璃って誰でもいいの?」
「え?」
こっちからみえるのは由利亜の背中だけで
肝心の表情は全くみえない
「彼氏と別れたからって
好きでもないのに…
昴センパイのことまだ傷つけるなんて…」
「それは違うよ」
今度は昴が屋上にあらわれる
瑠璃を探していたのだろうか?
用もなく会いにくる昴を避ける毎日
それでも昴は絶対会いにくる
「昴センパイ⁉」
「瑠璃を責めるのはやめてくれるかな?
俺は傷ついても良いんだよ
好きな人のそばにいれるだけで
そういうもんだろ?」
「えぇそうですよ
でも自分の好きな人が傷つく姿を黙ってみてるなんてできません!」
なんだか頭の中がぼーっとする
「2人ともやめ…」
言葉が最後まで続かず
ふらっときたからだの異常になすすべもなく
力が抜けてく
「あっぶねぇ…」
そんな声がきこえ
くるハズの痛みはなく、かわりに暖かいものに包まれた
目が覚めると視界がすごく白くて明るくて
私…どうなったんだっけ?
「瑠璃?良かった目覚めて…いきなり倒れるからビックリしたよ
それだけ瑠璃悩んでたんだよね…ごめんね気づかなくて
私が支えなきゃいけなかったのに」
今にも泣きそうな顔をしている由利亜を抱きしめるほどの気力はなかったけど
精一杯手を伸ばして
みつけた由利亜の手を強く握りしめた
2人はすぐに笑顔になった
「瑠璃大丈夫か?
瑠璃が寝てる間にさ…勝手で悪いけど瑠璃の彼氏のこと由利亜に話した
わりぃ」
ぴくっと瑠璃の繋いだ手が少し強張る
私の親友は
ありえないハズの彼らとの関係を
理解してくれるだろうか?
信じてないわけじゃない
でも普通のことではないハズだから
不安になりながら由利亜に視線をむけると
由利亜は変わらず笑顔だった
「誰にも言わないし
これからはちゃんと相談にも乗れる
瑠璃と私は親友だもん
でしょ?」
「ゆりああああああああああ」
「はいはい」
ちゃんと仲直りしたものの
まだ休みなさいと言われた瑠璃はしばらく保健室にいつづけた
由利亜も授業をサボってまでいてくれてる
良いのかな?と思ってたら
担任の先生は2人のケンカをお見通しだったみたいだ
「瑠璃…ホントにもう良いの?」
さっきから何度もきかれている質問
もちろんみんなとのこと
「いいの…もう終わったことだから」
まだ好きだけど…きっといつか忘れられる日が来る
時が私の想いを連れ去ってくれる




