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69話 『ハンバーガー』

お腹空いてきた。久しぶりにモ〇バーガーにでも行ってくるかな。


「ふぅ...な、なんとかやり遂げたぞ...」


正直もうやりたくない。単純作業の繰り返しって疲れる。

カレーみたいに寸胴1つで大量に調理できるなら楽なんだが、こういう一つ一つ作るものは手間暇が掛かる。面倒臭い。

それに、こういう一つ一つ作るものはすぐ冷める。

まぁ、出来た物はすぐに亜空間にしまって置いたので良いのだが、普通なら冷ましてしまっているだろう。

こういう時、魔法の便利さを感じるな。


とりあえず、二度寝しているエルを起こすか。


────────────────────────────


「エル〜飯だぞ〜。」


うーん、飯でも反応しないとは。相当、熟睡してるみたいだな。


とりあえず部屋に入ってみた。するとそこには...


「すぴーすぴー」


だらし無い姿で寝ているエルの姿がそこにはあった。


「あーあ、毛布もぐちゃじゃねぇか。」


「すーすー」


「おい、エル。起きろ。もう昼だぞ?」


と言って身体を揺すってみたが。


「んむー。あと5分...」


うーん、これは致命的だ。


「飯は食べないのか?」


「むにゃぁ...食べるのじゃ〜」


「じゃあ起きろよ。」


再度揺すってみる。


「起きる〜起きるのじゃ〜」


と口では言ってはいるのだが、目が1ミリも開いてない。


「仕方ない。最終手段だ。」


そう言ってエルの目の前にハンバーガーを取り出す。


「ぅうん?うにゃ〜いい匂いじゃ〜」


と言って横になって目をつぶったまま手を伸ばしてパタパタしてる。何だこの生き物、可愛すぎる...


「...食べたいか?」


「うむ〜食べたいのじゃ〜」


「じゃあ起きろ。でないと全部食べちまうぞ?」


「!?ま、待って欲しいのじゃ!起きる!起きるのじゃ!」


「嘘だよ。ほら。下降りて食べるぞ。」


「ふぅ...分かったのじゃ」


「最近寝すぎじゃないか?」


「いや、むしろ最近は早寝早起きし過ぎてるのじゃ。

1人だった時は食べたい時に食べて寝たい時に寝てたのじゃよ。」


「何か...自堕落な生活だったんだな。」


羨ましくもあるけど。


「それに...夜はその...あれじゃし、寝てる時間はそんなに多くも無いのじゃよ?」


「...............そ、それもそうだな」


すまん、それは俺が悪かった。


「むしろ主はそんな少ない睡眠時間で動けるのか分からないのじゃ。我も竜形態なら数年でも寝ずに動ける自信はあるのじゃが、人型では2日が限界じゃ。」


「まぁ、それは慣れてるかどうかの違いじゃないか?もしくはステータスかスキルの差だろ。」


「主のステータスが未だにみえてないから分からないのじゃ...いい加減見せて欲しいのじゃ」


「うーん、引かれたくないから見せないでおく。」


「そんなにか?我も結構自信があるのじゃが、それでもかの?」


「まぁな」


「そうか...じゃあ約束通り無理矢理にでも見るのじゃ!」


「見てもいい事なんて無いだろう。」


「なぁに、ただの好奇心じゃ。」


「...好奇心猫を殺すって事にならないといいな...」


「ん?何か言ったか?」


「いいや、なんでもない。それよりさっさと下降りるぞ」


「うむ。」


「あ、そう言えば人が来てるんだ。」


「む?誰じゃ?」


「松尾って言う男だ。まぁ、俺の悪友だな。」


少しおどけてそう言ってみる。


「ふふ...そうか。」


────────────────────────────


エルをテーブル席に座らせた後、松尾を呼んだ。


「お、やっと出来たか」


「やっととか言うなよ。結構手間暇掛かったんだぞ?」


「ほぉ、じゃあ味は期待して良さそうだな。」


「おいおい、ハードルを上げんな。後で後悔しても知らないぞ。」


「はいはい。とか言って美味しいパターンだろ。」


─────────────────────────────


松尾を1階に連れてきた後、2人の自己紹介が始まったのだが...


「我は竜...火龍のエルリアンジェじゃ。

そして、主の番じゃ。よろしくの。」


こっちをチラッとみて頬を染めるのは可愛いから止めて欲しい。いや、むしろ止めないで欲しい。


「あー、えーと俺は雨宮松尾です。こいつの...えーと、悪友かな?まぁ、よろしく。」


こいつは初対面の奴にはちゃんとするんだよなぁ。

と言うかちゃんと出来るんだよな。


「うむ。じゃあ早速昼餉にするかの。」


「ああ、そうするか。」


と言う訳で大皿を出し、そこに出来たハンバーガーを並べていった。ちなみに、この皿には保温効果を付与しているので食べ物が冷えたり、温かくなることは無い。あくまでもその温度の維持と言う風にしてある。

そして、全てのハンバーガーを並べ終わった。

500個近くはあると思う。


「よし、これで全部だ。」


「おおっ!待ってました!」


「じゃあ冷めないうちに食べるのじゃ!」


「いっただっきまーす!」


モグモグバクバクゴックンゴックン

なんて音が聞こえてきそうな食べっぷりだ。

エルはいつも通りだが、松尾ってこんな大食いだったか?

山のようなハンバーガーがみるみるうちに消えていく。

胃袋はブラックホールにでも通じてるんじゃないか?


ってまずい!このままだと俺の分が無くなる!



新作もちょっぴりだけ書いて投稿したので作者ページからぜひどうぞ。

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