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32話、葵と従魔は侯爵様に謁見する




デザートを早速選んじゃおう!

今の季節はまだ夏!ネットニュースで見て食べたかったシャインマスカットのシリーズがあるじゃないの!

全部食べたい。食べたい。

上から2種類買っていこう!そうしよう!

スノーも一緒のにしてシャインマスカットのパフェとショートケーキを11個ずつ。

んで、当初の目的ONIQLOでハーフパンツとTシャツ、それからパジャマも買って、お米も残り少ないから買って、お酒もケース買いしよう。どっかで樽売ってないかしら。

ビールと酎ハイ4種類くらいを選んで、これで良し!

「スノー!お風呂行こう!」


るんるんしながらお風呂入ったよ。

まだお昼だからあれだけど、パジャマ着てご飯の準備に取り掛かる。

いつもよりつけ置き時間めっちゃ経ってるけど、たまにある1回くらいは気にしなーい!

お米を炊いてる間にワイバーンのお肉を切る。切る。切る。

スノーは1枚で私はサイコロステーキにして焼く。

アメリカンハーブソルト大活躍です。

焼き上がりでお米も炊けたから

「ご飯できたよー!」

昼間っからステーキ食べれて幸せっ!

スノーもバクバク食べて、味変にステーキソースもかけて

食後にさっき買ったシャトレーズのケーキ!

「これはなんだ?果実が乗っているが甘味か??」

「レベルアップしてスキルのテナントが増えたの!あっちでは我慢して食べれなかったから解放記念に奮発してみた!」

「ほお!ではこれは地球の甘味か!」

目はキラキラ、尻尾もブンブンさせてんの可愛いなぁ。

「食べよう!食べよう!」

って言ったら爆食。あっという間に10個平らげてらした。

私はフォーク使ってのんびり食べて、途中でブラックコーヒーをペットボトルで購入。冷えたやつがきた。ラッキー!

「ふぅー。美味しかったねぇ!」

満腹すぎて動きたくないけど、ずるずる後回しにしないうちに片付けをして、なんとなく一旦外に出る。

あ、ちゃんとこっちの服に着替えたよ?



伸びをして何しようかなって考えてたら

「アオイちゃーん!スノー!」

って隊長さんがやって来た。

実に3日振りである。

「こんにちは!今お昼ですけどお仕事は大丈夫なんですか?」

軍服姿って事は仕事中?仕事終わり??

「今日は迎えに来たんだよねぇ。急なんだけど侯爵様との謁見に行かなきゃ行けなくてぇ」

「なんですとっ!?急すぎるでしょう!!」

「侯爵様の予定が開いて、今逃したら当分開かないし、討伐報酬を直接渡したいからって言ってたよぉ」

討伐報酬!!そう言えばギルドで貰ってない!

買取り金額が大きかったし、ギルドマスターも何も言わなかったからすっかり忘れてた!

「討伐報酬は侯爵様が直接渡すってギルドマスターに伝えてたんだけど、聞いてない感じぃ?」

「全く、何も聞いてません!それに買取り金額にびっくりして報酬の存在忘れてました!」

あははっ!って腹抱えて笑われた。

「かなり怖かったはずなのに討伐した報酬忘れるとか、アオイちゃん抜けてるねぇ」

ヒィヒィ言って笑ってるの解せぬ。

「怖かったし、疲れましたけど、買取り金額凄かったんだもん」

そんなに笑うなら不貞腐れてやる!

「笑ってごめんねぇ!フフッ!お貴族様には逆らわない方が安心だし、侯爵様は味方に出来たら色々役に立つと思うから、今から行くよぉ!」

ガッチリ腕捕まえてるのなんでですか?

格好このままでいいんですか!?

作法とか知らないけど??

「そこまで礼儀にうるさくない人だし、冒険者にドレスでとは言わないから大丈夫だよぉ!」

私の心を読んだみたいに言いながら、グイグイ引っ張って乗って来てたらしい馬車に押し込まれて拉致られた。


人生初の馬車の感想は、あんまり覚えてない。

だって大丈夫ってどんだけ言われてても貴族謁見なんて、一般ピーポーは緊張するに決まってる!

心臓をドキバク、ドキバクさせながら止まった馬車から降りた先にはめちゃくちゃ大きい城!

日本の城もちょっとしか知らないし西洋のお城は写真でしか見た事ないから、規模がよく分かんないけど、とにかく大きい!

「ほぇーーーー!」

「ブフッ!大きいよねぇ。街から見えるより全然大きいでしょ?」

そう!街から見えてる時も大きいとは思ってたけど、壁で囲まれてるし建物まではお庭が凄いし、私関係ないと思ってたのに!!

「こんなお城には一生縁がない思ってたんですけど…」

「あれだけホイホイ魔物討伐してたら無理だねぇ〜」

……ちーん。

「ドラゴンとかは討伐してませんよ?」

「一応ワイバーンもドラゴンだよぉ?亜種だけど。んじゃ侯爵様も待ってるし行こうぉ!」

行きたくない。けど行かないと首がちょんぱされそうなので覚悟を決めます!


コンコンッ!

「侯爵閣下!ワイバーン討伐の冒険者アオイと従魔のフェンリルを連れて参りました!」

いつもの軽い感じはどこいった!

ピシッとした雰囲気でドアをノックして言い切った隊長さん。

ドアの向こう側から「入れ!」って聞こえてそのまま開けられた。緊張マックスです。倒れていいですか?




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