大和民族女性は本当に戦争の加担者か
決して全員ではないけれど、世界には大和民族女性を敵視する人達がいる。それに対する疑問。
「日本女も戦象犯罪の加担者だ!謝れ!」
と、アジア侵略について大和民族女性に謝罪を要求する風潮に私は違和を覚える。また、トランスジェンダー女性を含むあらゆる女性を守るはずのフェミニズムの学会で、
「『ヤマトフェミニズム』『やまと性』の観点から日本女性【大和民族女性】を糾弾しよう」
と、大和民族のフェミニスト達を弾劾するフェミニスト達もいる。学術界という公の場で属性によって他人を追い詰めるのは差別そのものだ。いくらアジア侵略が酷かったとはいえ、それを指揮した大和民族女性は存在していないし、していたとしても存命してない。戦後生まれの女性にばかり戦争責任を押し付けるのは私には納得がいかない。
息子を産んで洗脳して戦地に行かせてアジアを蹂躙した。だから大和民族女性も悪いと糾弾する人達がいる。それはおかしい。当時の女性達は息子を産めと男社会から非常に強い圧力がかかっていた。反戦を少しでも語れば徹底的に排除される。アジア侵略をさせたのも侵略したのも男社会。軍事的にも政治的にも大和民族女性は発言権は無かった。息子を戦地に行かせた女性達は涙を流せずに自己嫌悪に陥っていた。こういう事情を皆、知らないのだろうか。
一般の大和民族男性も妻に息子を産ませて洗脳させて戦地に行かせた。そこを問わないのは何故だろう。
大和民族女性もまた当時は今より更に差別を受けていた。投票権すら無かったし、財産権も無かった。また、本人とは無関係の借金を負わされて過酷な売春を強要された歴史もある。公娼制度だ。あまり知られていないが、従軍慰安婦の中には大和民族女性もいた。無論、家庭内暴力も有ったし、痴漢や性犯罪にも遭っていた。
そんな地獄の中で女性達を守りながら活動をしてきた大和民族のフェミニスト達は沢山いたけれど、現在では存在していない事になっている。特高警察に弾圧された女性も何人もいた。戦後、GHQが一方的に女権を拡大してくれたと勘違いしている人達がいる。けれども大和民族のフェミニスト達がいなければ現在でも日本に参政権は無かったかもしれない。
大和民族女性が歴史を茶化したり差別的な言動をとればその女性を叱るべきだけど、何も悪い事をしてない大和民族女性を糾弾するのは差別だ。属性で他人を判断して攻撃する行為そのものだ。
だから私は大和民族女性というだけで謝罪するつもりはない。「やまと性」「やまとフェミニズム」という言葉で大和民族のフェミニスト達を攻撃しながらシスターフッドを掲げる人達に私は懐疑的だ。シスターフッドとは女性同士の連携だけど、対等な関係が不可欠だ。片方に負目を感じさせる関係の何処が対等なのだろう。
大和民族のフェミニスト達自身も一般の大和民族女性達に「私達もまた加害者だ」と演説する場合がある。私はそんな事をしない方が良いと思う。卑屈になってアジアの人達に謝罪して気味悪がられるのがオチだ。歴史をしっかり学んで未来をどう見据えるかが問われている。




