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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
11章 

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安物の首輪

 妖精族の奴隷たちに付けられていた首輪は魔道具で、主人の命令に絶対服従しなければいけないものだ。


 しかし、これは粗悪品らしい。高級品だと首輪と主人に魔術的な繋がりが作られて主人の命令とそれ以外を首輪が自動的に判断する。さっきのジョーカーの声真似なんかじゃ意味が無くなるのだ。


 今回の粗悪品は、奴隷自身が主人からの命令だと認識することで服従の魔術が発動する仕組みだ。だからジョーカーように主人と誤認させるくらいうまいモノマネだったらバレるまで命令を聞かせられる。


「あー、だから奴隷商を黙らせたのか」


「はい。騒がれてしまうとモノマネだと簡単にバレてしまうので」


 命令している主人を見分けるのが首輪ではなく奴隷自身の主観とは安定性がないな。

 だから安物と言われる所以なのだろうが。


「面白そうだから一つ欲しいな」


「どうぞ。外しましたよユースケ様」


「ありがとよ。でもこれ多分重要な押収品だからギルドに取られる」


 奴隷から首輪を外したソランから受け取りながら返事をする。


「それくらいの品ならちょっと怪しい店に行けば買えるわよ」


「そうか、じゃあ後で行ってみるか。ところでアキト、こいつにはなにか罠とか仕掛けとかなかったのか?」


「鍵だけで他は何もありませんでしたね。無理やり外したら死ぬような効果がついてるものは高級品です。同じ金額でこれを10個は買えますよ」


 そういった効果が付いている首輪は、本当に逃げ出したらまずい重罪の犯罪奴隷に付けられるらしい。

 妖精族の大陸に来る前に捕まえた海賊たちを、エスリメに送らずそのままギルドに引き渡していたらそんな首輪を付けられていたかもな。

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