0994
ディルの指導をしていたら、気付けば部屋が酔っ払いの墓場みたいになっている。
仕方がないのでディルと共に、リンデ達から聞いていた部屋に【念動】で連れて行きベッドへ寝かせていく。ディルも【念動】を使っている様だ。おそらく練習の為だろう。
リンデ達4人を連れて行ったら部屋に戻り、今度は酔っ払いどもをベッドや布団に寝かせる。最後にディルをキメて寝かせたら、部屋と肉体を【浄化】した後で勾玉を使う。
それなりに吸引して【浄化】したら、おやすみなさい。
<異世界464日目>
おはようございます。今日はラグナンドとヴェスティオンの国境へと出発します。どうも両国はその辺りで争っているらしく、現場まで行って調べないと分からないのはしょうがない。
意図的におかしな情報をバラ撒いたりするのは当たり前の事で、戦争なんて何でもアリだからな。戦争にもルールがー、なんて言い出す奴が居るが、そんなものは戯言でしかない。そもそも地球の歴史が証明している。
勝ってる方はルール云々と言うだろうが、負けている側がそんな事を考える筈が無い。戦争なんて勝つ事が第一だ。ルールだとか人権だとか、そんなものは第二以降にしか存在しない。
それはさておき、両国の戦争は圧倒的にラグナンドの方が有利な訳だから、最初からヴェスティオンは形振り構わないと思うんだ。……となると、仮に王女似の女性だったとしても、何故そんな所で亡くなった?。
王女本人じゃなくても士気に関わるし、王女に似ているなら影武者として使えるだろうに…………うん? 影武者? ……おいおい、もしかして本当に影武者か!? 可能性が無い訳じゃないぞ。
待て待て、勝手に脳内でヒートアップしてもしょうがない。だが本当に影武者だとしたら、功名に逸って突撃し、影武者を犠牲にして逃げ帰ったって事か?。
……可能性としては十分有りそうなところが何とも言えないなぁ。
「「「「「「「「チュッ! おはよう、皆」」」」」」」」
「おはよう、皆」 「ニャー」 「ガゥ」
「そういえばカエデが朝一緒に居るのは久しぶりかい? ……それよりも、また何か考え事でもしてたんだろ? 何を考えて悩んでたのさ?」
「いや、見つかった王女とやらが影武者だったら……という感じで考えていただけだよ。功名に焦った王女が返り討ちに遭って、影武者を置いて逃げ帰った可能性をな」
「影武者? ……本人によく似た身代わりという事ですか。仮にそうだとしたら、ヴェスティオンの本陣まで逃げ帰った可能性が高そうですね。しかし、影武者……」
「用意する事そのものは、王が命じれば出来なくはないわね。王女を甘やかした張本人でしょうし」
「そうだけど、結局は行ってみないと分からないね。可能性は高そうではあるけど、今決め付けるのも危険と言えば危険だ」
部屋の後片付けをし、綺麗に【浄化】したら宿の入り口まで行く。リンデ達は【覚醒】で起こしているので、もうすぐ出てくるだろう。と思っていたら丁度出てきたので、挨拶の後で食堂に移動する。
大銅貨10枚を支払い朝食を注文したら席に座り、ゆっくりと待とうと思ったら直ぐに来た。慌てた感じで食べる事になってしまったが、食べ終わったら席を立ち店を出る。
登録証を見せて門を抜けたら、聖王国ラグナンドに向けて出発だ。ノースアルム、ナームの村、領都エルンド、ハリパの村、クーデアの町、そして辺境伯領の領都ガンダスで昼食にする事にした。
リンデ達も早く移動するのにすっかり慣れた様子なので、俺達もスピードを上げられるので助かる。最近はリューとエリアも速くても安定する様になってきたので、速度が出せて早く移動できるようになった。
大銅貨10枚を払って食事を終えたら、再び走って移動をする。聖王国側の領都デリンサ、イーロン村、領都サンド、領都バム、そして王都ラグマイアに着いたのでここで1泊となる。
相変わらずのバリスタを見ながら門の前で待ち、登録証を見せたら中に入る。前回泊まった宿に行き、大銅貨8枚を支払って8人部屋をとった。10人だけど、これ以上に大きい部屋が無いからなぁ。
