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女神様と共に  作者: リーゼスリエ
聖なる水

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21/21

急襲


健司達が聖なる水を目指している頃、後ろから数人の男が健司達をつけていました。


 ガードル、ナイト、そして魔法使いだ。

 今にも飛び出しそうな雰囲気だ。


「健司のやろう、女共をはべらかしやがって。」


「まぁまあ、後ろから狙って、バーレラを攫えばいいんだろう?」


 ナイトがガードルに聞いた。

「そうだ。バーレラは天才の剣士。健司には釣り合わない。」


「では、魔法使いが魔法を放ち、ガードルが攫って、俺がミルキさんとベルカを抑えればいいんだろう。」


「では行くか。」


 魔法使いが後ろからファイアを繰り出した。

炎の魔法が健司達を襲う。


「危ない!」


 ミルキが叫んだおかげで健司達は回避した。

しかし、ガードルがすぐさま動いて、バーレラに近づき、気を失わせた。


「うっ。」


 バーレラは気を失った。


「バーレラ!ガードル、ここまでするのか?」


「すまないね、ミルキさん。ガードルは健司のこと気に食わないみたいだ。」


 ナイトが申し訳なさそうに言った。

「そう、それがあなた達のやり方ね。」


 ベルカは激怒した。

 全員寒気がした。

 ここまで怒るベルカを健司は見たことがなかった。


「ベルカ、落ち着け。」


 ミルキが冷静になるように言った。


「ミルキ、私はサファイアのやり方が心底気に食わない。」


「ははは、ルビーのギルドはかつてサファイアと同レベルの冒険者がいたが滅んだ。何故だか分かるか?ベルカ、お前が死なせたんだ。」


 健司は混乱した。


「じゃあな。」


 ガードルは捨て台詞を吐いて立ち去った。

ベルカは魔法を放とうとしたが、やめた。

 バーレラがいたからだ。


「くっ。」


 ガードル達が逃げようとした時、ゴブリン達が現れた。


「なっ。ゴブリン。何故、ここに?周囲を確認したはずだ。」


「お前たちは畜生に劣る。昔の人間たちは、正々堂々戦った。我々ゴブリンと戦った奴らも知恵を振り絞って戦ったのだ。」


 ゴブリンの鋭い槍がガードル達を襲い、負傷を負った。


「ぐっ。何だこいつらは?」


「撤退するぞ。」


 ガードル達はバーレラを置いて逃げた。


 女神アイリスが聞いた。


「何の真似ですか?」


 ゴブリンはアイリスの方を向いた。


「あの方が連れて来いと。」


「やはり、あなた方はあの時のゴブリンなのですね?」


「そうだ。アイリス、お前を信用していないが、よかった事もある。人間語も喋れるのだ。」


「誰の影響ですか?私は関与していない。」


「誰だろうな?お前がかつて導いた人間の誰かじゃないのか?」


 アイリスは黙った。

 誰か?わからない。ただ、ゴブリンは何かを知っている。


 健司達は驚いた。

 モンスターが喋れる?


「ゴブリンさん、聖なる水に案内してくれますか?」


「不思議な人間だな?でも、アイリスが導くだけのことはある。」


 ミルキとベルカが健司に言った。


「これは一体?何が起きているの?」


「さぁね、でも、敵じゃないことだけは確かだね。」


 健司達は気を失っているバーレラのそばにより、ベルカの魔法ヒールで治療した。

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