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スライムダンジョンのダンジョンマスター 〜俺だけが召喚できるスライムを使って一大国家を作ります〜  作者: 白街
11章 

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まぐれ当たり

「どうやらこの奥に外への隠し通路がありそうですね」


「みたいですね。イーナはここの人たちを解放しておいてくれ」


 隠し通路を探し回るが、それらしきものは見つからない。さっきみたいになんの変哲もない床が壁がスイッチになってるのだろうか。

 ジョーカーにさっきのやつやってもらってから行かせばよかった。


「おや?あれは」


 壁に旗がかけられてる。大きな鷲が描かれたなかなかカッコいいデザインの旗だ。


「洒落たもの持ってるなー。ちょっと欲しい。ラガスさん、これ貰ってもいいですか?」


 必死に仕掛けを探してる皆は正気か?という視線を俺に向けてきた。……確かにこのタイミングは違ったな。


「え?あ、はい。いいと思います」


 違法行為の物証の類ではないと判断したラガスさんの許可を貰って、俺は旗を引き剥がした。


「お?」


 剥いだところに分かりやすくスイッチがあったので押すと反対の壁が開いた。


「わーお」


「ユースケ、あんた冴えてるわね」


「まさか最初からそこが怪しいと分かってたんですか!?」


「えー、まあ。ほとんど偶然ですよ」


 勝手によいしょされるのに戸惑いながらも、隠し通路を行くと上への階段があった。

 登るとハッチがあり、開けると戦闘音が聞こえた。


 少し顔を出して覗くと、ジョーカーとアキトが5人の妖精族と戦っている。

 5人には赤く発光している首輪が付いており、ハッチ、俺たちに背を向けている小太りの男の命令に従う魔法が掛けられているようだ。


『ジョーカー、なにか助けがいるか?』


『ボス。丁度いいところに。そこの男を奴隷たちに気づかれないように気絶させていただけますか?』


 あとは自分でどうにかすると言うジョーカーを信じ俺は頷く。

 それにしても、あの奴隷たち5対2とはいえダンジョンマスターの2人に互角とは中々やるな。


「ユースケ、どうするの?」


「ジョーカーたちと戦っている奴隷たちに気付かれないようにあの男、多分奴隷商を気絶させたいんだけど」


 声を出させないよう落とすのが難しいところだ。

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