↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
23/559

23 あいだみち、ご機嫌いいみたい

 ランは猫の妖怪。


 オレは特別な人。


 あいだみちの体内を移動。


 お礼のおはぎ……。


 ノーウェの死は妖怪の仕業?


 そもそも、ランは何を知っている?



 そんな思いが浮かんでくるが、深く考えないように。

 考え事をすれば歩みは遅くなる。

 ここではぐれてしまうわけにはいかない。

 絶対に。



 径は徐々に登り坂になってきた。

 依然としてクマザサは深く、視界を遮る。

 径は曲がりくねり、ふとランの背が視界から消える。


 映画館の中のような薄暗闇。

 明かりはない。



 妙なところだ。


 生えている木はシイ類とクマザサのみ。

 ま、どうでもいい。

 舞台セットの環境づくりに「あいだみち」ってやつは無頓着なだけだろう。



 ランが立ち止まった。

 再び平石に小皿。

 今度はみたらし団子。


「はい、ミリッサ、これ」

 と差し出されたものは、小さな提灯。

「手に持って、しばらくしたら火が灯る」



 その通りだった。

 ほのかな明かりだが、暗闇に慣れた目には眩しいほど。

 足元だけが照らされる程度のものだったが、それでもありがたい。

 明かりは灯ったが、なぜ光っているのか。

 覗き込んでも、火はなかった。


「今日は、あいだみち、ご機嫌いいみたい。こんなのを用意してくれてるなんて」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。