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第21話 新魔法と記録


「「「…………え(は)?」」」



「え、なに今の? え?」



「ふふっ、やったねレオ。ドッキリ成功だよ〜?」

「そうだな、ホノカ」

「あ、センチネル動いた」


 【蒼焔龍】(せいえんりゅう)は俺とホノカが協力して作った新しい魔法だ。


 ベースとなるのはアマミヤ家の秘伝魔法、【炎龍】(えんりゅう)だ。この魔法は炎属性の最上級魔法の一角だ。龍魔法は消費する魔力量こそ多いものの、威力が非常に高い。ホノカやマイアはモンスターの個体数が多い時によく使っている。


 そして、この【炎龍】(えんりゅう)をパワーアップしたのが【蒼焔龍】(せいえんりゅう)だ。この魔法は魔力効率を格段に良くしたほか、龍を構成する炎の温度を大幅に上昇させた。ほとんどの敵は一瞬で燃やし尽くせるだろう。ついでに色も赤から青になっている。


 もちろんデメリットもある。魔力効率自体は良くなっているものの、発動するための最低魔力量がかなり上がってしまった。しかも魔法式がトップクラスに難しいのだ。だから、ホノカ一人(・・・・・)では絶対に発動できない。俺とホノカが一緒にやらなければ絶対に発動できない。



…………ってのを説明したんだが、なんか信じてもらえないみたいだ。



 なにやら

「最上級魔法の改造なんて聞いたことがない、作られたのはとっくの昔よ?」

「さすがに冗談だと思いたいですね……」

「新たな最上級魔法なんてここ数百年は記録にないですよ」

とか言われる。



 うーん。作ったのは本当なんだけどなぁ……。


 なんか、作ろうと思ったら作れちゃったんだよ。うん。それ以上でも以下でもないんだ。




「それはそれとして、センチネルが起動したので積んである装置で解析をやってもいいですか?」


「あ、ああ…………。お好きにどうぞ」



 さて、今回遭遇した種135824番は最初に見つかった異常、つまりはこの調査隊の結成のきっかけだ。


 今回も相変わらずデータがうまくとれなかった。研究所に無理を言って少しだけ魔道具の魔法式を変えてもらったのだが、どうにも人類が使える魔法式ではダメみたいだ。


 とはいえ、記憶はある。今のうちに可能な限り記録しておかなければ。



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<モンスター管理データベース 種135824番>

※※※この種は一部記録不可能な情報あり。ここでは掲載していない※※※


最終更新日時:DUT 342.11.23 12:44:03.00

最終変更者 :ルメア王国大迷宮調査隊 アレオ・アメモス


初回確認日時:DUT 342.10.24 08:41:42.00

最終確認日時:DUT 342.11.23 12:41:82.00

遭遇回数  :2回

ダンジョン :大迷宮(ルメア王国)


【基本事項】

 移動形態;四足歩行

 外見:虎に似ており、腹部に紋章あり。

 最大HP:800

 ドロップ:なし


【特記事項】

 撃破後、光の粒として迷宮に吸い込まれていく。

 フロアボスと同等、もしくはそれ以上の知性を備えていると考えられる。

 攻撃の分析、映像の撮影が不可能であり、記録についても一部記入できない部分がある。

 DUT 342.11.23時点、これらの傾向は他のモンスターでは一切確認されていない。


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 こんなものかな。


あとがき

本当に申し訳ないのですが、今後は基本一話あたり1,200文字程度とさせてください。

新年度、3月と比べては暇にはなったのですが、相変わらず執筆時間がどうにも確保できません。

よろしくお願いします。

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