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高齢者は戦力になる

 財界も報道陣も少子高齢を嘆いてばかりいて高齢者達を荷物以下だと見なしている。実に失礼な話だ。高齢者達の尊厳と士気を著しく傷付けてもいる。


 頭ごなしに高齢者達を頑固で筋力も思考力も衰えた厄介者扱いして排除する。これが日本経済を悪化させていると何故気付かないのだろう。社会保障費や医療費を削減したがる財務省も冷たい。


 現実には八十代で現役の農家は沢山いる。その人達が日本の農業を支えてきたのに皆、無視をする。ここ数年では更に高齢化して農業そのものが崩壊しかかっている。農地法や税制度を適切に変えて新規就農者を参入しやすくすべきだろう。自治体や農協や農家達も頑張ってはいるが、法制度も大事だ。


 退職させる年齢を上げる企業も増えてきてはいるけれど、まだ少ない。中年・老年層の転職や就職は非常に難しいのが現状だ。若年層はどんどん研修を受ける機会もあるし転職や就職で年齢差別される事は少ない。そこで一度退職してしまった中年・老年層は非正規雇用に甘んじるか生活保護に頼らざるを得ない場合すら多々ある。


 そこで教育や研修だ。子どもや若年層の印象が大きいけれど新しい技術や知識を中年層・老年層に分かりやすく教えるのは大事な事だ。それが出来れば中年・老年層を企業は再雇用出来る。本人達も自信がついて士気が上がって責任を持てる。労働者の数が増えれば長時間労働が減り、税収は上がり、歳出は減る。


 安易に外国人を安い賃金で重労働を長時間で働かせて恨まれて国際問題になるより遥かに現実的だ。外国人も老いるし家庭を持つ。何より感情と文化が有る。


 自国の老年層を大事にしない国が移民政策に成功するはずがない。


 中年・老年層達も諦めないで学びの姿勢を持つべきだ。独学では挫折するし、そうでなくても費用と時間が必要だ。手軽で面白く学べる場所と機会が増えれば良い。オンライン授業も良いがネット音痴の為にもオフラインの対面式の気軽な場も欲しいものだ。


 産官学が共同して中年・老年層の教育と研修を施せば日本経済は良くなる。無理矢理子どもを産めと女性達に迫るより余程人道的だし現実的だ。


 無論、中年・老年層には長時間の重労働を強要させるべきではない。むしろ技術革新や新しい知識はそれを是正する為に存在しているはずだ。本人達が無理しない程度の労働を課す。それが経営者としての役割だ。週五日の一日八時間が基本だと言われているが、老年層達が周二日一日三時間働くだけでもかなり日本経済は変わると私は思う。


 私は若年層がどんどん起業して中年・老年層をどんどん雇うべきだと思う。それには互いに尊重し合う事が前提だ。歳上は歳下を見下さず、歳下も歳上を老害だと決めつけないことだ。


 「女が子どもを産まなければ経済が衰退する。日本はオワタ」

 と、冷笑主義者達は騒ぐけれど、老年層の可能性を考え直すべきだ。


 生涯教育は大事だ。具体的な知識や技術はじっくり分かりやすく教えれば老年層も身に付く。老年層も勇気とやる気を出そう。それには産官学の啓蒙と機会が不可欠だ。

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