Ver2.08
推定身長7m・・・推定・・・横幅7mの腹部・・・
最初の感想はでかい。
二つ目は・・・丸いだった・・・
頭上に浮ぶ赤い文字はオークキング『オーピッグ』
「安易なネーミングだ・・・ある意味レアだが・・・」
基本フォルムはオークなのだろう・・・が、涎を垂らす顔は横に広がり醜悪で今も『クチャクチャ』と何かを租借する仕草が癪に障る。
一応・・・王と付くからなのか、体型に似合わない小さな王冠を頭に乗せるというよりくっ付けてる?
突き出た腹からディフォルメされた出ベソにはバッテンがある。
伸びきった服らしきものが、それでもよく入ったなと思わせ、首に前掛けをかけてるかと思えばマントだったり・・・一ちょ前に剣をもってやがる。
ディフォルメ要素が多い割りに可愛さが全く無い。
「ある意味・・・かわいそうなキャラなのか? デザインした人は一種の天才かも知れんな・・・人の神経を逆なでする創作物なんぞ、なかなかできんものだぞ」
変な所で感心してしまった。
何にしても大ボスには違いない倒すしか無い・・・が
「なあ、九影」
『どうかしましたか主殿?』
「いやな・・・サイズ的にはオレと戦った時のお前ぐらいなんだが・・・どうもお前の時にあった強敵って言うのかな?」
『はあ・・・?』
オレの言葉に要領を得ないような返事の九影にも、この状況で余裕がうかがえる。
「そんな緊張感や恐れみたいな物がこいつからは感じんのは、お前よりかは格下なんだろうな・・・と、そう思っただけよ」
『はっはっはっ! それは当たり前! ・・・しかし主殿にそう言って頂けるのは喜ばしい限り・・・このような大きいだけの豚鬼にひけはとりませんぞ』
嬉しそうな笑うセリフとは裏腹に、歯を見せる九影の表情は狼特有の獰猛さを覗かせる。
「ん・・・なら少しの間ヤツを撹乱しといてくれ」
『御意!』
そういつもの様に返すと敵に向かってゆっくりと歩きだす。
『ところで主殿』
「なんだ?」
九影は止り背を向けたまま、空を仰ぐように眺め。
「別に倒してしまっても構わんのでしょう?」
「おまえはどこの弓兵か・・・ま、ほどほどにな」
そんなやりとりを遮るように豚王の『ブフ~~~~~~~!!』という気の抜ける雄叫び? が響く。
「ウォオオオ~~~~~~~~~ン!!!」
それに対抗するように九影が猛々しく遠吠えを上げる。
「さ~てこっちはアイテム奪取の為に観察しますかね」
大剣を咥え敵に飛び掛る九影を見送り。 砲身を『念動』で上に上げて、敵の視界から外れる位置に移動を始める。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
九影の猛攻は遠吠えから始まっていた。
駆け出すその影に素早く、今呼ばれた五つの影達が合流する。
迎え撃つ王豚の意外に速く鋭い巨剣が迫る。
地響きを立ててそのままめり込む巨剣を、軽く紙一重でかわす。 次のステップでその腕に飛び移った。
腕を更にステップで駆け上がるように迫る九影。 その大剣が王豚の喉を掠めるように切り裂く。
『ボヒイ~~~~~!!』
王豚の痛みによる悲鳴が上がる。
止めにはならなかったが、それでもHPバーの緑が1割灰色に変わり。 ゆっくりと減少して下の黄色いHPバーを表わす。 これが更に赤から黒に塗り変われば終わりとなる。
少なくとも、後30回は同じ攻撃を当てなければ勝てないということだが・・・ 切り裂いて通り過ぎる九影に、王豚は怒りの声を吐き出しながら、巨剣を振りかぶる。
その時を待っていたように、5つの影がそれぞれの位置から、飛び出した。
一つ、咥えた長剣で反対の首筋を掠め斬り。
二つ、ソコに寸分違わず短剣を走らせ。
三つ、それに振り返る王豚の勢いを利用して鼻面を剣で切り裂いて。
四つ、ひるむその右目に槍を『念動』で突き立て。
五つ、顔を押さえる隙だらけの左耳にミスリル鉱糸を巻きつけ瞬時に切断
それが九影が着地して、振り向くまでの瞬時に王豚に起こった事。
HPバーはさらに2割半減っていた。
怒る王豚のダダをこねるような・・・しかし鋭い攻撃。 しかし影の眷属はその素早さで俊敏に避け。 あるいは王豚の影に溶け込み回避する。
