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第53話 告白 確証は無いけど

冒頭は第3話とほぼ同じです。


 イァイ国の中でも有数の規模の街である城塞都市ヨルグの北側区画、そこにある娼館は他の業種の店とは違い一際存在感を放っている。

外に面した広い部屋は、道行く人から中が見えるように、格子が通ってはいるものの一本一本は細く、また間隔も広めにとられているので、視線を妨げはしない。

中には日によって違いはあるが、約20名ほどの封印術によって魔力を封じられた証である、魔封紋を額に浮かび上がらせた女性たちが、所狭しとひしめいている。

女性たちは時間帯によって交代制になっているが、それはあくまでも混み合う夜のお話。

こんな昼間それも午前中はそのような決まりも無く、それでもこの部屋に居るのは、少しでも早くこの生活を抜け出したいという、勤労精神の溢れる者たちであった。


 其の為中に居る女性たちは、その目つきや言動そして服装に労働意欲を漲らせている。

労働者たちの年齢は公称では15歳から30歳までとなっているが、幅広いニーズにお答えする為追加料金を支払う事により、希望が叶う事があるとか無いとか。

お客は入口から中に入ると、昼間にもかかわらず薄暗く足元の間接照明のみが照らしている中、受付までの廊下を歩く。


 受付では、先ほどの外に面した部屋が見えるようになっており、そこで客たちはパートナーを指名するのである。

セルは、小柄な可愛らしい感じのするピンクの衣装の『羽』の女性を選び、僕にも選ぶように促してきた。

突然の事にどぎまぎするも、どうやら他の客が来たらしい足音がして、あまり時間をかけられないと赤い衣装の『尻尾』の女性を選んだ。

僕が選んだ女性は、とても情熱的な瞳をしているそして、どことは言わないが体の一部分がとても存在を主張している。

後は部屋へ行くだけであったが、セルは受付の男性に僕らの部屋を隣同士にしてくれるように頼んでいる。

そういうサービスはしていないと渋る受付の男性の手に、こういう時にとても効果的なものを握らせると、途端に上機嫌になり西の7番と8番という横並びの部屋の鍵を渡してくれた。

