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Ver1.22

ラブ込め回・・・


「結婚して下さい!」

「・・・いつかは結婚したいものだが・・・イキナリ結婚をやれって勧められても・・・」

 おじさんもね・・・出会いがあればしたいのよ? でも相手にも選ぶ権利があると思うとね・・・

「違います! 私と結婚して下さい!!」


 普通に考えてオレの年齢的にこれくらいの歳の娘がいてもおかしくない。 そんなお年頃の娘さんにプロポーズされましたとさ・・・ドンナドッキリ? ・・・ああ・・・そうか!


「ああ、いいよ」

「やった!!」

「そ、そんな!?」

「ふええ?」

『おおお・・・・ざわざわ・・・』

 今度はプロポーズの言葉に硬直してた二人が戻ってきた。 なんかギャラリーまでいるみたいだが? 桜花・・・そんな悲壮な顔せんでも・・・まさかこの子もオレを狙ってたとか? モテル男は辛いねえ~・・・ゲームの外で言いたいセリフだったな・・・10年前ぐらいまでに。


「しかしこのゲームシステムに『結婚』システムってあったっけ?」

「「へえ!?」」

「『結婚』しすてむ?」

『だああああ~~~~!』


 オレのセリフにライズと桜花が呆けている。 ん・・・違ったかな? 外野がNPCも加えて何かうるさい・・・場所変えるか?


 と、いうことで昨日ガイ達と駄弁ってた空き家に来ました。


「へえ~こんなとこもあるんだ~秘密基地みたいだね~」


 エイシャは無邪気によろこんどる・・・なんか和むわ。


「それでゲームの結婚システムについてだっけ?」

「そうそう、それってどんなの?」


興味シンシンに聞いてくるエイシャ


「ここのは知らんが他のゲームだと・・・」

「「違います!!!」」

「「え、違うの?」」


 桜花&ライズとエイシャ&オレの声がハモった。


「それだと・・・え~っと・・・考えられるのは罰ゲーム?」

「何の罰ゲーム!? ボケるのも大概にしないと実力行使にいくよ!」

「いや、実力行使って・・・むぐ!?」


 オレの首の後ろに手を回し強引に抱き寄せるライズ。 虚を突かれたオレとライズの影が重なる。


「ああああ~~~~~~~!!!!?」

「おおう・・・ライズ大胆!」


 桜花の絶望と悲壮感を伴うような叫びの中。 唇が重なり硬い感触がオレの口を塞ぎ、声を出すのをせきとめられる。


『ハラスメント行為を受けています同意しますか?』


そんなシステムウィンドウがライズとオレの間に1cmほどの距離を保たせていた。

いいえ


「ええ~こんなに若い美人のキスを拒むの!?」

「あっちゃんそういう問題じゃありません! 何てことするんですか!」

「二人とも~けんかはだめだよ~」


 カオスだ・・・


~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「とりあえず落ち着いたか?」

「ハア・・・ハア・・・はい・・・」

「ゼエ・・・ゼエ・・・なんとか・・・」

「政ちゃんどこ行ってたの!? いつの間にかいなかったからビックリしたよ!」

「ああ、その前にホレ・・・」


 アイテム欄からさっき買ってきたジュース(NPCメイド)を三人に渡し自分の分も取り出す。


「なんかごちゃごちゃしてたんでな。 オレがいるより二人が話し合った方が早いと思って言い合ってたら疲れるだろうと買ってきた」


「逃げたと思ったよ・・・あ、おいしい」


 口をアヒルみたいにしているエイシャもジュースを飲んで顔を軟らかくする。 オレも一口飲んで一息・・・


「ここだったらいざ殴り合いになっても怪我をせんし。 結果口ゲンカだけで終ったろう?」

「うん・・・主に桜花が説教してたけど後先は関係ないとかで良くわかんないけどシュラバってヤツをやってた? でもなんで?」

「競い合ってもトロフィーがなけりゃ意味が無いって気付いたんだろ?」

「「ぐう・・・」」


 流石のオレでもあそこまでやられたら二人が・・・桜花は最初からあやしかったが・・・好意を持っているのは分かる。 マンガの優柔不断な壊滅的ニブさを誇る主人公じゃあるまいし?


