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噂話ー七不思議


学園…


表立っては有能な人材を育てる為の育英組織、


だが、その実、

大昔から行われて居た血生臭い実験が行われて居ないか?と聞かれれば首をひねりざるおえない。


大昔から起きている戦争には国を守るためとの名目を付けて『実験材料』をとっていたりもする。


一番酷かったのは二十年前に起きた異種族間戦争だった。


そして、また、

その血生臭い実験のおかげでこそ発達した医療があるのは否定しようが無い。


まぁ、

僕はそんな事果てしなくどうでもいい事だからいいんだけどさ?


と、

この部屋の厨房で肉ジャガを作りながら考えている。


この肉ジャガもバルベリトくんの要望で作ることに成った数ある料理の内の一つだね。


ミリンがこの世界に無いのはとっても残念だけどね。


と、

それにしても、バルベリトくんは何をして居るんだろう?


ここって寮制だから多分自室に居るんだよね?


二人で一部屋だったしね、

ルームメイトに変な所を見せて居無いのかすっごく心配だけどさ。


ただでさえ、神獣と契約して居るって何気に有名に成ってるんだしさ。


はぁ…

それに、バルベリトくんの性格からして、

ルームメイト君の方が心配かもね。


ルームメイトを決めるのは確か身分で決めるからね、


比較的近い身分の子たちとだね。

と、言っても子爵以下の家系が伯爵以上の家系の子と同じ部屋には成らないけどね。


バルベリトくんの場合は伯爵家だけどもね、その伯爵家の中でも大きい方だしね。


少なくともルームメイト君が伯爵以下では無いのは確かだしね。


だとすると…

比較的扱いの低い侯爵家か、


普通に伯爵家だろうかな?

まぁ、どちらにせよ…だね。


前者の場合は侯爵家としてのプライドがあった場合面倒だし、


後者の方は間違いなく萎縮してしまうんだろうね。


貴族なんて、面倒臭いだけだよね、

ダナンて肉ジャガを煮ながら風刺にふける僕、


なんてシュールな画だろう。


「ちょっと、『アシュタルト』ジャガイモ焦げてるわよ?」


え?

あっ、本当だ、ヤバイ!


まったく…

はぁ…


僕も、料理中にぼさっとして、

ソレを焦がすだなんて、落ちた物だね。


まぁ、いいか、

別に学園に入ったんだから必ずしも僕が料理をしなければいけないってわけでも無いからね。


それに、バルベリトくんも最近は聞き分けの良い子に成って来て居るようだからね。


よっぽどの事が無い限りは僕の迷惑になるってわかってる事をして来る事は無いと思うし。



「と…完成…」


うん、

一度の失敗を経て、遂に肉ジャガは完成したね。


味は一応、この世界のヒト達に合わせて、濃い味付けに成って居るけどねぇ…


口に合うかどうか、今更ながら心配に成って来たね。


「皆さん…お待たせしました」


少し緊張しちゃうけど、いつもの調子を壊さない様に気をつける。ーー要するに無表情ーー


「うわぁー!美味しそうな匂い!」


男子其ノ壱がでかい声で叫ぶ、

鼓膜が…


「凄いね!盛り付けも上手だしさ…これがイスカリオテ伯爵家の実力かぁ…」


「さぁて…ではではぁ、気になるお味の方は………」


お肉を口に含んだ女の子…すると。


瞬間、眼をカッ と、見開く女の子、

何があったのかな?


「え…?何これ…」

「わ、私、こんなの始めて食べた」


「あぁ、しかも、この人参の絶妙な柔らかさ…」

「気の使われ方が半端じゃ無いね」


他にも様々な意見を好き勝手に言い合う6人の男女。


「き、貴族様相手に出すわけでも無く全力を注いだ料理…」


感動して居る男の子、

うん、ごめんなさい、超手抜きなんです、

因みに人参は適当にやっただけなんだけだね!


「ま、負けたぁ~!アラム子爵の所で頑張っけど…何かここまで完璧なヒトが居るとへこむなぁ」


うん、

別に完璧なわけでは無いです。


それはそうと、


「もしかして、アラム子爵様の元でお仕事を?と言う事はオロバス様のお付き侍女様で?」


僕は何気無く疑問に思った事を聞く、


確かアラム子爵と言うのは聞いた事が有るね、


最近起こった新興貴族で、

紅茶の製造、及び販売に力を注いで居るみたい。


「そして、この記憶力!もぅ、いやん成っちゃう!」



と、使用人の仲間と和気あいあいとして居た所。


「あ、そういえばさぁ、みんなさ、こんな噂知ってる?」


と、

一人の女の子がしゃべりはじめる、

すると周りの子達が集まって…


「え?なになに?」

「ウワサ?ちょっとなら知ってるよ?」

「あ、俺も、内のご主人様に調べる様に頼まれたからな」


流石、女の子、噂ばなしとかって大好きなのかな?

一人男の子が居るけど、


なんて、僕も耳を傾ける。


それは…

驚くべき内容だった!


「何でもねぇ…ここの数年間、不審なカラスがこの学園に現れてるらしくてね…そのカラスに纏わる噂何だけど…


ーーそのカラスを見たヒトは三日以内に死んでしまうーー


だって…」


…うん、

間違いなく『リゼ』だね。


そして、

何故そう成った。



「あっ!それなら私も知ってるよ!『学園の七不思議』での一つでしょ?」


学園って、かなり古いよね?

なのにこんな最近の事を七不思議にしちゃって良いの?


「あぁ、俺もな、だが、俺が聞いた時の話だと確か魔界に連れてかれる、って聞いたな」


だからね?

なんでそんなに尾ひれがついてるの?


「私は初耳だなぁ、でも…怖いね」


と、

本当に怖そうに身を震わせる女の子。


「まっ、高が噂だって、気にすんなよ?」


強がって慰める男の子。


実に平和…であるが!


“『リゼ』、なんでこんな事の成っちゃってんの?”


とっても疑問何だけれど?


“私が知るわけ無いじゃ無い”


そうだね、

君はそう言うと思ってたよ。


はぁ~…

噂は時として、刃となる。


そして、同時に身を守る為の盾にもなる。


今度ばかりは僕にとってはあまり嬉しくは無い噂だね。


ゐのる?

でもそれだけで大丈夫?


うん!

不安だね。


ふぅ…

南無阿弥陀仏、噂って怖いね。

あと、七不思議の残りどんなのがあるんだろ?














次回は使用人さんの紹介です

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