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プレゼント
「これ…はい。誕生日おめでとう。」
「え?いいの?やったー。」
「良かったね。んじゃ
お母さんはお仕事行ってくるから。」
「うん。行ってらっしゃい!」
そう言う子どもを背中に女性は
駅に向かい、そして都市部の
宝石ショップに行った。
その後。質屋に行った。
合わせて50万。
これが彼女の仕事。
翌日。
駅に向かい、
そして昨日と違う都市の
時計ブランドショップに行った。
その後。また別の質屋に行った。
合わせて35万。
これが彼女の仕事。