そこに気を取られると、九影の急所を狙った掠み斬りが容赦無く襲う。
LV的には下の九影達だが・・・初期アビリティの高さは『政十郎の弟子』での幸運+10もあり、成長率にも影響していた。
ボス時は35LVだったが1LVに落ちた。
しかし飼い主のポイント授与で最高まで全てのアビリティを上げられた。
さらにアビリティ増加スキルの恩恵は、先程の20LV前後のモンスターを、1000体キルしてる間にドンドンLVは上昇。
LV20に達しないと使えないスキルスクロールも、飼い主が条件を満たしていればペットに使える。
それはLVが上がるたびにそのスキル効果もLVが上がり、10LVで全てMST。
システムの隠れ効果はLVアップ時のアビリティアップ確率LV×10%。
表示効果はアビリティに+SLV最高+10。
少なくとも現在25LVの九影は幸運+も相まって。 増加スキルのあるアビリティは毎LVアップ毎に1は上がり+25以上底上げと、スキル効果+10の合計35は上がってることになる。
ソコに九影の元の成長率に、追加ポイントの成長率・・・ここに現在の九影の実力が如実に現れた。
更にその間、九影は律儀に、取れるようになったスキルスクロールを、片っ端から使用。
武器スキルも合成できるものは合成した結果しっかりと『片手武器万能』『両手武器万能』を取っていたりする。
元の変異状態の35LVの時から見れば、今の平均プレイヤーの知力より高い知能を持った九影は、仙狼、大神の類に近い存在になり・・・既に邪神の加護を受けていた過去の能力を超えていた。
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「圧倒的じゃないか・・・我が軍は!」
王豚を軽くあしらうような九影達を見て、予想以上に育ったな・・・と思った。
冗談はさておき。
『ウィークポイント』の弱点表示を、潜伏して待っていたが・・・それまでに終わりそうだな・・・どうするか・・・
そういえば・・・『鑑定』に『看破』ってASがあるがモンスターに使ってなかったな・・・ 丁度良いから使えるか試してみるか。
そういうことでダメもとで『看破』を使う。
・・・使えたん・・・だな・・・
一気に王豚の身体の各所に赤いマークが表示される。 ・・・が、何か点滅している箇所もある。
「なんだ? 王冠、マントに耳に鼻、服の上下に・・・へソに巨剣か? 」
システムウィンドウには、30LV豚王の弱点である火属性や、地属性耐性が表示され。 他にも部位破壊箇所が乗っていたが、点滅箇所とかぶるのでおそらくそれだろう。
たまに他のゲームで部位破壊でボーナスやレアドロップが出るシステムがあるが・・・面白い。 やってみるか!
『九影! 今から指示する箇所を重点的に攻撃しろ!』
『御意!』
一旦、九影達の攻撃が止み影に沈みこむ。
消えた標的を探し悔しそうに吼える王豚。
『王冠、マント、耳、鼻、服上下、へソ・・・巨剣はオレがやるか・・・その後はオレが抜き取るから撹乱を頼む!』
『『『『『『御意!』』』』』』
猛攻が再度始まる。
その間にオレは『念動』を使って空中に飛ぶ。
完全に飛んでいれば衝撃波の反動も『アクロバット』で何とかなると踏んでのこと。
『レールカノン』連続発射!
『チャージシュート』も『オールハードアタック』も使用しない『念動』と『サイコキネシス』のみの射撃。
範囲にして、他を巻き込むわけにはいかないのでこうした。
PTアタックや、自分に対する攻撃は効かないシステムなのはわかっているのだが・・・ならば何故『念動』加速で発生した衝撃波はオレのHPを削ったのか?
それは恐らく・・・オレのスキル効果ではなかったから・・・
この世界の落下ダメージの様に、物理法則に則った自然発生した力だからと推測する。
同種でスキル効果外に出た弾丸が、残った移動力で進んでも恐らくPTアタックにならず、物理現象としてダメージが入ると・・・その為の安全策。
ともあれ・・・さっきの『念動』『サイコキネシス』の多重使用でなれたのか、擬似脳が憶えたのか分からない。
しかし装填と発射、加速に飛行を同時に制御できるようになっていた。
その結果の秒間3発の連射性!