部屋の場所は女性たちが知っているという事で、僕達二人はその後について回廊となっている廊下を歩いて行った。


 部屋の前でじゃあとそれぞれの部屋へ別れようとする女性たちを、まあまあと宥めながら僕らと一緒に一部屋に入ってもらう。

四人でというのは料金に入っていないので困るという女性たちに、セルがそうじゃ無いと説明する、するとおもむろに僕の肩を抱きながら女性たちに告げた。


「実は俺たちは将来を約束した仲なんだ、だが男同士という事で中々想いを遂げられずにいた、ここなら邪魔は入らないと思って来たんだ、頼む俺たちを二人してくれ」


唖然とする女性二人とそして僕。

尚もセルが続ける。


「俺たちがここを使うから、君たち二人は隣の部屋にいてくれ、時間がきたら一緒に戻れば問題ないだろう? ちゃんと評定は10に丸するからさ」


 後で聞いたら評定というのは、訪れた客が従業員の接客態度を帰る際に指定の

用紙に記入するようになっており、1から10の10段階で評価して、これが

高ければ待遇が良くなり、逆に低いと最悪解雇されてしまう事もある、女性たちにとっては厳しいシステムらしい。


「それならまあいいけど、あなたハンサムだったからちょっと期待してたんだけど、そっちだったとはねー」


とセルが選んだピンクさんが言うと、今度は僕が選んだ赤い女性が


「あたしもあんたみたいなの可愛くてタイプだったんだけど、そういう事ならしょうがないわね、頑張んなさいよ世間になんて負けちゃだめよ」


と励まされてしまった。

こうして女性二人は隣の部屋へ、ここには僕とセルの男二人が残る事となった。

するとセルが僕の方を向いて話しかけてくる。


「やっと二人きりになれたな」

「!? えっ、うっうん、そっそうだね」

「あほ、俺は違うって言っただろ、なにあせってんだよ」

「そっそうだよね、あーびっくりした」


 このように、なんとか場が整いエイジの事を打ち明ける事になった。

こんな日がくるとは思いもよらなかった、少なくとも初めてその存在を認識したあの頃には。


◇◇◇◇◇◇


「こういう所はさ、音が外に漏れないように部屋の防音には気をつかってるんだよ、だからここなら秘密の話をするにはうってつけだと思ってな」


 セルがここを選んだ理由を教えてくれる、そっかー防音がしっかりしてるのかー、勉強になるなー、何で知ってるんだろうなー。

深刻な話をするにはもの凄い場違いな、淫靡な色遣いの壁や布団を出来るだけ気にしない様に、僕が話し始める。


「あのさ、セル封印術できたよね? 僕にかけてくれない?」

「・・いいけど、これからの話に関係あるのか?」

「うん、お願い」


 イスに座り向かい合った状態で、セルが僕の額に手を当てる、しばらくすると少し脱力したような感覚に見舞われる。

かかったとセルに言われ、部屋にある女性の身だしなみ用と思われる鏡で確認すると、僕の額に魔封紋が浮かび上がっている。

本当に使えないものか、『絆』を操作しようとするも、まるで動かない。


「本当だー、全然動かせないよー」

「そらそうだろ、そういう術なんだから。

そもそも、この部屋だって『魔散石』が設置されてるだろうから無理だろ」


そこでエイジにお願いする。


【エイジー、『阿』だけでいいから動かしてみてよ】

【わかった】


 突然アルの手元から浮かんだ鉄球が、部屋の中を縦横無尽に飛び回り始めた。


「なっ!?」


 僕は驚愕するセルを見ながら、そりゃあ驚くよなーと完全に他人事な感想を抱いていた。

手元に戻した『阿』を所定の場所にしまって、あらためてセルに向き合う。

セルは未だに自分の中で消化できないのか、不思議そうな表情で僕に話しかけてきた。


「そんな・・・・、封印術もそうだが、この部屋だって『魔散石』が施されているはずなのに、そんな中でって一体なにがなんだか」

「突然でびっくりするかもだけど、実は僕の中にはもう一人別の魂が存在してるんだ」


 いきなりこちらの手札をすべて明かしてみた、セルは常識人だけにこんな常識外の事は中々信じられないようだ、まあ当たり前だけど。

セルが落ち着くのを待ちたいところだけど、一応この部屋も時間制限があるから、話を先に進める事にした。


「名前はエイジ、僕が生まれた時からずっと一緒なんだ、物知りで征龍剣とかもエイジから聞いたんだよ」

「アル、お前もしかしてなんか思いつめてるんじゃないのか? それでそんな・・、自分の中に他の人がいるなんて馬鹿な事を言い出したんじゃないのか?」

「違うって、セルもさっき見たでしょ? 鉄球飛んでるところ、僕はセルの封印術で魔術使えないけど、エイジは使えるんだよ、どう? これって僕の中にもう一人いるって証明した事にならない?」

「・・・・確かに、いや、でもなあ・・・・」

「まあすぐに信じられないのは無理ないけど、僕はウソ言ってる訳じゃ無いし、ありもしない錯覚を起こしてる訳でも無いよ。

もしもセルが思う証明の仕方があれば、やってみるから言ってみてよ」


 セルも予想外の展開すぎて、すぐには思いつかないらしい。

まずはちゃんと理解してもらおうと思い、出来るだけはしょらずに最初から説明していった。

エイジが剣の加護を持っているから僕が剣を使ってるんだとか、鎖分銅を使うのは僕で鉄球を使うのはエイジだとか、あの時第10階層で壁の問題解いたのもエイジだったんだとか色々。


 中でもセルが一番驚いていたのが、エイジが元々魔物はいない魔術もない異世界から来たってところ。

一度死んで神様に会って色々授けられて、僕の中に転移させられてきたんだと説明する頃には、すでに脳の処理能力を超えてしまったようで、逆に反応が薄くなっていたくらいだ。


 僕が通常一般人が知らない龍についてや、その龍を倒す事のできる武器の存在を知っていたのも、エイジが神様から授けられた知識によって教えてもらったんだという事も合わせて説明しておいた。

そして、僕はあの時第10階層から持ち帰った、『コールミラー』をセルに見せながら、このアイテムの能力について解説した。


「セル、これはあの時第10階層から持ち帰ったアイテムで、『コールミラー』っていうんだ。

エイジに教えてもらったんだけど、このアイテムの能力はどんなに離れている相手でも、これを開いて鏡に向かってフルネームで名前を呼ぶと、話ができるっていうものなんだって、試してみない?」


