表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【DOMESTICS】音楽雑誌『BAND STYLE』特集記事  作者: 宮地拓海


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

6/14

TRACK2.『EXIST』

『EXIST』

動画リンク https://youtube.com/shorts/3axhblL6n28

――今回は、曲のテーマ『存在』を強く感じさせる映像でしたね。


久世(Vo):ここにいるのに、誰にも認識されない、っていう。


――無数のマネキンがとても異質で、少し不気味さを感じました。


久世(Vo):現場はもっと不気味だったからね。


一同:(笑)


挿絵(By みてみん)


桐生(Gt):ずっと言うんだよ、「寂しかった、怖かった」って(笑)

篠原(Ba):なんか、最後の方マネキンに名前つけ始めてたって(笑)


――そうなんですか?


久世(Vo):この撮影の時って、衣装合わせで三人一緒で、その時にちょっと撮影したんだけど、そのあとずっと別行動だったのね。衣装合わせして、壁の前に並んで、ちょっと歩いて、多分……一時間もかかってないよね?


スタッフ:45分ですね。


久世(Vo):ほら! 小学生が体育でドッジボールやるくらいの時間しかなかったんだよ。

篠原(Ba):なんだ、その例え!?(笑)

桐生(Gt):例えなくても分かるよ、45分!(笑)

久世(Vo):で、そのあとエキストラさんとのシーンが終わったら、深夜までずっとマネキンだけ! 視界に映るの、スタッフかマネキンしかいないんだよ?


一同:(笑)


――寂しかったということでしょうか?


久世(Vo):寂しいじゃなくて……本当に、「俺はこの世界に存在しているのか?」って。

桐生(Gt):歌詞の通りじゃん(笑)

篠原(Ba):それで、あの鬼気迫るシャウトのシーンが生まれたのか。


――久世さんのボーカルシーンは、確かに悲痛な叫びのように見えましたね。


桐生(Gt):なんか、スタンバイ中にマネキンが倒れて、ちょっと欠けたんだよな? で、久世が「マサハルの腕欠けてるから奥のと交換して」とか言い出して。

篠原(Ba):誰だよ、マサハル(笑)

久世(Vo):マネキン。

桐生(Gt):で、スタッフがどけようとしたら、「違う、それはサヤカ!」って(笑)


一同:(笑)


篠原(Ba):分かんねぇよ!(笑)

久世(Vo):いやいや! 胸あるから! マサハルは男だから!(スタッフさんに)分かるよね?

桐生(Gt):ほら、だ~っれも頷いてない。

久世(Vo):なんで分かんないかなぁ?

篠原(Ba):分かんねぇって(笑)


――桐生さんと篠原さんは、別の場所での撮影だったんですか?


桐生(Gt):俺はそんな遠くはなかったんだけど、久世のシーンって、とにかく余計なものを映しちゃダメだから。


――久世さんと世界が乖離しているような、異質な雰囲気の演出でしたからね。


桐生(Gt):そうそう。だから、久世まわりには近付かないようにって。

篠原(Ba):俺はね、撮影許可が下りた屋上が結構遠くて。

桐生(Gt):全然許可下りなかったんだっけ?

篠原(Ba):一応、安全面を考慮して、だろうけどね。


――それで、唯一許可のとれたのが遠方だったわけですね。


篠原(Ba):うん、遠かった……(と、遠くを見る)

桐生(Gt):寂しかったんなら、マネキン一体借りてけばよかったのに。

篠原(Ba):いらねぇよ(笑)


――少し前後するんですが、サビ前でワイングラスが落下するシーンが美しいなと感じました。


久世(Vo):あぁ、“無敵のワイングラス”ね。


――無敵、ですか?


久世(Vo):全然割れないの(笑)


――そうだったんですか?


篠原(Ba):俺らは見てないんだけど、苦労したらしいな。

久世(Vo):あの場所で撮影したいっていうのがあって、クレーン車とかは呼んでなくてさ。脚立に乗って、一番高いところから落とすんだけど、地面にぶつかったら「こんっ!」って跳ね返って(笑)

桐生(Gt):叩きつけるわけにもいかないしな。

篠原(Ba):自然落下してこそ、だろうな。

久世(Vo):で、結局、割れてないんだよ、あれ。

桐生(Gt):えっ!? 割れてないの!?

久世(Vo):よ~く見て。ワインが広がった向こうに、ワイングラスが無傷でちょっと見切れてるから(笑)

篠原(Ba):無敵だな、そのワイングラス(笑)




誰にも認識されない孤独な世界を描いた『EXIST』。

張り詰めた映像の空気感とは対照的に、インタビューでは終始笑いの絶えない時間となった。

そのギャップこそが、DOMESTICSというバンドの魅力なのかもしれない。


『EXIST』

動画リンク https://youtube.com/shorts/3axhblL6n28

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