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女神様と共に  作者: リーゼスリエ
聖なる水

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19/19

人間の技


健司達は一時、休息を取っていた。


 健司は、ベルカさんに聞いた。


「ベルカさん、さっき人間の技と言っていましたが、知っているんですか?」


「そうね、怪鳥バード、知っている?」


「バードですか?この街にはいないですよね?」


「北の国にある山の一角に住んでいるとされているわ。バードはすぐ捕らえようとするので、1人が防いでいる間に、もう1人が後ろから攻撃する戦法が有効だわ。」


「それって、ゴブリンが使っていた!」


 健司は驚いた。バードなんて聞いたことがないし、ましてや他の国なんて聞いたことがなかったから。

まず、他の国に行くには、検問所を通って出なければならない。入る時も一緒だ。

 噂によると、人間の振りをしたモンスターがいたために国が滅んだことがあるからだ。


「ああ、あの国か。確か、今も健在だっけ?」


 ミルキが聞いた。


「確かね。しかし、ゴブリンが知っているのは何故?」


 みんな考え込んでしまった。


 女神アイリスは今の話しを聞いて、確信した。

セドーラは確か、あの国にいたはず。やはり、ゴブリンが守っているのはセドーラか。だけど、彼女は全して、天国に行ったはずなのに。

 何故?


 アイリスは健司に話しかけた。


「セドーラは昔、その国にいました。ゴブリンは彼女から教わったのでしょう。」


「そうなんですか!しかし、となると厄介ですね。どうすれば?」


「簡単なことです。地中から狙いなさい。あの国には、もう1つ天敵のモンスターがいました。それは、地中から出てくるワームです。」


「ワームですか?」


 健司は不思議そうに聞いた。

 

「ワームは口が大きいので、それによって国はかなり大打撃受けました。」


 健司は悩んだ。

 地中からの攻撃手段、どうすればいいのか。


「みんな、地中からの攻撃をすればいいらしいけど、どうすればいいのかわからないです。」


 ミルキはすかさず言った。

「足払いか。確かに有効だね。健司君、足払いをする有効な攻撃がある。私の槍で足を攻撃して、バーレラで攻撃する。いいね、バーレラ?」


 バーレラも頷いた。

「ええ。それしか無さそうですね。しかし、その間の防御はどうします?」


「それなら、僕が全力で頑張ります。みなさんをお守りします。」


「しかし、健司さんが危ないのでは?」


 ベルカが反論した。


「大丈夫です。僕には、アイリス様がついていますから。


 アイリス様は頷いた。

「いいでしょう。守りましょう。健司、好きなようにやりなさい。」


「しょうがないね、健司さんが傷ついたら、優しく癒してあげる。」


 バーレラが健司を抱き寄せて言った。


「危ないです。ベルカさんはあなたを狙っています。」


「私は狙わないよ、私からはね。」


 その言葉でバーレラに火がついた。


 ミルキはやれやれと言う顔になった。

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