↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/97

85話『約束』

やる気スイッチ凸\(´L_` )


松尾との約束の日になった。

ついでにお姫様との約束の日でもある。

まぁ、あの約束は夜なので後でも良いだろう。


昼に全員を集め。俺と松尾の料理の審査をしてもらうことにした。


「ナギ坊!待ってたぜ!」


「ああ」


自宅のリビングに行くともう既に全員が揃っていた。

ルナは何事なのかと周りを見回して居たのを子供組に説明されていた。もう打ち解けたのか仲良さげに会話をしている。


「よぉ、待ってたぜ。」


松尾が腕を組みながらそう言ってきた。

何処で手に入れたのか料理人のような服装になっている。


「自信作は出来たのか?」


「ああ。俺史上最高作だ!楽しみにしてろよ!」


「そうしておく」


今日、俺が作るのはシンプルなチャーハンだ。

色々な事を試したが結局これが一番納得のいく味になった。


材料も特別変わったものは入れてない。


自家製 オークのチャーシュー

ロックバードの卵

うちで採れたネギ

塩コショウ

醤油

うちで採れた米を水で軽く洗ったもの。



これだけだ。


アイツの方はどんなものかと見た。


キムチ

温めた米

塩コショウ

豚肉

ネギ

それとゆで卵?もしくは温泉卵だろう。

等を用意していた。


間違いなく奴はキムチチャーハンだろう。


松尾と目が合うとニヤリとしてきた。

相当自信があるらしい。


エル達はまだ〜?等と言いながらこちらを見ている。

今熱いシーンなんだが。


それはそれとして俺達は料理を作ることにした。


松尾の奴、手際がいい。主婦並だと言っていたのは嘘では無いらしい。


負けてられないとこちらも調理を行っていった。



─────────────────────────


出来上がった。奴も出来上がったらしい。


2人ほぼ同時に出来上がった俺達は料理を盛り付けて行き、エル達に持っていった。


「さぁ!食べてくれ!俺の自信作だ!」


「俺も自信作だ。」


エルはふむ。と値踏みする様に料理を見て、そしてパクリと食べた。いつものようにガッつかないようだ。


他の連中も真面目な雰囲気で食べている。

子供組がふーむ。と言いながらもぐもぐ食べているのは微笑ましい光景だと思った。


投票の結果

俺12票

松尾6票

だった。圧勝と言っても良いだろう。


「クソぉ、自信作だったのにな〜」


「俺の勝ちだな。」


フッと言いながらドヤ顔してやる。


「くっ」


とは言え、こいつの料理技術も相当なものだ。

きっと自炊派なのだろう。


「これで勝ったと思うなよ!!」


と言って松尾は走り去っていった。


アイツは雑魚キャラか何かなのか?



─────────────────────────


会場の後片付けを終えた後。

その場に居た連中と軽く宴会のようなものをした。

と言うのも、エルが駄々を捏ねたからである。


「もっと食べたいのじゃぁ!そして呑みたいのじゃぁ!」


と言った具合に。


大の大人(見た目は子供)が駄々を捏ねているのを見るに堪えなくなり、仕方なく宴会をする事にした。

もちろん料理は全て俺が作る羽目になった。

せっかく作った酒のストックも無くなった。

綺麗さっぱり文字通りの意味で一滴も残らずに、だ。


もしかしたらこれが勝者の責務と言うやつなのかも知れない…


物陰で松尾が笑っている気がするのは気の所為だろうと信じたい。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。