巨剣を振り上げる王豚に背後から一気に詰め寄る。
『これだけ近けりゃ多少ブレタところで外れることは無い!』
砲身をほぼ0距離で巨剣に近づけ3連射!
『ドン!』『ガキ~ン!!』
1mの加速距離だったからか衝撃波も弱めの1撃目で王豚は巨剣を手放す。
『ドオン!』『ガキュ~ン!!!』
反動で下がった分、少し加速距離ができたのだろう。 威力が上がり打撃音に鈍い音が混じる。
「ドオン!!」『ガキャ~ン!!!』
更に飛ばされる剣をそのまま狙い打つ!
その距離は十分5m離れたベストの打撃は、3発目が止めで巨剣は間二つに折れ飛んで消えていく。 それを副視界に捉えながら、三発目で生じた衝撃波の力を『アクロバット』で姿勢制御で緩和した。
自慢の剣を折られて怒る王豚。
しかしその報復がオレに向く事はなく。 九影軍団の猛攻は続いていた。
確実に視界外から破壊可能部を狙う狼達は、訓練を受けた忍犬のように見える。
「後々・・・九影を仕込もうと思ったが・・・手間が省けたのか・・・な? あ、十一、アイテム収集お疲れ様」
『キュウ♪ (ど~いたしまして♪)』
狼達が戦線に入った後、せっせと仕事をしていた健気な妖精さんも労っておく。 ご苦労さん。
「じゃあ、抜き取り始めるか!」
オレはオレで死角からの『強奪』を始める。
3分後、十四回で抜き取りは品切れのようだ。 15~16回は不発ならもう出んだろう。
コンテナ付けた腕でできるかと思ったが、案外負担にならずにできたようだ。
一方、九影達は・・・ 『念動』で獲物を振り回してる!?
なんか・・・メカな村雨獅子を彷彿とさせる機動・・・光景だ・・・メカ・・・か・・・
「『念動』でオレがこいつを再現できるなら・・・あいつらにもできるか? 何!?」
九影が振り回す大剣の腹に飛び乗った1匹が、カタパルトよろしく大剣に飛ばされて大ジャンプした!?
まて・・・あの大剣と狼と咥えた剣の総重量は、『念動』最大操作重量の60kgを超えるだろう・・・ しかしそれを九影は、特に特別なことをすることなく行なった・・・ 狼が乗った瞬間、反動で大剣が沈んだから『浮身』を使ったわけでは無さそうだ。
『念動』の効果の何か見落としている?
これも後で検証するか・・・今は・・・破壊部位を全て削られて、今赤ゲージになった王豚に止めを刺すか!
ボスのHPゲージが赤になったその瞬間。
満身創痍の王豚から得体の知れない危険を感じた!?
「退避!!」
オレの声が届くか届かないかの内に、王豚の身体がブレタ。
衝撃波が王豚を中心に広範囲に広がる。
爆発の様なそれに巻き込まれた土砂が、巻き上げられ上空から見たオレには正に爆心地のようだった。
王豚の大技に巻き込まれたのか、狼達は周りを覆う砂煙等で姿が見えない。
しかしオレは余裕を持っていた。
それはなぜかと言えば・・・『心眼』で捉えた余裕だった。
風に吹かれて洗われるように消える砂煙。 そこに現れたのは、何も無いところにできた影達。
影から浮き出るように次々と狼達が立ち上がる。
その姿は傷一つ無く。 しっかり影に逃げ込み回避に成功していた。
ボスの大技を初見でかわし無傷かよ・・・
最後に九影が現れ短く吼える。
すると王豚を囲んだ5匹も合わせる様に唸り始める。
ハウリング
6の獣からの大きな雄叫び。
それに込められた威嚇の意思に当てられたのか、王豚は怒りを忘れ戸惑いが表に出るほどうろたえだした。
狼達の中心に動かないボス・・・ならば・・・大判振る舞いだ!
