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第18話 可哀想なユリウス&レオン


「ユリウス殿、他にもたくさんメンバーがいるのにただただ見ているだけ、というのは見捨てられているようで悲しくないか?」

「その通りだと思います。悲しいです。せめて応援ぐらいはしてほしいですね」


「だってさ、シズネちゃん」

「私はバフをかけてあげましたから。それで十分です。そうですよね? ユリウス」


「あっ、はい! レオンさんもそう思いますよね????ね?????」

「いや、だ「うんうん、いいですね! もちろんですよね!」


「ふふっ。ならいいんですよ、ユリウス」


(うわぁ…………)



「あのー、次は昨日の戦闘のところの再調査でいいんですか? それとも攻略を優先しますか?」

「あぁ、再調査だ。指示を忘れていたな。すまない」




- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

<探索記録 大迷宮・調査隊 DUT 342年11月23日>


DUT 342.11.23 11:26:02.11

 移動再開。

DUT 342.11.23 11:47:20.62

 第97層第三回戦闘のあった地点に到着。

 周囲100mにモンスターは探知できず。(死角が多いため探知魔法を使用)

DUT 342.11.23 11:47:53.25

 調査用設備設営開始。

DUT 342.11.23 11:53:15.73

 設営完了。調査開始。

DUT 342.11.23 11:55:46.16

 敵(種不明, 個体数不明)を確認。

 調査中断。第97層第五回遭遇戦開始。

DUT 342.11.23 11:55:52.64

 新兵器 対モンスター自走式拠点防衛システム(通称:センチネル)初号機への魔力充填開始。ダリオス、シズネ、イリナ、ホノカ、イリナが搭乗。イリナが【結界】(バリア)を展開。

DUT 342.11.23 11:55:56.99

 魔力充填完了。センチネル初号機起動開始。

DUT 342.11.23 11:55:58.53

 センチネル初号機起動完了。攻撃開始。

 敵の詳細が判明。種127492 13体、種127493 41体。

 ※種127492および127493はいずれも第90層の中ボスクラスモンスターであり、注意が必要。

DUT 342.11.23 11:55:59.34

 センチネルが【連装速射砲】での攻撃を開始。敵19体撃破。敵残り35体。

DUT 342.11.23 11:56:00.02

 センチネルが敵6体撃破。敵残り29体。

DUT 342.11.23 11:56:00.99

 センチネルが敵モンスター(種127465)18体を探知。

DUT 342.11.23 11:56:01.06

 センチネルが【連装速射砲】と【対空誘導弾】で同時攻撃。敵32体撃破。敵残り20体。

DUT 342.11.23 11:56:01.78

 センチネルが敵9体撃破。敵残り11体。

DUR 342.11.23 11:56:01.99

 センチネルが残りの敵を撃破。第97層第五回遭遇戦終了。


<第97層第五回遭遇戦>

時間:0:0:15.83

場所:第97層第三回遭遇戦のあった地点

敵:種127492 13体、種127493 41体、種127465 18体

消費:

ホノカのMPが5903減少。センチネルの対空誘導弾18発、中口径通常弾150発消費。


<敵モンスター情報>

種127492 13体

移動形態;二足歩行

外見:猿のような見た目

最大HP:1500

ドロップ:魔導石(中)

その他:第90層中ボスクラス


種127493 41体

移動形態:四足歩行

外見:犬のような見た目

最大HP:1000

ドロップ:魔導石(小)

その他:第90層中ボスクラス


種127465 18体

移動形態:飛行

外見:隼(はやぶさ)のような見た目

最大HP:800

ドロップ:なし

その他:移動が非常に高速



特記事項:

今回の戦闘では王立研究所が開発した、新兵器 対モンスター自走式拠点防衛システム(通称:センチネル)初号機 を使用。性能テストも兼ね、システムデータを収集。


- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -



「ユリウス殿、やはり我々はいらないのでしょうな」

「俺も本当にそう思います。もう、今日は帰って泣きます」


「…………ところで本当に帰っても?」

「……………………いや、まだ調査だ。今日は悲しい日だな。よかったら今度飲みに行かないか」

「ええ、それがいいです。そうするしか道はありません」



「レオ! 今の見てたっ? 見てたっ? なんかすごかった!」

「そうだな。古代文明の遺跡から見つかったものを研究したらしい。まあ、結局コアテクノロジーが分からずに、コアをそのまま載せてるらしいが」

「こあって何?」

「あいつの頭だな。ボタンをぽちぽちして動くのはそいつが制御系統に指示を出してるからだ」

「ふーん。なんか難しそう」


(……こいつ頭大丈夫か? 子供でもわかるぞ、この説明なら…………)


「まあ、これから乗る機会はいくらでもあるから、その時に乗りながら説明するよ」

「ん」


あとがき

 やっっっっっっっっっっっっっっと時間ができました。

 お待たせしました。

 皆さんが好きかどうかわかりませんか兵器登場です。

 少なくとも私は好きですよ。詳細は今度アレオ君が語ってくれるでしょう。

 皆さんダリオス君とか覚えていましたか? 忘れていませんでしたか?

 実はもっと忘れられてそうな人がいるのですが……さて、誰でしょう?

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