そう言ってセルに手渡すと、首をかしげながら蓋を開け鏡に向かって名前を呼んだ。


「クルージュ=ワイズナー」


すると、それまでセルの顔が映っていた鏡に、女性の顔が映し出されている。

呼んだセルも驚いていたが、呼びだされた女性はもっと驚いていた。


「!? セル? セルなのかい? どうなってるのこれ? セルなんでしょ?」

「ああ、俺だよ母さん、驚かせて済まない、離れてる人と会話ができる特殊なアイテムを使ってるんだ」

「そんなものがあるの? 今どこにいるの? シャルは? シャルは元気なの?」

「今はイァイ国のヨルグにいるんだ、シャルも元気だよ、今はちょっと別の所にいるんでここにはいないけどね」

「そうなの・・、たまには手紙ちょうだいね、無事でいるのか心配だわ」

「そうだね、出すようにするよ、それで母さんこのアイテムの事は誰にも言わないでね、下手に知られると命を狙われそうだからね、じゃあ母さんまた」

「えっ、もう? お父さんにも元気な声聞かせてあげたいのに」

「ごめん、時間が無いんだ、母さんから元気でやってるって伝えておいてよ」

「わかったわ、それじゃあ体に気を付けてね」

「ありがとう、母さん、それじゃあね」


 ふうと小さく息を吐いてコンパクトを閉じると、僕に返してくれる。

少し考え込んでいたかと思ったら、顔を上げて口を開いた。


「本当にそのエイジってのがいるのか?」

「うん、そうだよ、大体こんなアイテムがあるなんて、普通知らないでしょ使い方も性能もさ、僕だってエイジに教えて貰わなかったらわからなかったよ」

「・・・・わかったよ、何が何だかよくわからないけど、これだけ並べられたら何も無いとは言えないしな」

「信じてもらえてうれしいよ、それでエイジが言うには、セルとシャルは信用できるしアーセも問題無いけど、アリーはまだ付いて来てる目的も何もわからないから、自分の事は言わないで欲しいって事なんだ、だから10層では話せなかったんだよ」