隣の食堂に行き大銅貨10枚を支払って、ちょっと早めの夕食をとる。早めとはいえ、混むのを嫌う人は今の時間に来ているので客はそれなりに多い。
「聖王国の王都まで来たのはいいけど、アンタはこの後どうするんだい? 王国の者として許可を取りに行くのか、それとも傭兵として動くのか……。どっちかによって変わってくるんだけど?」
「一応、王国の者として振舞う必要がありますので、聖王国に話を通しておく必要があります。が、私は傭兵として動く事になりますので、あくまでも話を通しておくだけですね」
「ほう、王太子殿下がそれで良いと? それはまた大きく出ましたね。とはいえ、傭兵登録をしている以上は自由民ではありますし、傭兵ギルドの助力に来たと言えば邪魔は出来ないでしょう」
「兄上……いや、陛下がどう思うかは分からないけど、そこまで邪険にしたりなどはしない筈さ。一応、理屈としては通っているし、妨げる事も出来ない。何より情報を取りに来ただけなのは分かるしね」
「更に聖王国側に話を通してもいる。自由に出来るけど話を通した……王国側からは十分に譲歩しているし、筋も通している。これで問題無し、と王太子殿下は考えた訳ね」
「まあ、どこにでも文句を付けてくる者は居るから、そんな奴等の事まで考えても無駄だよ。今回のコレは十分に筋を通してる。これで何かをしてくるなら、殺されたって文句は言えないさ」
「他の国なら諜報員を入れて探るだけのところ、王国は傭兵とはいえ王族を表から派遣して話を通した。もちろん諜報員は入れているが、王族が自ら来ているうえ知らせてもいるのだから十分に友好的だな」
「となると、明日王城にお伺いを立ててそれからって事? 無駄に時間がかかるけど、しなきゃいけない事だから仕方ないね」
「私が居るから、直接城に行って宰相に会う事になると思う。そこで話を通して移動かな? 多分だけど、明日はお昼を食べてから国境への移動になるんじゃないかと思ってる」
「それぐらいなら早い方では? 2日や3日待たされる事を考えれば、十分に早いと思います。城の中には待たせる事でどちらが上か……などと考える頭の悪いのも居ますので」
「何だい、それは? 敢えて待たせるって事かい? ……意味が分からないし、頭がおかしいとしか思えないね。その時間分、物事が進まないって事だろ? その所為で困った事になったらどうするのさ」
「そういう奴等は待たせておいて説明しなかった奴が悪いとか、とにかく自分は悪くないとホザくんだよ。そういう頭のイカれた連中なのさ。何故なら”貴族”だからね」
意図的に待たせることでどちらが上かを示す。やってる事が猿か何かと変わらない気がするな。早く人間に進化しろよとツッコミを入れるのが正しいのかね? それとも進化して猿なのか? と煽るべきなのか……悩むな。
幾ら傭兵とはいえ、王国の王女と聖王国の王女を待たせるバカは居ないだろう。ついでに不老長寿を待たせるバカもな。居たら居たで面白い事になるから、期待したいところではあるんだが……無理かね?。
夕食後、宿に戻って部屋に入る。今日は酒盛りをする気が無いみたいなので安堵した。ウチの女性陣はともかく、4人は酒の悪影響を緩和してないから飲み過ぎるとダメージが残ったままになる。あまり良い事じゃない。
【聖潔】を使えば多少は緩和できるとはいえ飲まない事が1番だし、リヴィはともかくリンデがなぁ……。酒に強いが故に沢山飲むんだよ。量が増えれば増えるほど悪影響が出るんだから、体には気を付けてほしいもんだ。
知り合いだからな、心配ぐらいはする。
▽▽▽▽▽
0994終了時点
大白金貨17枚
白金貨72枚
大金貨771枚
金貨877枚
大銀貨931枚
銀貨1121枚
大銅貨1434枚
銅貨291枚
神木石の浄化槍
神石の浄化剣
神木の浄化棍棒
神木の浄化盾
アダマンタイトのサバイバルナイフ
氷擲竜の棒手裏剣
アダマンタイトの十手
神石の勾玉
王角竜の帽子
王角竜の革鎧
大海竜の半篭手
真っ黒な指貫グローブ
王角竜の剣帯
王角竜の脛当
海蛇竜のジャケット
真っ黒なズボン
真っ黒なブーツ
白い大型のアイテムバッグ




