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ドッペルゲンガー
ある男がいた。
そしてある男もいた。
2人は全く同じ容姿。
「誰なんだ。お前は。」
「俺はお前だ。」
「ドッペルゲンガーというやつか。」
「お前、殺人癖があるだろ。」
「あぁ、今はネズミで我慢しているが
青年時代は数人殺した。」
「俺は死なない体だ。
俺はお前を救いにきた。
何度でも殺すがいい。
10分後には生き返る。
血は出るがな。」
「では早速殺させてくれ。
風呂場に行こう。」
そして男は目の前の男の心臓を包丁で刺した。
自分を殺しているようで気持ちがいい。
いい気味で、爽快だ。
これで10分後には生き返る。
最高じゃないか。
男は数百人の同じ男を殺し続けた。
「少し疲れたな。」
「言い忘れてたが、
今の俺が死ぬと明後日の俺が出てくるからな。」
「ん?どういうことだ?」
「お前が殺したのは今までの俺の未来だ。
死ぬ間際の俺から今の俺まで、
つまり毎日の俺を殺したってことだ。」
「つまり俺の余命は……」