「九影離れろ! 大技いくぞ!」
オレの叫びに狼達は散開。 王豚の周りを高速で回りながら威嚇する。
「よし、最後の取って置きの・・・」
50m離れた位置で、両足を四股立ちに構え足のコンテナのシャッターを全快にする。
「『ファイヤーボールLV6』の有線ミサイル・・・喰らいやがれ!!」
『念動』で打ち出す10cmほどの手裏剣加工前の鉄棒。
それには『ファイヤーボール』の札が巻きつけてある。
更にその後ろにはクリップのような物で挟まれ、その先にはミスリル糸、コンテナ内の手甲と同じ機構のリールへと繋がっている。
飛んだそれは普通に投げたような速度で進むが、その速度だと流石に王豚もかわそうと身をひねる。
しかし、ここからが『有線』の意味!
糸で接触している為、ソコから『念動』の『指弾』と30cmほどの『加速領域』で急角度で標的に発射される。
当たる直前にクリップを外し糸を巻き上げる。
着弾した鉄棒はその速度と威力で、回転しながら弱点の赤マーキングにめり込み・・・同時に爆発する。
ファイヤーボールLV6の有線ミサイルは、弱点である炎の爆発に王豚のHPが大幅に減る。
スクロール系のスキル『発動条件刻印LV3』
スクロールの魂込め時に発動条件をLV数の文節で決めれるスキル。
普通のスクロールの発動条件は『使用』
今回は『(投擲して)(当れば)』の2文節。
『念動』で投擲してモンスターに当たったので発動となっている。
身体に着いた火を消そうと体勢を崩した王豚に、有線はもう必要ないとホバーのように『念動』で低空飛行で近づく。
そして、そのまま4つ同時に『念動』系操作できるようになったようなので、更に『ミサイル』のみで連続発射する。
『念動』『投擲』する傍から発射されるミサイルに、抗う術も無く獏炎に飲まれていく王豚は、怪獣映画等で怪獣が砲撃を受けてるシーンを彷彿とさせる。
無論「やったか!?」とかのダメフラグを立てるマネはせず。
『心眼』で相手の生命力を直接見定め。 20m付近で停止。 目算あと7発で終るモノを4発ずつの時間差射撃で発射。
火球の華が炸裂し咲いていく中、8発叩き込み完全にHPゲージを黒にした。
『ズズ~~~ン!!!』と灰色になった王豚が地響きを立て倒れる。
クエストクリアのシステムメッセージと、報酬ウィンドが現れてオレ達の勝利を確信させる。
「よし、終った~! 皆ご苦労さん!」
7匹それぞれの返事に答えクリアのアイコンを押す・・・前に・・・
アイテムで『強奪』で抜き取った中に未鑑定の玉があるか確認・・・
やはり『?玉』があったので、その3つを『鑑定』の『看破』で見ると・・・
Rメインスロットの宝玉【オーピッグ】(メインスロットを一つ増加)
Rサブスロットの宝玉【オーピッグ】(サブスロットを一つ増加)
R工芸神の玉 アイテムスキル付与可能
うん、気になるアイテムもあるが、予想通りにスロット増加宝玉も今回はメイン、サブ二つともぶんどってたな。 無論使用!
そしてメインに高いLVのスキルを一気に入れ替え。
しかし、射撃系がこの時点で全てMSTしてる・・・『ストッピングパワー』『貫通効果アップ』『投擲』ってさっき買ったばかりだし・・・
まあ、嬉しい誤算ってことでクエストクリアをタップ。
いつもの職業スキルがアップで『盗賊16』『レンジャー7』に・・・レンジャー取って30分も立ってないのに7かよ・・・ 職内スキルの『投擲』の上がり方が11ってハンパじゃねえな・・・投げて判定ではなくキル効果で上がってるようだな・・・貫通ばっかしてたし?