「なるほどな」

「だからこのアイテムの事も、アリーに知られない様にセル以外にはどんなものなのか言わないから、セルも秘密にしておいてよ」

「わかった」


とここでエイジから話しかけられた。


【アル、ちょっと俺が考えてる事話すから、セルにも説明してやってくれ】

【うん、あっ、セルに言っておくからちょっと待って】


「セル、なんかエイジがセルに話しておきたい事があるっていうから、しばらく僕黙ってるけどおかしくなったわけじゃ無くて、ただエイジの話聞いてるだけだからね」

「俺に? なんの話だ?」

「わかんない、それをこれから聞くんだからさ、ちょっと待ってて、聞き終わったら話すからさ」

「あっああ」


【・・・・っとまあ、そんな風に思ってるんだ】

【ふーん、じゃあセルに話すね】


 しばらくエイジと魂話してたんでわからなかったけど、セルがじーっと僕の事を見ていた。


「セル? なんでそんな見てんの?」

「いや、なんか目開けたまま動きもしないで、寝てんのかなって思ってさ」

「エイジの話聞いてるって言ったじゃ無いか、これだけやっても全然信じて無いんだなー」

「いや、悪い、そんなつもりじゃ無かったんだが」

「まあいいや、とにかくエイジの話を伝えると、ダンジョンはどうもおかしいって言うんだよ」

「おかしい?」

「うん、誰が造ったのかはエイジにもわからないんだって、でも侵入者を排除するっていうよりも、訓練してるみたいに感じるって」

「・・訓練か、いわれてみればな」

「それで、これはなんの確証も無い勘みたいなもんらしいんだけど、あまりにも符号が一致する気がするって言うんだよ」


 セルが余計に不思議そうな顔をしている、まあ僕も本当かどうかわかんないんだけど。


「一体何の事だ?」

「あのね、エイジの知る限りでは、龍を攻撃出来る征龍の名を冠した武器って全部で六つあるんだって」

「六つ・・・・」

「でさっきの『コールミラー』みたいな、どういう理屈で効果を発揮しているのかわからないアイテムも、六つあるんだって」

「あんなのが他に五個もあるっていうのか?」

「うん、それでダンジョンも各国に一つずつで全部で六つある、これが偶然とはとても思えないって言うんだ」

「武器とアイテムとダンジョンが・・・・、つまり他のダンジョンにも征龍の武器とアイテムが眠っていると?」

「そうなんだ、少なくともエイジはそうじゃ無いかって、それと、ダンジョンを造った存在と『ドラゴンリング』を作ったのは同じなんじゃないかってさ」

「王家を守るためのものと、それとは逆に打倒すものを両方作ったっていうのか?」

「別々の者が作ったにしてはおかしいって、仮に敵対しているとしたらわざわざダンジョンの奥にあんなもの置かないで、自ら使ってとっくに倒してるはずだって」

「・・確かにな」

「あれは王家がもし害になった場合に備えての、抑止力として設置されてるんじゃないかって、かといって簡単に持ち出せない様にしてるんじゃないかってさ」


 セルは、「王家が・・・・」とつぶやいたまま沈黙している。

しばしの後、話し始めた口調はどこか重いような、迷っているような普段のセルとはかなり印象の違う、たどたどしい感じを受けた。


「しかし、もし王家をどうにかしたいと思っても、例えあそこまでたどり着けたとしても、あんな問題解けないんじゃないのか?」

「そういえばそうだね、うーん、ちょっとエイジに聞いてみるね」


【聞いてたよね? エイジ】

【ああ、それはだな・・・・だと思うぞ】

【へー、そうなんだー】


 こういう時、エイジも僕以外の人と話せたらなと思う。

筆談って手もあるけど、筆記具は嵩張るし高いしなー、流石に話すスピードで書けないだろうしなー。


「あのね、セル、大陸の名称がつけられたのはかなり昔らしいけど、調べれば文献には残ってるらしいよ」

「本当か? 歴史の類の本も有名なものは目を通してるつもりだが、これまで聞いたことないぜ」

「王家が代々引き継がれている知識を、其の全部を一般に公開しているわけでは無いんじゃないかって」

「・・だったら、結局王家の関係者しかあの問題解けないって事じゃないのか?」

「それと、あの箱が問題解いたことによって開いたのは間違いないけど、開けられなかったのは問題は関係ないって」

「・・どういう事だ?」

「あの箱は確かに頑丈だったけど、開けられなかったのは鍵穴を見つけられなかったから。

それがあるってわかっていれば、問題解けなくても鍵をはずす方法はあったはずだって」


 セルは何事かを考えているらしく、椅子に座って両手を組んで難しい顔をしている。

そして、なにかを胸に秘めているかのように、深いため息をついて話し出した。


「特別な考えも無くダンジョン攻略なんてしてたけど、もしかするとあのままにしておいた方が良かったんじゃないのか?」

「どういう意味?」

「つまりさ、むやみにあそこから持ち出さずにいれば、あそこまでたどり着くのはかなり厳しいだろう?

普通、誰も手に入れる事なんて出来ないんじゃないのか? 

だったら、必要とされるその時までそっとしておくのが正解だったのかなってな」


 エイジがちょっと待ったと話しかけてくる、なんか混乱しそうだ。


「セル、エイジがそれは結果論だって、開けて中を見たからこそあそこにあるってわかっただけで、事前にわかってたわけじゃ無いんだからってさ」

「・・・・まあ、確かにな」

「それでね問題になるのが、僕が武器屋で買ったもう一振りの征龍剣なんだよ」

「・・そういえば、もう一つ持ってるって言ってたな」

「うん、これが巷に出回ってるって事は、もし同じようにダンジョンに置いてあったとしたら、それが攻略されたって事でしょ」

「ダンジョンにあったんなら、そういう事になるな」

「それがもしも、悪い奴の手に渡ったら、どうなると思う?」

「・・何が言いたいんだ?」

「各国のダンジョンに確かめに行かないかってさ、武器が持ち出されてるかどうかを」

「・・・・、まさかとは思うが、武器を回収して王家を滅ぼすつもりなのか?」


 セルの目が怖い、僕が言ってる訳じゃ無いんだけど。


【エイジー、なんかセルが怖い目で見てるんだけど】

【おそらくセルはミガの王家を知ってて、それが敬うべき存在だって思ってるんだろうさ。

だからもしも王家を打倒しようとしてるんだったら、協力は出来ないって言いたいんだろうな】

【そんな事しないよね?】

【ああ、別に王家になんか怨みも興味も無いからな、だからこうしたらどうだ? 

ようするにさ・・・・・・・ってな】

【なるほどね、言ってみるよ】


「あのさ、セルもそんな武器が出回ってるとしたら嫌でしょ?」

「嫌っていうか、忌々しき事態だとは思うよ」

「だからさ、僕らが持ち出すんじゃ無くて、ダンジョンにあるようなら確認だけして戻ってくればいいじゃない」

「・・それで、もしもすでに無くなってたらどうするつもりだ?」

「悪い奴の手に入らない様に、行方を探して回収するとか、王家に対して忠告するとか、その時に考えるって事でどうかな?」

「・・・・知ってしまった以上、このまま放置する訳にもいかないか」


 そこまで話したら、ドアがノックされた。


「お客さーん、そろそろ時間よー」


 それを合図にして、とりあえずこの場での話はここまでという事になった。


『魔散石』は魔力を散らせる効果がある石ですが、相手に直接触れて体内にかける封印術にはその効果は影響を及ぼしません。


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