急襲
健司達が聖なる水を目指している頃、後ろから数人の男が健司達をつけていました。
ガードル、ナイト、そして魔法使いだ。
今にも飛び出しそうな雰囲気だ。
「健司のやろう、女共をはべらかしやがって。」
「まぁまあ、後ろから狙って、バーレラを攫えばいいんだろう?」
ナイトがガードルに聞いた。
「そうだ。バーレラは天才の剣士。健司には釣り合わない。」
「では、魔法使いが魔法を放ち、ガードルが攫って、俺がミルキさんとベルカを抑えればいいんだろう。」
「では行くか。」
魔法使いが後ろからファイアを繰り出した。
炎の魔法が健司達を襲う。
「危ない!」
ミルキが叫んだおかげで健司達は回避した。
しかし、ガードルがすぐさま動いて、バーレラに近づき、気を失わせた。
「うっ。」
バーレラは気を失った。
「バーレラ!ガードル、ここまでするのか?」
「すまないね、ミルキさん。ガードルは健司のこと気に食わないみたいだ。」
ナイトが申し訳なさそうに言った。
「そう、それがあなた達のやり方ね。」
ベルカは激怒した。
全員寒気がした。
ここまで怒るベルカを健司は見たことがなかった。
「ベルカ、落ち着け。」
ミルキが冷静になるように言った。
「ミルキ、私はサファイアのやり方が心底気に食わない。」
「ははは、ルビーのギルドはかつてサファイアと同レベルの冒険者がいたが滅んだ。何故だか分かるか?ベルカ、お前が死なせたんだ。」
健司は混乱した。
「じゃあな。」
ガードルは捨て台詞を吐いて立ち去った。
ベルカは魔法を放とうとしたが、やめた。
バーレラがいたからだ。
「くっ。」
ガードル達が逃げようとした時、ゴブリン達が現れた。
「なっ。ゴブリン。何故、ここに?周囲を確認したはずだ。」
「お前たちは畜生に劣る。昔の人間たちは、正々堂々戦った。我々ゴブリンと戦った奴らも知恵を振り絞って戦ったのだ。」
ゴブリンの鋭い槍がガードル達を襲い、負傷を負った。
「ぐっ。何だこいつらは?」
「撤退するぞ。」
ガードル達はバーレラを置いて逃げた。
女神アイリスが聞いた。
「何の真似ですか?」
ゴブリンはアイリスの方を向いた。
「あの方が連れて来いと。」
「やはり、あなた方はあの時のゴブリンなのですね?」
「そうだ。アイリス、お前を信用していないが、よかった事もある。人間語も喋れるのだ。」
「誰の影響ですか?私は関与していない。」
「誰だろうな?お前がかつて導いた人間の誰かじゃないのか?」
アイリスは黙った。
誰か?わからない。ただ、ゴブリンは何かを知っている。
健司達は驚いた。
モンスターが喋れる?
「ゴブリンさん、聖なる水に案内してくれますか?」
「不思議な人間だな?でも、アイリスが導くだけのことはある。」
ミルキとベルカが健司に言った。
「これは一体?何が起きているの?」
「さぁね、でも、敵じゃないことだけは確かだね。」
健司達は気を失っているバーレラのそばにより、ベルカの魔法ヒールで治療した。




