今日の感想
ユーリの自称は「ボク」に変更
アンリの自称は「わたし」に変更
「…すいませんでした」
俺は今土下座の上を行く土下寝をユーリにしていた。
「もういいよ、こっちも男性だと嘘ついたしそれに心配して来てた訳だし」
「本当?許してくれる?」
「うん、いいよ…本当は責任とって欲しいけど」
最後辺り声が小さいせいで聞こえなかったが、とりあえず許してもらえたようだ相手は貴族生まれ切り殺すなんて事にならなくて良かった。
「ところで何故男装してたの?」
理由は女だけじゃあ現地の人に何かされるかもしれないそのためにユーリは男装したのだろうと予想した。
「女性だけだとこっちの世界で舐められて大変な事にならないために僕が男装してたの」
予想通りの理由だった。まあ仕方ない未知の世界に行くんだそれくらいの警戒心もたないとな。それにしてもユーリ胸セレーナほどではないが凄かったな俺の手でもこぼれる位あったな
「…稔、何を考えてるの?」
「あー!お米ちゃんと炊けてるか見に行かなきゃ!」
ユーリから逃げるように、いや逃げたそろそろ一緒にお風呂に入ってるセレーナとアンリが上がる頃だろうしカレーを温め直そう。
「いいお湯でした」
「庶民でも毎日お風呂に入れるなんて日本なんて贅沢なの」
セレーナとアンリがお風呂から上がって来た今日買ったパジャマ着ている湯上がりでなかなかに色っぽい。
「それじゃご飯にしようか」
食卓にカレーを並べみんな座る。
「いただきます」
「「「…いただきます」」」
みんな日本風の食事前の挨拶をした、ぎこちない挨拶だがみんな日本に興味を持ってくれたって事なのかな?
「色はあれだけど何だか食欲がわく香りだね」
「日本でも人気のある料理がたらな、冷めないうちに食べよ」
初めて食べるカレーにを恐る恐る口にする。
「うん!美味しい!色を見た時は不安だったけど」
「ええ、私辛い物は苦手なのですがこのくらいの辛さなら大丈夫です!」
みんな美味しく食べてくれる、1人で作って1人で食べるあの頃よりもなんだか食事が美味しくなったな、またいろんな料理を食べさせてあげよ。
「稔おかわりいい?」
「いいよ」
ユーリがおかわりを要求していたお風呂の件があるので肉多めでよそって上げた。
朝は一晩寝かせたカレーを食べてもらおうと思ったがなかなかに好評で全部無くなってしまった。
「それにしてもあんな揺れ日本じゃ当たり前なんだね」
「マナの量から日本は災害が多いって分かってたのに、建物や食べ物とか楽しい事が多くて舞い上がり過ぎた」
そう言えば日本は魔法の基本元素の地水火風のマナ多いとか濃い言ってたもんな。
「地の災害が地震、あとの火水風の災害は何があるの稔?」
アンリが聞いて来た。
「そうだな火なら火山噴火だな日本は世界の確か約10%の活火山がある火山大国とも言われてる」
結構日本人でも知らないよな、地震以外に火山大国と日本が言われているの。
「世界中の10%!って多いの?」
「確かに10%って聞いたら多い感じしないもんね、でも他の国の火山は海の中にあるけど日本は陸に火山が多いよ」
「陸に多いの?!かなり危険だね」
火山で思い出した、鹿児島の桜島よく噴火するから火山灰が積もってバイクがスリップして転んで5針位縫ったって親戚のねーちゃんいってたな。
「水と言ったら島国だから津波それと大雨や洪水だな」
日本は山の多い国だから土砂崩れもあったな。
「津波か海って場で起きるやつだね」
どうやらユーリ達の国は海の無い国らしい。
「6月になったらめちゃめちゃ降るぞ、あと2ヶ月だな」
「あとは風ですね」
「風と言ったら日本なら台風だな毎年かなりの被害がある」
そう言えば親戚の中に台風の被害で一週間も停電した人もいるって母さんが言ってたな。
「地水火風の災害全てあるなんて、よく日本は滅ばないね」
本当だよ改めてどんな災害があるのか上げてみたら日本はよく無事だなと思う。
「これだけ災害が多くてマナが多いから、災害が起きても大丈夫なように日本人は老けにくくなるように進化を遂げたんだね」
「いやたんに食生活の違いだろ」
アンリの考えに突っ込みをいれたが言われてみれば、そんな進化を日本人は遂げた民族なのかも。
「食事と言えばあたしソバが美味しかった、みのるまた食べたい!」
ミルフィが割り込んできた。
「そうか、また連れて行くよ」
「行くといえばあの電車、ボクらの国にも導入したいと思ったよ」
「まだ電気技術がないんだろ、まずは蒸気機関車を走らせたら? ネットで調べたら設計あるだろうから見てみたら」
みんな今日の出来事の感想を語りはじめた。
「わたしは本が安い事が驚きだったな。素材も羊皮紙じゃない植物繊維で出来た紙。あれはいいね、作り方覚えておこ」
「私は落としたおサイフを子供が落とし主に渡した事が驚きでしたね」
海外の人からも落とし物が帰って来る事に驚くって聞くよな。
「なるほど、いい体験なったみたいだな」
「みのる、またいろんな事教えてね!」
みんなが俺を見る、そうだなまたどこかに行こう。
「それじゃ俺は疲れたからお風呂入って寝る」
「そうですね私達も今日は休みましょう」
みんな眠たそうだ、でもその前にこれを渡さなきゃいけない。
「待ったみんな、寝る前にこの化粧水使っていいよあとコットンも」
俺の使っている化粧水をユーリ達の前に出した。
「いいの?」
「いいよ美肌は乙女の永遠の研究テーマだろ、俺は健康のためだけど」
「そうですね使わせてもらいます、日本の化粧水とても興味があります」
4人はペチペチと化粧水を付けた。
「サラサラしていていいね!」
大変満足してくれたようだその様子をみて俺はお風呂入り今日は寝た。