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66話、葵と御一行 ジルは反省してた

タイトル書き損ねてました。




伯爵邸の離れに帰り着いて、リビングには入らず割り当てられた自分の部屋にさっさと入る。

スノーとジルはリビングに行ったみたい。

途中でアイテムボックスから小金貨の入った麻袋を取り出して廊下にあった花が飾ってあるテーブルに置いてあげた。

ジルの今の所持金は多分私が虹色蜘蛛出してる間に受け取ってた報酬だけで、あとはトランクの中だろうからね。

とって来て置いても良いのかもしれないけど、他人のお金は出来れば触りたくない。スノーの食事代もあるし。

勢い余ってノアちゃん連れて来たけど、基本寝てたし訳わかって無さそうだからまぁいいでしょう。

「ノアはトランクの中に先に入っててね?」

って言って買ってた羊皮紙に羽ペンでメッセージを書く。

"私はムカついてます。晩御飯は自分達でどうにかしてください"

一旦部屋を出てさっき置いて来たお金の下に、メモを挟んで部屋に戻る。トランクに入って今日のご飯を考える。

ドラゴンステーキでなんちゃってロコモコ丼にしよう!

ちゃっちゃとドラゴンの肉を切って、野菜はグリーンレタス、ソースは醤油ベースで作って、卵はスクランブルエッグにして、完成!!


「ノアちゃん、今日は私たちだけで食べて寝ようね!」

準備した丼を前に置いてあげながら言うと

『あるじとふたり?スノーとジルのごはんは?』

やっぱ気になるか!

「彼らは私の事気にしてくれないから今日は別々だよ?」

『よくわかんないけど、あるじのごはんノアたべれるからどっちでもいいよ?』

ノアちゃんドライだね!ドライって事で合ってる?

「そっかそっか!たぁーんとお食べよ!」

なでなでしながら勧めるとパクパク食べ始める。

今日はノアの前に座り込んで食べる事にする。

私が食べようとしたらノアが顔をあげて

『そうだ!!あるじのこえへん!なんで??』

どストレートでグサっと来た。変って!

「スノーの走るスピードが速くて叫んでたから、こんな声になっちゃったんだよ」

『ノアたのしかったよ!あるじもたのしかった?』

「私には怖かったかなぁ。ノアは楽しかったのか!」

そうだよね。いつも目キラキラさせてるもんね!

『こわかったの?なんで??』

「なんで…普通の人はあんなに速く移動する事はないんだよ。だから怖いと思ったの」

私冒険者なったけど、元々普通の人なの!

『ジルもこわいの?』

「ジルはヒッポグリフに乗ってた騎士様だったからかな、楽しんでたよ?怖くなる時もあるかもしれないけど」

ジルの怖いと思うスピード知りたいかも。

『スノーはあるじこわいってしってる?』

「スノーは知ってるよ。最近はあまり優しくないなぁ」

あぁ、車くらいの速さで走ってくれてた日々が懐かしいわ。

『じゃあノアがダメってゆってあげる!』

前脚をあげながら宣言してくれるノアちゃんが可愛くて、ノックアウトされました。グフゥ!!

「ありがとねぇ。ノアちゃんは優しいねぇ。ほぉら、ご飯いっぱいあるからいくらでもおかわりして良いからねぇ。」

『わぁーい!ドラゴンのおにくおいしいね!』

食事を再開しながらノホホンと食べてたら、トランクをノックする音が。

「ノアちゃん!音は気にしなくて良いからいっぱい食べなさ〜い。」

『はぁーい!!』

私の許可がないと入れないから、今日は入れない!

しばらくノックし続けてたけど諦めたらしい。

静かになった。

ご飯をいっぱい食べて、ぽっこりお腹になったノアと仲良くトランクのお風呂を満喫して、トランクの中のベッドで寝た。自分のベッドが1番落ち着く。


朝起きてゆっくり支度して、朝御飯の準備をする。

スノーには野菜サラダのみ、とノアと一緒のオークのガーリックステーキの2種類。

ジルには、コッテリロックバードの鶏照りマヨと洋食セットの2種類。

何にムカついてるのか気づいてるかでどれ出すか決める。

トランクを開けて入れるようにしてたら、奴らがドタドタダイニングに入って来た。

入って来た時のセリフで食事決定。

まずスノー。

「主は何故我に食事を出さんのだ!今回は魔力切れも起こさず済んだではないか!」

野菜サラダのみーっ!

お次はジル。

「ごめん!喉ガラガラだった理由聞いてたはずなのに、やり方と数に驚きすぎて吹っ飛んでた!もう大丈夫か?」

洋食セットーっ!

「スノーはそれじゃない!ジル、喉は一晩経って治りました。ありがとうございます」

「いや俺こそ、無視した形になってごめんな!数があんまりにもデカくて…早かったもんな、帰ってくるの。爆走してたんだろ?」

「そうなんです。今まで史上最高に早かったと思います。特に帰り!」

チラッてスノー見たら固まってて、聴こえてないっぽい。

「あー、それは俺でもちょっと怖いかも。今までのはまだ楽しいのが勝ってたけど、振り落とされたら死ぬなってのは思ってたるから…」

「ヒッポグリフは大丈夫なんですか?」

「ヒッポグリフ?スノーの方が断然速いから!グリフォンが全速でとんでも、スノーが勝つんじゃないかな?」

………ヒッポグリフを従魔に追加しようか。そしたらのんびり行けるかもしれない。

「野生のヒッポグリフって従魔に出来ないんですかね…」

「どうだろうなぁ。俺が乗ってたのは孵化の段階から人の手で育った奴だったけど、野生は警戒心が高いし、プライドもめちゃくちゃ高いって聞いたからな…」

望み薄か………残念。







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