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62話 『飯テロ』


自宅に帰り、セアルに帰った事を伝えた俺達は、いつもの定位置に座ってアニメを見ていた。


ちなみにアニメの今期やつだ。

しかし、異世界に来てもアニメが見れるって言うのは素晴らしいな。正直もう帰る必要とか無いだろ。あ、でも小説だけはどうしようもないからな。いや、出来るか?創造魔法で創れば...ってそれはダメだな。

アニメはキチンと地上波のやつを録画って形にしているからギリギリセーフ。いや、かなりのグレーゾーンだが、まだ良い。だが小説を何の対価も無いまま読むと言うのは俺の主義に反する。

だがこのままでは読めないな...


今まではアニメやら街づくり何かで誤魔化していたのだが...これだけ小説の事を考えていたら小説欲がメラメラと湧いてきてしまった。


うーん、どうしたものか...


あ、そうだ。ネット通販でもするか。

となると住所やネット通貨何かが必要になるんだが...それなら何とかなりそうだ。


1回向こうに帰ってから金でも創って査定してくれる店で売って金稼いでからテキトーな家を一括払いで買ってそことこっちを繋げよう。

多分身分証とか印鑑何かも必要とされるのかも知れないが、それは元実家から回収するか創って使おう。


あー、でもエルにあんな事を言った手前、帰る訳にも行かないよな...


うーむ、あ、そうだ。なら電子書籍として買ってからこっちで創れば問題ないだろう。

これは完全にアウトだとは思うんだが...まぁ、何の対価も払わないまま読むよりは数百倍もマシな筈だ。

買ってはいるからな。


そもそも電子書籍で読めと思われるかも知れないだろう。だがな、俺は本は紙で読みたい派なんだ。

そのため、我が家の地下には書庫が創ってある。

ああ、もちろん元々買ってあった本のみ入れているので俺の主義的にはセーフだ。まだアレの存在はまだ誰にも教えてない。表向きには俺の工房としてあるんだが、実はそこからさらに地下室がある。

まぁ、俗に言うB2階ってやつだ。

たまに1人になりたい時に籠って読んでる。

とは言え、じっくりと読んでいたらいくら時間が合っても足りないので時間を遅くする魔法を掛けている。確か1分を1時間にするように設定してあった筈だな。


そんな事を考えていた時、見ていたアニメの食事シーンが始まった。


「うひゃ〜!美味しそうなのじゃ〜!」


うわぁ、これは確かに飯テロだ。

このアニメの監督は本当に食事シーンの手を込んでいる。あー、何でアニメに出てくる骨付き肉ってあんなに美味そうなんだろうな。


「のぉのぅ!主!」


「どうした?」


「これを作ってくれ!」


はいはい、言うと思ったよ。


「ふむ、出来るかどうかは分からんがやるだけやってみるか」


「おぉ〜!主!愛してるのじゃ!」


ははっ。現金なヤツだな。


「はいはい。俺も愛してるよ。」


「っ!?」


とからかってみるとエルの顔が真っ赤になった。

アニメだったらボッ!と言う効果音が付きそうだ。


「ぁぅ...あう...」


と固まっているので、とりあえず頭を撫でておいた。


あーあ、俺の嫁は可愛いなぁ。


──────────────────────────


その事をセアルに伝えると、今日の晩飯は俺が作る事になった。ちなみにエルはフリーズ中だ。


さて、今日のメニューは骨付き肉と野菜のサラダ、ローストビーフ、それとデザートにフルーツポンチでも作るか。


まずは骨付き肉だな。

外から焼いて中まで火を通すのは大変だな。

電子レンジか蒸し焼き何かにすれば出来るのかもしれないが...


「まぁ、面倒くさいから魔法でやるけどな」


と言って魔法で火を出して焼いた。


この魔法の検証を重ねた事で分かったのだが、この魔法、実は火を出して自在に操るのでは無く、熱量を操作する能力だと言う事が判明した。

と言っても、マイナスまでは下げられないんだがな。

限界まで操作したとしてもプラス5度までだ。


まぁ、これで何が出来るのかと言うと


表面温度を500度程度の高温で焼いて中の温度を50度程度の低温でじっくりと焼く。そうすることで外はカリッと、中はジューシーな肉が焼き上がる。


そういえば炭火で焼いた肉が美味しいのは遠赤外線が何たらって話を昔に聞いた気がする。まぁ、本当なのかどうかは知らないのだがな。


と言う訳で肉を魔法で自動調理している間に野菜の下拵えだ。と言っても水で洗うだけだが。

ちなみに今回使う野菜は農場で育てたキャベツ、ミニトマト、人参、大根だ。

人参と大根は細切りにしておき、一部の人参はドレッシングにした。キャベツとミニトマトは水洗いをしただけだ。あ、トマトのヘタは取っておいた。鮮度云々に影響があるのかも知れないが、あれは食べる時に邪魔になるからな。

まぁ、そんな感じで出来た野菜を大皿に盛って完成だ。


続いてローストビーフだが、これはビーフと言っているが普通の牛では無く、異世界産の牛を使っている。確か名前はキャトルとか言うやつだったな。

まぁ、いつの間にか亜空間に入っていたからどんな生態なのかも知らないし、特に興味も無い。


とにかく、その肉を使って肉をローストして行く。

まぁ、手順はさっきの肉と似ているんだが、こっちの場合はアルミホイルに包んで周りを火で熱するだけだ。

温度を調節し、内部温度が50度程度になるようにしておいてある。


最後はお待ちかねのデザートだ。

今回のフルーツポンチは巷で有名な炭酸水を入れた物にしようと思う。

作り方は簡単。果物、今回は蜜柑、桃、パイナップルを皮剥きしてからカットしてそこに炭酸水をぶち込むだけだ。あ、ちなみに炭酸水と言っているがただのジュースだ。

無味の炭酸水は個人的にあんまり好きじゃないしな。

本当は缶詰タイプの果物だったら無味の炭酸水に缶詰の中のシロップで割っていい感じに調整出来るのかもしれないな。


そんな感じで料理を作っていった。


────────────────────────────


料理を作り始めてから20分ほど時間が経った。

ようやく全ての料理が完成した。

ローストビーフが結構時間が掛かりそうだったのでちょっとチートを使った。そう、時間操作だ。


後は2人を呼んで飯にしよう。


と思っていたのだが...


「おいおい...何でお前がここに居る?」


「えへへ、来ちゃった。」


と言ってテーブル席に座る内田が居た。


「はぁ...」


これはまず間違いなく面倒くさいことになるよなぁ...

あー、研修期間も終わって、これから本格的なお仕事が始まってしまう...

はぁ...仕事したくないなぁ

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