「しかし・・・なんでオレなのかが分からん・・・今の見てくれは爺さんだしリアルは肥えた40近いおっさんだぞ? ・・・いかん・・・自分で言ってて泣けてきた・・・」


「人は外見だけじゃないです!」

「ふとってるったってぽっちゃり系?」

「政ちゃんふぁいと~私は政ちゃんは目元がやさしいからクマさんとかタヌキさんみたいでカワイイと思うよ?」

「・・・ありがとよ・・・」


 わーい・・・太ってるは認定済みでそんなこと無いよ・・・とかフォロー無しですか・・・モロ悪口言われるのもナンですけど・・・その優しさが痛いときもあるんです・・・はい・・・痩せる・・・せめて平均になるぐらい。


「歳は・・・気になりませんね」

「家のじいさん二人目の再婚40歳の差結婚してたし・・・」

「この前TVで70の歳の差夫婦ってあったよ~」

「はあ、さいですか・・・」


 この世代の考えることは分からん・・・って考えるのはオレが年とったってコトなのか? オレが若かった時20も年上なんて想像もしなかったもんだが・・・男と女の違い? マスコミの報道する歳の差カップルのことを見るに、オレの考え方が古いんだろうか?


「昨日あったばかりでおまえらオレのこと名前もどんなヤツかも知らんだろうに・・・」

「名前はちゃんと政様から教えて頂きます! それにちょっと意地悪ですけど優しい人だとは分かります!」

「名前なんか調べればすぐ分かるし。 頼れる人だとは知ってる。 社会人だから分別もつくし。 年齢的にも落ち着いてる。 働いてるみたいだから経済的にも大丈夫そうだし。 リアルで見たスーツもツルシでなくオーダーだったから身だしなみもOK サングラスかけてたら強面な所も、場所によっては使いどころあるというかしっかり私らと会ったとき使いまわしてた。 機転も利いて頭もキレル。 外見だって将来の姿がそれだったら渋好みの私の超タイプ。 なんで今まで手が着いてなかったか不思議に思う反面ラッキーとも思う。 私が思うにサムたまの野獣 牛部衛や服部半三コスもいけると思うし最後の幻想七ならシドウ、十ならアローン、アニメならカ○ボーイのJBとか降格特攻隊のバットなんてのも忘れちゃいけないコヨ○テのMr・・・」

「あ~~~ライズのビョーキが出た・・・」

「いつもなら『てい!』でなおるんですけど・・・」

「あれは『てい!』って気絶させてるんじゃ?」

「ここだと『システムによって保護されています』ってでて通らないんですよね・・・何にしても私達が本気だと言う事が・・・あら・・・政様お顔を押さえたりしていかがされましたか?」

「政ちゃん顔まっかだよ?」

「チョット待ってくれ・・・」


 ライズの最初と最後は何だかなあ・・・と思ったがあそこまで褒めちぎられるのと良く観察されてたのでこの歳でも恥ずかしいやら嬉しいやら少~し恐ろしいやら怖いやら・・・冗談やボケる暇が無かった・・・不覚! しかし・・・ライズはおっさんキャラ好きのマニアさんだったんですね・・・言ってることの意味を全部理解できてる自分がいる。 そこらへん恋愛感情抜きでトコトン語り合いたいところだが・・・それはおいとこう。 ノラリクラリとかわすこともできなくは無いがライズのは多少歪んではいるようだが誠意には答えんとな・・・よし!