で、メインが軒並み1ずつ10こ上がる。
射撃系が一気に上がった分MSTは無しか。
LVが・・・25まで上がってる・・・そりゃそうだわな・・・中ボス3にボス1に下っ端1000もしたら・・・
「さて結果は『SSS』ね報酬は・・・ん?」
経過時間は絶えずカウントされている。
クリアタイム13分35秒・・・うんベストとなってる。
現在16分50秒・・・身体は30分のエンチャントで光ったマンマ・・・
「よし、エンチャがもったいないから急いでもう一回回すぞ!」
そう言い放ちそのままインスタンスフィールドを出る。
外に出ると明るい噴水広場だった・・・
あ、ここに出るんだった・・・まあいいか。
即、駆け出し掲示板に向かう。
ここに来た時の駆け足PTもこんな感じだったのだろう。 人のことはいえねえな。
苦笑しながら掲示板の操作を・・・
「なんだ、ロボットのコスプレか?」
「あんな装備あったの?」
「全身光って・・・スーパーモードってか」
「あのバックパックみたいなのについてるの・・・砲身じゃね?」
「まさか~弾は出ないだろう」
「なんだ!? 狼!」
「おいおい何匹いるんだよ!?」
「ここでもモンスターテロなんてあるのか!?」
「運営さ~ん♪」
「いや、まて! 落ち着け・・・頭にテイムネームがついてるから団体のペットだろ・・・ペット種類統一してんじゃねえか?」
「ああ、ビックリさせるなよ・・・飼い主どこよ?」
あ~テンション上がって急いで隠すの忘れてたか・・・言うほどみんな驚いてはいないみたいだが・・・
「オサガワセしてすいませんでした~すぐ消えます! クエ中なので失礼!」
そう詫びをいれて去るのだった。
あまり突っ込まれても困るし。
「なんだクエモンスターか?」
「いてら~」
「人騒がせな・・・」
「乙~♪」
「なんか隠しクエでもあるのかな? 狼大量に出るとか」
「どんなクエだよ・・・」
「まさかさっきの人一人のペットなんて・・・」
「ないだろ?」
「どんな富豪よ? テイムアイテム今5Sよ?」
「だよな・・・」
そんな騒ぎではないような騒ぎが一部過ぎ去っていく
まあ、やっちまったものは仕方無い!
反省はしよう・・・しかし今は2R開始が先決だ!
「良くぞ来た! 我が精鋭達よ!!」
「あ、やっぱりこれアイテム倉庫だったんだな。 余分なアイテムはぶち込んどこう・・・あ、お前らも主武装意外は入れとけよ~」
鎧男のテンプレセリフを無視してアイテム整理。
「現在この街はモンスター達の大群に狙われている!」
「あ、メインに増加系入れとこう・・・射撃系は軒並みMSTしたからいけるだろう?」
スキルの詰め替えで効率よく組んでいく・・・あ新技『ワイドシュート』も使えるな。
「それを阻める者は君達しかいない!」
「MPポーションストックOK。 残弾1200以上・・・一回300発ぐらいか・・・OK。 装備耐久値・・・攻撃喰らってないから衝撃波だけか・・・バックパックで3減少ぐらい・・・OK」
装備の点検を指差し確認で行なう・・・備えあれば憂い無し。
「斥候の情報ではここから1kmのあの丘の向こう側まで妖魔の群れが近づきつつあるとのことだ!」
「よし! お前ら準備はいいか?」
『『『『『『応!』』』』』』
『キュ!(はい!)』
良い返事だ。 即、九影に騎乗する。
「さあ、精鋭達よ! 己の力を存分に発揮できるポジションにつけ! 先行するものは我に続け!」
「いくぞ! 今度は速攻だ!」
『『『『『『御意!』』』』』
『キュ~♪(ぎょ~い~)』
『サイコキネシス』を再び『ディレイ』でかけ直し再び激戦が始まる。
「エンチャントが切れる前に片付ける!」
丘を越えそのまま『念動』飛行で九影から離脱。
眼下に敵を見下ろし砲身を構え突進する。
今度は戦闘は近距離砲撃の轟音で始まった。
政十郎の1R終了時のスキルまとめ
AC【ノービスLV5MST』】CS
C【盗賊LV16】CS『罠感10』『罠解除7』『罠設置8』『探索9』『潜伏10』『アクロバット10』『クリティカル値上昇18』『強奪14』
UC『奪取6』AS AP20 クールタイム30S
CP24
