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76話 『料理対決』

気がついたら一月以上経っていた...

ライザのアトリエとかFGOとかにどハマりしている間に時間が加速していた...?


うーん、自分から言っておいてなんだがちょっと面倒になってきた。

でもまぁ、一度言ってしまった以上やるしか無いなだろう。


とは言え、何にするか。


「とりあえず材料は腐るほどあるんだよな。」


米に卵に長ネギ、オーク肉を使ったチャーシュー、キムチ、シラスっぽい小魚、エビ、片栗粉、カニっぽい魔物、人参、キャベツ、塩、コショウ、カレーのスパイス、ニンニク、生姜、醤油、オークから取れた脂の塊、鳥の魔物から取れた鶏ガラスープ。


とりあえずこれだけあれば普通の炒飯、キムチ炒飯、餡掛け炒飯、シラス炒飯、エビ炒飯、カレー風味の炒飯は作れるな。


「まぁ、やるだけやってみよう。」


────────────────────────────


しばらくの間インターネットでレシピを調べてそれにアレンジを加えてみたりしながら何種類か作ってみた。

ちなみにまだ1つも試食をしていない。

作った物は直ぐに亜空間に入れて保管しておいた。


「ふぅ、結構作ったな」


ふとスマホの時計を見るともう晩飯の時間になっていた。

そんなに地下室に籠もりっきりだったのか。

この時間じゃ試食は無理だし、とりあえず晩飯を食べた後だな。


秘密の地下室から自室に出ると


「む、やはり地下があったのか。」


「.........いつからそこに居たんだ?」


「ついさっきじゃよ。お主が珍しく遅いから呼びに来たら丁度お主がそこから出てきたって所かの」


ついに見つかってしまったか...

元々隠していた訳では無いのだが。

いや、悪戯心と言うか少年心で友人にしか教えない秘密基地と言う物を隠しておきたいと少し思っていたのは事実なのだが。


「主、そこには何があるんじゃ?」


「酒蔵兼酒場」


「酒!?酒と言ったのか!?」


「ん?エルって酒を飲むのか?」


今までそんな素振りを見せなかったからてっきり飲まないのかと思って居たのだが。


「うむ!我は無類の酒好きなのじゃ!」


「へぇ...そうなのか。」


エルが飲んでいる姿を想像してみる。

うーん、ダメだなこれ。犯罪臭しかしない。


「の、のぅ主...?」


「ダメだ」


「まだ何も言っておらん!」


「お酒はダメだ」


「何故!?」


「子供組に悪影響だろ?」


「うーむ、それもそうじゃが。童達が見てない所で飲めば問題なかろう?」


「.........分かった」


「何じゃその間は!?」


「気にするな。それよりも飯だ飯。セアルを待たせると後が怖いぞ?」


主にしばらくの間、微笑ましい物を見る顔で見られる。

怒られている訳では無いし、悪意を感じる訳では無いんだが、あの視線はなかなかに居心地が悪い。


「?」


エルは気づいてないか。まぁ、飯に夢中だもんな。


「主」


「何だ?」


「夕餉を食べながらでも酒は飲めると思うんのじゃが。」


と、こちらをチラチラ見ながら言ってくる。


「.........はぁ、しょうがないな。」


「やったのじゃぁ!」


ただし、ジュースと変わらない程度の度数だけどな



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