 「・・・そしてその後『おい! 言いたいことはわかった!!』は、あれ?」

 

 ちと強引に大声でウィッシュを送る。 これは『念話』と同じで頭の中に響くから流石に気付くだろう。


「おお!? ライズのビョーキを止めた!?」

「そんな・・・当身もせずにどうやって!?」


 なんか桜花が物騒なんですけど・・・と、先にライズだな・・・


 ライズの両肩に手を置いて真剣にジッと目を見る。 ライズの肩に力が入るのが分かる。 何だかんだ言っても、しっかりしてるように振舞っても、惚れた晴れたの場面じゃあ緊張もするようだ。 この場で普通の女の子らしさを垣間見たようで少しほっとする自分を客観的に見て驚いた。


 一拍置いて


「お前の気持ちは良くわかった・・・」


「そ、それじゃあ・・・」


「しかし、オレはお前のことにそこまで好意は持ってない・・・と言うかそういった目で見ることを考えてもいなかった」


「そんな・・・じゃあ、私・・・フラレタ?」

さっきまでの饒舌なライズとは違う悲壮な表情になり力が抜ける。 くずれる様なライズを腕で支え立たせたまま。 そんなオレを不思議そうに見つめるライズに


「まだある、最後まで聞け・・・」


 コクコクと頷くライズにカワイイとこもあるんだなと喜ぶ自分にまた驚きながら続ける。


「今までは考えてもいなかった。 そりゃそうだろう? オレの歳だとお前くらいの娘が居たっておかしくねえんだ。 だけど今この時から意識するようにする。 今はお前のことを好きになるかどうか分からん。 人物として見るなら好きだと断言できるぞ・・・ラブではなくライクでな」


 自分で立てるようなので腕を放すと名残惜しそうな顔をするが話は終ってない。


「そこんとこは桜花にも言えるからな?」

「わ、私もですか!? 良かった・・・忘れられてると思った・・・」

「自分の気持ちを真っ直ぐぶつけてくるヤツを、蔑ろにするような性根しょうねはもってねえよ」

「・・・はい!」

 

 桜花は少し涙ぐんでるが力強く頷いた。 やはり強い子だ・・・力も相当だけど・・・おっと、茶化すのは悪い癖だな。

「まあオレは好きになるかはともかくそういった所は真剣にお前らと向き合っていくこっずかしいが今日のことで距離を取ったりしないし逆にラッキーとかいってベタベタもせん」

「「え~・・・」」


 しごく残念そうにする二人・・・何気にこんなときにも息が合ってるもんだな・・・感心するわ・・・いろんな意味で。


「えーじゃない・・・開き直ってハーレムじゃ!とか言えるほど若くも無けりゃバカじゃねえ! 立場ってもんと道理色んなもんがあってオレだ・・・いやなら諦めろ。 文句も言わんし追いもせん!」


 『ブンブン!』と音がしそうなぐらい二人が首を振ってる・・・マンガチックやね・・・


 「オレの言いたいことが分かってくれてありがとうな・・・でもこれはオレの譲れん我侭みたいなもんだすまんな」


 誠意を込めて深く頭を下げる。


「そんな・・・顔を上げてください。 私は気持ちに気付いてくれただけでも嬉しいです。 しかもしっかり考えて答えてくれた・・・後はあなたをオトスだけです!」


・・・・・・・・・。


「ア~イヤ・・・オウカサン・・・オトスッテアンタ、オンナノコガナンテ~コトヲ・・・」


 動揺してついカタコトになっちまったが桜花サンよ・・・おまえさんツヨスギルよ・・・なんか一緒になったら尻にひかれそうで怖いわ!


「わたしもフラレタ訳でもなければ拒まれた訳でもないスタートラインに立った・・・そうだよね・・・政さん!」


「まあ、そんなとこだな」


 ライズは最初の印象からかけ離れてクールどころか温度が見る間に上がっていってる様に見える。 案外・・・でもないな・・・激情家だな。 通常とのギャップについていけるか心配のような楽しみのようなってとこか?


