80/80
後書き
連載小説「囚」をさいごまでお読みいただき、ありがとうございました。
葛西の恋心を利用したと罪悪感を抱えた「富野瑛亮」および、瑛亮の好奇心を利用したと罪悪感を抱えた、「葛西愁吾」。この二人が、この世に生きていたことを永遠に忘れないようにするには、この場所に残しておく必要がありました。
葛西愁吾が生まれた日から始まり、268日にも及ぶこの物語は、富野瑛亮が穢れ多き自身の人生から解放され、葛西愁吾に今後すべての人生を明け渡すまでの記録です。
囚われる、その字の如く、人を永遠に閉じ込め、富野瑛亮と葛西愁吾は永遠に一つの存在となりました。
さいごまで見守ってくださった皆様には、心より感謝を申し上げます。
著者 木々
この物語はフィクションです。




