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This is a pen

異世界からやって来た、ユーリにそう言われ俺は思わず。

「やっぱりか」

「やっぱりかてっ!信じるの?!」

ユーリがなんか見ていて気持ちいい位驚いた。

「妖精なんて見たことないし死んで女神にも会ったからもうそう簡単驚いたりしない」


「…まあいいや、それで僕らがこっちの世界にやって来た理由はエクスベルド王国のフィオーネ姫が魔王にさらわれこちらの世界に逃げたからなんだ」

一国の王女が魔王に誘拐された、兵士はちゃんと仕事してたのか?と言いそうになったがその言葉を飲み込んだ。


「おそらく、さらった理由は王族に伝わる時空魔法を手に入れる事でしょうね、そしてこっちの世界で何かしようとしているはず!」

「それで僕とアンリそして神殿で働く聖女セレーナに妖精の国からミルフィが選ばれ同じ時空魔法使える女王にこっちの世界に送ってもらったんだ」

「たったの4人だけ?!」

一国のお姫様がさらわれたのに少なすぎる。


「まあ残念ながら時空魔法で一度送れるのは4人位が限界、また時空魔法使うには時間掛かるから少数精鋭で私達が選ばれたの」

少数精鋭?と疑問に思った事が顔に出てしまいアンリが言って来た。

「本当に実力揃いなんだから!普段ならワーウルフ(なんなやつ)楽勝だから!」

「でもなー苦戦してたし、てかあんなのが当たり前のようにいるの?!」

あんな危険な生物がウジャウジャいるのが当たり前の世界らしい少し恐怖覚えた。


「いつもなら簡単に倒せるけどこっちの世界のマナが多くて濃いからいつものように術が使えないのよ」

多くて濃いから使えない?むしろ使いやすいのでは?

「魔法の基本元素は地水火風たとえば火の魔法なら火のマナを使いますがマナの量が多いから火以外のマナも取り込み上手く発動せず、マナは濃いから扱いずらいのです」

セレーナの説明を聞いてだいたい解ったお米を炊きたいけど不純物が混ざって炊けない、濃い味のままでは食べられない料理そんな感じのイメージが正しいのかな。


「この国そうとう大きな天災が頻繁に起きてるね」

「えっ!何でわかったの日本がよく被害に遭ってるって?」

確かに日本はよく災害が起きてる、何故解ったのかミルフィに聞いてみた。

「マナが多い場所は自然災害がよく起きるから、でも大抵は1か2種類マナが多い場所はあるけど地水火風のマナ全て多くて濃い場所あるなんて、とても国を創れる場所じゃないよ」


確かに日本は(地震)(津波)とか(火山噴火)(台風)とかの災害多いから地水火風のマナは多いのだろ。

「そしてマナが多いから私達は軽いマナ中毒になって身体的に辛くていつものように戦えなかったの」

「まさかここまでのマナの量とは僕も思わなかったよ」

確かにミルフィ除いて3人は少し気分が悪そうだ。


「寝泊まり場所は有るの?無かったら家に来る?両親は海外出張、妹は寮にいていなし大丈夫だよ」

気分も悪そうだし4人に家に来ないか提案した。

「えっ!いいのですか?でも…」

泊める所を提供してくれるのは嬉しいが会ったばかりの男の家に泊まるのはやはり抵抗があるようだ。


「困った時はお互い様って言うし男の俺が何かしようとしたら男のユーリを頼ればいいだろ」

「ああそうだね何かあったら僕が君を斬る、…でも君は本当に善意で言ってる」

ある程度俺の事は信じてくれているようだ。

「当たり前だ、死んで蘇生してくれた相手に失礼な事できるか、それにしても本当にすごいなケガもう完治したよセレーナ本当にありがとう」

「その事なのですが私は蘇生しただけでケガは治してないのです」

「? どういう事?」

そして俺は死んで自分に何が起きたかを知った。


「つまり死んで復活して新たな力の一つ()()()()のお陰で完全完治したと、ついでに()()()()と言う力まで手に入れたと」

自動回復まあいいだろでも、背水の陣あの死にかけた時の力はチートじゃない完全なバグだろ一億倍ていかれてるよ。


「時空の女神プルートから貰ったスキルの一つアナライズであたしが確認したから間違いないよ」

ミルフィが教えてくれた、あの女神の名前プルートって言うかそして気になった事を聞いた。

「その口ぶりだとまだ色々スキル貰ったみたいだね他には何を貰ったの?」

「3人は言語理解だけ貰って、あたしはまだ与える事が出来るって言うからアナライズも貰った」

「あっ!そう言えば普通に日本語通じてたね!」

スゲーな女神の力、こっちの世界だと日本語の習得難易度はカテゴリー5+にされてる世界トップクラス難しさなのに喋れるように出来るなんて神様すげえな!


「色々解った所で家に案内するよ、でもその武器ってなんか魔法の道具で隠せたりしない?剣とか見つかったら通報されるから」

ダメ元でそんな便利な物有るのか聞いてみた。

「ああそうだね収納するよ」

ユーリ達の武器が腕のブレスレットに収納された、便利だなあのブレスレット余っていたら俺にもくれないかな、今度交渉してみよう。


俺の頭にミルフィが乗って来た。

「それじゃ案内お願い!」

「あいよ!」

歩いて十数分かかる我が家に案内する、異世界の建物や色々物が珍しいからか途中説明を求められたが目立つ格好なので家に着いたら話すと言って静かにしてもらった。


「ここが俺が住んでる家だよ、入る時は靴は脱いで入ってね」

職質や通報もされる事もなく無事我が家に着いた。

「失礼するよ」

「失礼します」

「お邪魔します」

「こんにちは!」

珍しい物を見る目で家の中を見る4人、とりあえず客間に案内してお風呂に入ってもらおう事にした。

「それじゃこっち来てこの部屋と隣使っていいから、それで明日色んな所の案内と買い物をしよ」

話し掛けるが異世界の家の中が珍しいのだろう聞いてない。


「どうした何が気になった?」

「どれもこれも気になる物が多くて何をどう聞けばいいのかわからない状態」

アンリが応えてくれた、そう言えばこの4人の世界どんな感じ何だろう?やっぱり中世ヨーロッパな感じかな?そんな事を考えながらカレンダーに明日の予定を書き込む。


「え!稔その手に持ってる物は何?!」

4人が俺が持ってるペンに注目する。

「これ?これは…」

待てよこの4人は言語理解と言うスキルを持ってるだよな日本語以外って通じるのかな?あの英語を使ってみよう。


「 This is a pen!」

「え!これがペンなの!?」

「インクも使わないのに書けるなんて!」

通じた! This is a pen見れば分かるだろとなる This is a penいつ使うんだよとなる英語、どうやら言語理解は日本語だけ分かるわけではないようだな、それが分かり俺は4人お風呂の使い方や布団の敷きかたを教えて明日の買い物に備えて寝る事にした。



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