「告白のきっかけはそのコスだったけど二回助けてくれた事で気持ちが揺れてたことは確かなんだ。 今日の事で更に惚れ直した! これからは覚悟しててよ~」

「ははは・・・怖いな」


 彼女の言葉に照れる反面冗談と笑う。


「私の全てを持って・・・財力、組織力、権力使えるものは全部使って捕りにいくから!」


 おい、ホントに怖いよ! 今までのこいつらの会話を聞いてたら今のセリフが洒落じゃないって分かる分心底恐ろしくなってきた!


「・・・なんでソコに魅力が入ってないのかね・・・あ、全てでしたね・・・ごめんなさい」


 脱力した返答にも素直に頷くライズさんでした・・・っと。


「・・・政ちゃ~んガンバ~・・・」


 同情した目で・・・子牛が売られるのを仕方無い的な目で応援されてもね?


「同情するなら何とかして・・・主に二人の暴走するとき」

「ごめん・・・でも無理♪」


 言い切られた・・・バッサリ・・・まあ、オレも男だ腹くくったし口から先に出た言葉だ少なくとも不義理はすまい・・・


「しかし・・・なんだね・・・」


「「「?」」」


「朝にお前らに出会って1時間・・・一生分のイベントに遭遇した気分だ・・・疲れたよ・・・」

「フフフ・・・」

「クスクス・・・」

「ははは~・・・」


 疲れて吐いたセリフに3人娘が三様に笑う。


「あ、そうだ・・・」

「「「?」」」

「丁度いい、なあお前ら一緒に王都までの護衛クエストしねえか?」

「はい、お供します」

「いいねえ、やろうか!」

「・・・政ちゃん・・・なんだかんだ言ってここで二人を誘う・・・やっぱりキミは大物だよ・・・」

「ん? エイシャはダメか?」

「やる~」


 これで護衛はオレを入れて4人っと・・・それじゃあもう少し増員しますか・・・


「おい! そこで聞き耳立ててる奴ら! 大人しく入ってこないと後ろの怖い狼さんに食われるぞ!!」


 オレが怒鳴るように大声で叫ぶ。


「え!?」

「なんだ!?」

「おいおい・・・」

「でけえ!」

「ああ!?」

と、言う声が連続し扉が開いてドタドタと空き家に入ってくるガイPT一行


「おう、ガイ悪りいチョット要りようでここ使わせてもらったが・・・覗きは良くねえぞ?」


「そそそ・・・そんなことよりあれ!!」

「部屋にいれば入れないだろ!」

「やれるか!?」

「え・・・なに? あれって狼!?」

「まて! おう九影ご苦労さん戻ってくれ」


 九影はコクリと頷くと、自分より小さなドアをすり抜けて、騒ぐ周りも無視し俺の影に沈みこんだ。


『ええええ~~~~~~~!!!』


 狭い空き家に8名の驚く声が響き渡った。









今回の~スキル!


C『なっしんぐ』AS 消費MP あるの?

作者がネタに戯れで作った

空白を埋めるのにSLV分補正なし

文字数を稼ぐのに+94

条件・・・暑さによる寝不足でとなれないラブ込めで作者がハイになると書かれた


今回のスキル~はお遊びです本作品に関与することはまったくチリほどもありませんのでご理解ください


冗談はさておき恋愛要素・・・物語の中に時々入れると人物に個性が入ってくるものだと改めて実感した。 書いてて背中が痒くなってくるが政の字が真面目に対応することを考えたらこうなった。 結果先送りな様だが作者として政の字が「ごめんなさい」したら3キャラ作品からログアウト? 設定してる3キャラの性格的にありえないけどドロドロになるのは昼ドラ等に任せたいと思った作者でした。 多分人それぞれの恋愛感譲れない考え方等あるだろうがこの作品はこういったものと割り切ってください。 感想がどうあれ内容を誤字以外で変更したことないし死んでたキャラが生き返る等したくない作者でした

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