C『レンジャーLV7』CS『長弓2』『小弓2』『ボウガン2』『投擲11』『潜伏3』『罠設置2』『罠感知2』『危険感知4』『隠蔽【森】2』(フィールド限定)『薬草知識2』『追跡2』『方向感知7』
『チャージシュートLV11』AS消費AP5
『ワイドシュートLV11』AS消費AP20
CP11
MSS
UQ『禍福は糾える縄の如し』SW
UQ『ウィークリーラッキースターLVMST』AS
UQ『ドロップアップ オブ ラックキングLVMST』PS
UQ『オールウェポンマスタリーMST』SW
『換装MST』AS消費AP30
『オールハードアタック』AS消費AP15
『武装乱舞MST』AS消費AP50
R 『心眼MST』SW
R 『オールセンスMST』SW
R 『両手利きMST』SW
R 『第六感MST』SW
R 『格闘(全身凶器)MST』SW
『発勁MST』AS
『インパクトMST』AS
『ノックバックMST』SW
R 『重心移動MST』AS
R 『浮身MST』SW
UC『ダッシュMST』SW
『ステップMST』消費AP2
UC『スクロール学MST』SW
UC『鉄の爪MST』SW
UC『念話MST』SW
UC『念動MST(特殊12LV)』SW
操作距離(cm) 接触→10
重さ上限(kg) 1→5→10→15→20→25→30→35→40→50→60→75
UC『鑑定MST』SW
『看破MST』消費MP20
UC『連撃MST』PS
UC『ストッピングパワーMST』SW
UC『貫通効果アップMST』SW
C 『アクロバットMST』SW
C 『ウィークポイントMST』SW
『ポイントアタックMST』AS消費AP5
C 『ジャンプMST』SW
C 『描画MST』SW
『高速作画MST』AS消費MP5
C 『投げMST』SW
C 『投擲MST』SW
C 『クリティカル値上昇MST』SW
UC『サイコキネシスMST』PS(スキルによる魔法取得はそれの属する系統にLVは依存する)【政十郎の場合スクロール学系】
特殊【闇の霧MST】SW(上限5LV)
装備品スキル(装備したものに付属したスキル)
【取得可能スキル】鮮血の代償LV4(上限5LV)
MS 最大ポケット数[10]
UQ『流血の魔爪LV4』SW
UQ『殺戮の魔爪LV4』SW
UQ『治療の心得LV7』PS
R 『ツインウェポンマスタリーLV5』PS
『ツインアタックLV5』AS 消費AP15
UC『曲刀LV4』PS
UC『竜の爪LV4』PS
UC『中級スクロール学LV8』PS
UC『カウンターLV5』PS
C 『リジェレネートLV6』PS
UC『ディレイLV7』AS
『ディレイトLV7』AS 消費MP2~10
SS 最大ポケット数[10]
R 『発動条件刻印LV3』AS(作成時メイン)
UC『2段ジャンプLV3』AS消費AP10
UC『制動LV1』PS
UC『戦闘歩行LV4』PS
UC『握力増加LV1』PS
C 『AP回復LV5』PS
C 『MP回復LV3』PS
C 『恐怖耐性LV5』PS
C 『毒耐性LV1』PS
C 『騎乗3』PS(移動時メイン)
図鑑内控えスキル
UC『教え上手LV4』PS(弟子修行時メイン)
UC『声色LV1』PS(歌唱時メイン)
R 『製図LV2』PS(作成時メイン)
C 『料理LV1』PS(作成時メイン)
『3分間クッキングLV1』AS MP5~
C 『大声LV0』PS(歌唱時メイン)
C 『挑発LV1』AS MP3消費
C 『歌唱LV0』PS(歌唱時メイン)
C 『古代語魔法LV3』PS
C 『神聖方術LV3』PS(信仰神未決定)
C 『精霊捧術LV3』PS
C 『大工LV2』PS
C 『木工LV2』PS
C 『細工LV2』PS
C『筋力増加LV1』PS
C『敏捷増加LV1』PS
C『器用増加LV1』PS
C『知覚増加LV1』PS
C『知力増加LV1』PS
C『精神増加LV1』PS
今回のスキル
R『片手武器万能』PS
全ての片手武器を網羅した証
スキル『ダブルアタック』使用可能
全ての片手武器の攻撃力SLV分中補正
初期SLVにおいて全ての武器スキル3LV相当
筋力 器用 敏捷 体力 HPSLV分小補正
条件・・・全ての初期片手武器のLV3以上の合成で取得
R『ダブルアタック』AP 消費AP10
素早く十字を描くように攻撃を二回行う
R『両手武器万能』PS
全ての両手武器を網羅した証
スキル「ハードアタック」使用可能
全ての両手武器の攻撃力SLV分中補正
初期SLVにおいて全ての武器スキル3LV相当
筋力 器用 敏捷 体力 HPSLV分小補正
条件・・・全ての初期片手武器のLV3以上の合成で取得
R「ハードアタック」AS 消費AP20
力を溜め一気に解放することで威力を上げる
特殊『群狼』PS
狼系のボスの特殊スキル
基本LV5ごとに眷属の狼が1体増える。
基本は召還した時の基本LVから-10LVの強さと同等
体格はノーマルの眷属狼に準ず
初期取得スキルは特殊意外ボスと同等
(眷属は普通の狼がボスなら狼が出ますが九影はシャッテンウォルフなので同じ種類の狼となります)
現在15LV相当ですが、基本が魔改造ボスなので、大まかに1体でも20LVモンスターより強いと予想されます。
忘れてた状態異常説明
『猛辛』
『激辛』の上位味覚系状態異常
劇物系の物質が口内に入った場合に抵抗判定
原因の物質が取り除かれるまで状態異常と判定が継続
原因排除後、抵抗の高低で以上状態継続時間に差異あり
主に詠唱阻害、精神集中阻害効果にくしゃみやしゃっくりの連発で行動不能
異常な発汗作用で空腹関連数値の渇水値が大幅ダウン
種族によっては(猫系等の野生種)『猛毒』よりも性質が悪くHP減少も引き起こす
ここでペットに関する説明
このゲームでのペットの役割は数種類あります。
戦闘補助
主によくMMO等にあるペットと同じです
更に分けると
直接戦闘関与で戦闘中に共に武器や身体の特徴(爪や牙etc)で攻撃や魔法支援
策敵や危険感知の探索等
移動に騎乗して歩行や飛行で高速移動または騎乗戦闘等
ペットの知力依存でAIのランクが高くなっていきます。
主人の命令に従うか否かは友好関係によりますが自己判断はAIの性能と成長度で幾多にも変わります。
友好関係によっては主人を守って死ぬこともあれば、逆に主人を盾にする物も出てくるでしょう。
種族によっては恋愛対象に見られることもあります。
また、他のアビリティの作用で本来できないことも可能になります。
知能が高いと魔法が使えない種族でも使えたり
体力や筋力が高ければ小さなペットでも騎乗できたりといったとこです。
案外ポメラニアンライダーとかできるかも知れません。
素材収集
ペットの生息場所や生態に依った素材を集めてきます。
たとえば獣系や虫系は狩り系で肉、皮、骨等
魔法生物や精霊系は自然物採取で鉱石、木材、錬金材料等
亜人系は多種多様にランダムとかです
生産補助
器用や知力によって同系種族でも作れるものにLV差が出ます。
種族によって生産自体できない者もいます。
逆に種族によっては数種の生産が可能なペットもいます
生産行動は主人も手伝うマニュアル方式と、予約でペットにさせておくオートがあります
素材が潤沢にあるならログアウト時に、オートでやるのも良いかもしれません。
(政十郎は主にそれ)
マニュアルの利点はプレイヤーがミニゲーム的に手を加える事で、完成時間短縮、成功率増減、付加効果増減、友好増減等があります。
プレイヤーのアビリティが低かったり、プレイヤースキルが低い場合逆に不利になります。
逆に生産職のプレイヤーの追加オプション的に有利にすることもできます。
(ガルムに十一が付いたのもそれ)
基本やることはミニゲームで変わりませんが難易度が下がったり純粋に数値に+作用があるのは変わりません。
癒し
話しかけたり弄ると反応します。
愛でてください。
友好が上下します。
愛ですぎるとストレスで禿げます。
個体ごとの個性が存在するので扱い方は変わります。
取得経験値は主人とのPT換算で人数割りになる。
ただし距離が離れすぎたりアイテムとして収納してる場合は効果無し
他のプレイヤーとPTを組んだ場合。 まずプレイヤー人数で経験値を割り、1人当たりの経験値が出た後、更にペットと割り振られる。
死んだ場合24h以内に復活の処置で1LVダウンで復活します。
丁重に弔うかクエストで場合によっては種族変更されて蘇ります。
植物系は土葬で弔えば生えてくるかも?
予定どうり出せました~




